まずは総門。案内板によると、切妻造の一間一戸四脚門で、桁行3.64m、梁行3.01m。中央の二本の柱は円柱、前後の柱は四角柱で、いずれも欅材を使用し、腰貫がしっかり通っていて全体の作りは簡素にして堅固である。蟇股等も素朴で、室町期の面影を残し、当町内の建築物としては最も古式をとどめているとの説明です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/82/f8b32c7f70173e0a99dc84a388fc8e97.jpg)
総門を入ると、とても美しい山門とその先に本堂が見えてきます。説明によると、山門は、かや葺、寄棟造の三間一戸二重門で、桁行は6.36m、梁行は3.64mあり、礎石は自然石。階上は回廊がめぐり、中央が四扉にあけられ、左右に花灯窓が一つずつある典型的な禅宗様(唐様)の山門であるとのこと。楼上に「正眼(しょうげん)閣」の横額が掲げられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/37/17b35e3fc38192b528d35e91b0abe067.jpg)
本堂側から山門を見た様子です。2本の大木はイチョウで、秋の黄葉は大変に美しいそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/e8/e1b0035759717d2a6a8caca39d5a8edb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/13/b6f6a753ede54c968d4a0c78b5ab97b2.jpg)
本堂の中には入れないので、裏側にまわってみました。モリアオ蛙が生息している裏庭の池のそばに、大きなタラヨウ(多羅葉樹)の大木があります。東京都の天然記念物に指定されています。タラヨウはモチノキ科に属し、近畿以西、四国、九州の暖かい山地に生える常緑樹で、葉は互生で革質、傷つけると落葉しても傷が消えないそうです。案内板によると、目通り幹囲2.45m、樹高19.09m、枝張りは東西で14.24m、南北で15.45mあり、都内におけるタラヨウとしては最大のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/ed/d8224c0ebc694f112d6b4e2aee5300e9.jpg)
広徳寺には、もう一つ東京都の天然記念物があります。裏の竹林の中にあるカヤの木です。案内板はかすれて読みづらくなっていましたが、目通り幹囲5.35m、樹高は24.45m、枝張りは東西13.23m、南北19.39m。樹相は雄大で、多摩地方におけるカヤの最大のものとのこと。カヤの大木の周囲にはロウバイが植えられていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/5c/e1c113b1de1a89195418aad11153a6e3.jpg)
昨日の百草園に比べて寒いせいか、広徳寺のロウバイはこれからが見頃です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/83/5e78611c4d497364952fa21faa4201b2.jpg)
広徳寺の北側に広がる農場です。こいのぼりが泳いでいました・・・
![日記@BlogRanking](http://img.diary-ranking.com/banner06.gif)