京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




京都御所の周りを囲う築地塀、東北の位置だけ欠けを作るように凹んでいます。

猿が辻と呼ばれるこの場所は御所の鬼門にあたることから
屋根裏には日吉山王神社の使徒の木彫り猿が鬼門除として鎮座しています。

金網越しで見つけにくいですが、夜ごと抜け出しいたずらをすることから
閉じ込められたのだとか・・・烏帽子をかぶり御幣をかつぎ雲の上にちょんと座った姿がミステリアスで楽しい。



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聖護院八ッ橋さんが時期ごとに出される創作八ッ橋
本店さん以外は売っている所が少なく手に入れるのが難しいですが
京都駅では地下の「匠味」で比較的手軽に買うことができます。

一口サイズのかわいい大きさで季節や行事などに因んだものが作られます。
今は松竹梅を模った『正月菓』と紅白の干支(サル)のデザインの『干支菓』
普通の生八ッ橋よりもやや歯ごたえがある食感がもっちりと美味しい!

創作八つ橋専門店nikinikiさんとは一味違う優しい色合いで
お値段もリーズナブル!(生菓子扱いなので日持ちはあまりしません)



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護王神社の拝殿に飾られる平成28年丙申年の大絵馬(高さ2.7m幅4.3m)
小田岳堂氏による「猿の三番叟」の原画をもとに制作されたものだそうで
1月末まではこちらに置かれその後は聖鳳殿東壁面に移されるそうです。

神社を出た東北の位置、烏丸通に面する歩道の一画に鬼門災除猿の
石碑が新しく建てられています。八角板に絵馬と同じデザインの図柄。
 
表側は座立亥串、裏側に鬼門除猿が描かれています。
申年に合わせて建てられたのかも?

平成29年には御遷座130年記念事業として本殿遷座祭が行われます。
 
近くの菅原院天満宮の絵馬は昨年までは毎年絵画調の干支が描かれていましたが
今年から文字に変わっていました。



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猿田彦大神をお祀りする「幸神社」(さいのかみのやしろ)は出町柳から商店街を抜けて寺町通を北へ行き
案内石碑が建つ所を左折し西に歩いた住宅街の中にある小さなお宮さん。
 
平安京の鬼門にあたるこの地に出雲路の道祖神として置かれたのが始まりで
現在も御所の鬼門を守る神社でもあります。

鳥居を入り正面の本殿でお参りをして建物の東北(右側)の位置に周ると
”ここにおさるがいます”という案内板
格子の隙間から覗き込むと上の方に猿の木像が見えます。
 
御幣を持ち烏帽子をかぶった趣のあるお猿さんは日吉山王の使徒
日光東照宮の三猿を作った左甚五郎作とも伝わっているそうです。

鬼門猿の横に別の石鳥居があり奥には石神さんがお祀りされています。
 
この霊石は”おせきさん”と呼ばれ平安時代のものがそのまま残っているそうです。
中には入れないようになっていますが・・・
石に触れると祟りがあり拝むと良縁に恵まれ御利益があるとか。

元は疫神や悪霊を塞ぎ(さえぎ)る塞(さい)という字を書いたそうですが
幸という字になり”さちじんじゃ”とも呼ぶそうです幸運が訪れそうなハッピーな名前ですね



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下鴨神社の南鳥居前に茶店を構える「さるや」さん
宝泉さんが営むお店で門前菓子の申餅(さるもち)を復活させて出されています。

今年の干支でもある”申”に因んだお菓子というのは大変珍しいですが
葵祭期間中の申の日に食べて無事息災を願った故事に由来しています。
 
ほんのりとあかね色に染まったお餅は明け方の空のはねず色で
生命が生まれる瞬間を表すというおめでたい意味があります。
身体を清めて元気を頂けるそうで、中に入った小豆は厄除けにもなるのでお正月に良さそうですね。

茶店近くの下鴨神社の末社「相生社」はえんむすびにご利益があることから
それに因んだ「良縁ぜんざい」も人気、参拝と合わせて食べると良いそうです。
 
あいおいさん(相生社)の御神木「連理の賢木」(れんりのさかき)は
2本の木が途中で1本に結ばれている珍しい木で鴨の七不思議の1つにもなっています。
縁結びの神様の御神徳により結ばれたとされ、この社の木が枯れると
糺の森の何処かで2本の木が1本に結ばれているそうです(現在の木は四代目)



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下鴨神社(賀茂御祖神社)平成28年申年の大絵馬は猿楽の式三番(三番猿楽)を描いたもの
禅語の一節『桃花笑春風』(とうかしゅんぷうをえむ)は桃の花が春風に咲きほころぶ春の喜びをうたった言葉。



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哲学の道から東へ入った「大豊神社」末社、日吉社の使者『狛猿』
比叡山延暦寺の守護社でもある日吉社にお山を守る猿として鎮座しています。
邪気を払ってくれそうな神楽鈴と扇子を持った愛嬌ある姿がかわいい
京都では新日吉神社や御所の猿ヶ辻、幸神社や赤山禅院などでも鬼門除けの猿を見ることができます。

平成28年 丙申 元旦



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