京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




永平寺は七堂伽藍と呼ばれる主たる7つの建物の他にも様々な伽藍を配しています。
その中の1つ「傘松閣」は昭和5年(平成7年改築)に造られた比較的新しいものですが
2階にある156畳敷き大広間の絵天井が見事です。
   
当時の著名な画家144名によって描かれた花鳥など230枚の彩色画が圧巻!
実際の室内は僅かな照明で暗くかなり落ち着いた雰囲気です。
   
絵の中でも鯉2枚、唐獅子2枚、リス1枚を見つけると願いが叶うとか・・・
見つけてみるととても探しにくく、探し当てた頃には願い事をするのを忘れてましたw

この5枚だけが花鳥ではなく他の絵に比べると
少し色調が違っているのが特徴。

山門は寛延2年(1749年)に再建された伽藍の中では最も古い建物で
京都などの三門とは趣が違い、両側には極彩色の四天王が安置されています。

一段高い位置にある中雀門から全体を見ることができますが
木々が前面を覆っているので正面から写すのは難しい配置になっています。

中は順路の1つで板の間になっています。大庫院にかけられている大きなすりこぎは
仏殿改築の際に地突きに使われた棒を丸めたもので、3回なでると料理が上達するとか
   


雨上がりの新緑



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )