ツノマタタケ(角又茸)

【ツノマタタケ(角又茸) 】
野草：アカキクラゲ科 ツノマタタケ属
花期：５月～９月

桧（針葉樹）の倒木発生。高さ1センチほどだが鮮やかな橙黄色でよく目立つ。
高さは1cm以下にしかなりません。有柄で、頭部はへら形～扇形になります。にかわ質～軟骨質で、わずかな粘性を持ちます。食用には向きません。

オヤマリンドウ（ 御山竜胆）

【オヤマリンドウ（ 御山竜胆）】
高山：リンドウ科リンドウ属
花期：８月～９月
名前の由来：亜高山から高山に生えるリンドウなので、オヤマリンドウと呼ばれる

亜高山から高山の広葉草原や岩場に生える多年草です。茎は直立し、茎の先および葉腋に濃青紫色の花を上向きにつけますが、あまりひらきません。

◎２００９年９月１３日　写真１枚追加しました。

オオハナウド(大花独活)

【オオハナウド(大花独活)】
野草：セリ科 ハナウド属
花期：６月～８月

山地の草原に生える大型多年草です。小花柄の縁についている花の外側につく花弁が大きくなっているのが特徴で、葉は大きな羽状複葉で３枚、小葉は大きく切れ込んでいます。草丈は２mに達するものも有ります。
名前の由来は、全体がウドに似ていて小花が美しいから、ハナウドの名になり、ハナウドより、全体ががっしりとして大きく見えるから、オオハナウドの名になっているそうです。　ハナウド　は、野原や低地に自生するが、オオハナウドは、亜高山や本州中部以北に自生しています。

◎２００９年９月１３日　写真１枚追加しました。

イワツメクサ (岩爪草)

【イワツメクサ (岩爪草)】
高山：ナデシコ科 ハコベ属
花期：７月～９月

山に生育する多年草。岩礫地でもっとも普通にみることができる高山植物です。岩の間に砂礫があるような立地の岩陰に白い可憐な花を咲かせており、登山道にも生育しているので、先駆的性格もあるのであろう。名前に「ツメクサ」とつきますが、ツメクサとは異なりハコベ属の植物です。もっとも葉のかたちは線状で、ハコベよりもツメクサを思わせます。花弁の数は５枚ですが、深く切れこんでまるで花弁が10枚あるように見えます。

◎２００９年９月１３日　写真一枚追加しました。

イワショウブ (岩菖蒲)

【イワショウブ (岩菖蒲) 】
高山：ユリ科 チシマゼキショウ属
花期：８月～９月

イワショウブは亜高山帯の湿原に生育する日本特産の植物である。葉はショウブのように表面を内側に折り畳んだ形になって剣状である。草丈は20～30cm程度。花は花茎に小さな白い花が多数咲く。花茎には腺毛が多数あって粘る。
細い葉がショウブに似ていることからイワショウブ（岩菖蒲）の名が。湿原や水分の多い場所に育つが、アヤメ科のハナショウブやサトイモ科のショウブと違いユリ科に属しています。

◎２００９年９月１３日　写真１枚追加しました。




◎開花後ピンク色になり、実が出来始める。


◎赤い実が一際目立ちます。

ヤマブドウ(山葡萄)

【ヤマブドウ(山葡萄) 】
野草：ブドウ科
花期：６月～７月

山地に普通に生えるつる性で雌雄異株の木本で、葉と対生して巻きひげを出し、ほかの木に絡みついて伸びる。葉は互生し、浅く鋭い鋸歯があり、裏面は褐色の綿毛が密生する。葉と対生して円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。果実は紫黒色で球形の液果で、果実酒、ジュース、ジャムなどに利用する。