越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

イヌタデ(犬蓼)

2009-09-03 21:51:20 | 山野草(赤・ピンク花)
【イヌタデ(犬蓼)】
野草:タデ科 イヌタデ属
花期:6月~11月
名前の由来:名前はヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないために「イヌタデ」と名付けられた。

やや湿った半日陰などに多く、道端や原野・耕作放棄地などに生育する。花が枯れて茶色になったものがあるわけで無し、種子が稔って落ちている様子も無い。花穂を見ると、いつも開花しているものがあるように思える。花弁のように見えるものは、実は顎であり花弁はない。顎が紅色であり、つぼみの時も花が咲き終わった状態でも紅色に見えるわけである。果実が稔るとほとんど茶色にならずに落下するが、次々と新しい花が形成されるので、花序の形そのものは保たれている。
 アカマンマと呼ぶ地方も多く、この花をむしりとって器に盛り、赤飯に見立ててままごとに使っていた。

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イヌコウジュ (犬香需)

2009-09-03 21:32:29 | 山野草(青・紫花)
【イヌコウジュ (犬香需)】
野草:シソ科イヌコウジュ属
花期:9月~10月

山間の道端や草むらなどに生える1年草で、草丈30㌢~60㌢になり茎は4稜で毛が生え、上部で3つに分枝して直立します。葉は対生して柄があり広楕円形~楕円形で片側に6個~10個の鋸歯がある。花は枝先の片側につき淡赤紫色の唇弁花、一度に多く開花することはなく、1つの花序に3個~10個ほど咲かす。萼片は細毛が生え、5裂して先は鋭く尖り褐色を帯びる。名前も薬草としての「ナギナタコウジュ」に似るがイヌコウジュは何も役に立たない事から付いた。

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イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)

2009-09-03 05:36:53 | 山野草(赤・ピンク花)
【イブキジャコウソウ(伊吹麝香草) 】
野草:シソ科 イブキジャコウソウ属
花期:6月~8月

伊吹山に多く,全体によい香りがあることから名付けられました。「草」という名前ですが,これは草ではなく植物学的には「木」です。
ほふくした株に小さな花をたくさんつけて美しいです。学名のとおり日本原産のタイムの仲間です花色は淡いピンクで花つきも良好です。株には芳香があり触れるとかなり強く香ります。



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