8月26日は八王子市無形文化財に指定されている「四谷龍頭の舞」が四谷町の諏訪神社例大祭で奉納される日です。昨年は月曜日でしたが今年はちょうど日曜日と重なったので自転車で出かけてきました。自宅からママチャリ飛ばし、南浅川サイクリングロード、横山橋、長房小、つつじヶ丘トンネル、元八王子中と経由して20分弱で到着します。
陣馬街道に面した一の鳥居(写真左)と境内に面した二の鳥居(写真右)です。今年も参道の両側には沢山の屋台が出店しています。
神楽殿前の広場では四谷龍頭の舞の準備が整っています。14時開演まで残り15分です。まずは拝殿にお参りします。
拝殿脇にこのような立て看板が・・・神棚が3つに分かれているようですが、まとめてお参りしました。少し時間があるので、昨年訪れなかった拝殿西側の裏手を散策。
天満宮(写真左)と加能稲荷社(写真右)です。
午後2時。まず諏訪神社の氏子や保存会の皆さんが入場します。初めは役員の二人が棒を合わせる儀式(写真左)。これは神事だそうです。その次に子供達、保存会の皆さんの太刀の技が披露されます。写真右は真剣での技です。
次に「四谷龍頭の舞」が始まります。保存会の方から頂いたパンフレットによると、構成は、獅子、唄方、笛、花笠(少女6名)、太刀使い(2名)と説明にありました。獅子頭は、御獅子を大獅子、中獅子、雌獅子をめ獅子と呼ぶそうです。最初の演目は庭入り。初めに舞い始めたのは大獅子でしょう。
八王子市の指定無形民族文化財に指定されている四谷龍頭の舞は400年以上の歴史があるそうです。現在祭りで使われていつ龍頭には、正徳2年(1712)墨書きがあり、現在祭りで使われている頭としては都内最古のものだそうです。保存会の方の説明によると龍頭には鳥の羽根と馬の鬣が使われていすそうです。鳥の羽は1本2000円もすると言ってました。
庭入りが終わると、花笠をかぶっていた少女の皆さんはお役御免となり、花笠は花台の上に飾られます。暑い中ご苦労様でした。そして舞台は幣掛り(へいがかり)の舞に移ります。
庭入り、幣掛りの舞共に10分ほど続きます。
幣掛りの舞が終わると、休憩に入りました。この後、一つ返り、太刀掛り、二つ返り、弓掛り、まり掛り、岡崎、歌舞、花笠廻り、かっこ、とられた、と全12節から演目が構成されるようです。最後まで見ていたいところですが、夕方重要な仕事があるため残念ながらここで終了としました。
四谷龍頭の舞は、五穀豊穣、家内安全、雨乞いを祈願するものです。現在猛烈に発達した台風15号が沖縄を直撃していますが、関東地方はカラカラ天気継続中です。地面を潤す雨を期待したいところです。
P.S.
今日娘が出場しているマーチングコンテスト(東京支部:高校以上の部)の結果が応援に行っている奥さんから来ました。見事に勝ち残り、大阪の全国大会出場が決定しました!
(参考)昨年8月27日の諏訪神社例大祭の様子
http://blog.goo.ne.jp/uripapa_as/e/d51a7ad09cbd3fde756cb4a61650fd37
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