ウリパパの日記

自由気ままに・・・

台風15号の爪痕 高尾山

2011-09-24 20:50:36 | 高尾山・陣馬山
関東地方にも遅い秋がやってきました。今朝の八王子の最低気温は今秋最低の12.8度。甲信越の山沿いでは0度近くまで冷え込み、富士山では平年より6日早く初冠雪を観測しました。

今週水曜日に関東地方を直撃した台風15号の威力は強烈でした。雨よりも風が猛烈で、八王子では、最大瞬間風速43.1m/s 、最大風速(10分間) 24.3m/sを記録。最大風速は観測史上最高、最大瞬間風速も1979年10月19日の43.5m/s に次ぐ記録となっています。但し、八王子の風速計は市役所の地上49.8mの高さにあるため、地上付近よりは強めに観測されるようです。

近年まれに見る暴風雨。高尾山では倒木や崩落のため1号路の清滝駅⇔高尾山駅が通行止め、2号路の一部、3号路全線、6号路の飛び石⇔5号路交点が倒木のため通行止めとなり被害の大きさを物語っています。

被害状況が心配になったので、午後から小仏峠→高尾山を歩いてきました。様子を紹介します。台風15号は大きな爪痕を残していきました。想像以上に悲惨な状況です。

 
小仏バス停から、小仏峠、小仏城山にかけては、北東斜面ということもあり被害はそれほどではありません。登山道には折れた枝が散乱していますが、普通に通行可能です。小仏峠にかけては台風で倒れたと思われる大木は3本ですが、いずれも登山には影響が無いように処置済です。小仏城山の西側では、一本の倒木が登山道をふさいでいました。

 
小仏城山から一丁平にかけては、強風が吹きつけた南側斜面を中心に枝が折れたり倒木が目立っています。ハイキングコース沿いの木々は、倒木までは至らなくてもほとんどが北側に傾いています。倒木が道をふさいでいる箇所も目だってきました。

 
一丁平からもみじ台にかけては、倒木が道をふさいでいます。危ない箇所はありませんが、倒木を迂回したりくぐったりする必要があります。このあたりは尾根道の鞍部となっているため、強風の通り道となったのでしょう。被害が集中しています。

 
もみじ台の手前も飛散な状況。

 
高尾山頂にやってきました。ハイキング客でごった返していましたが、倒木が目立ちます。オオムラサキが樹液を吸いにやってくるコナラの木も倒れてしまいました。ショックですね。

高尾山頂からの1号路も、南斜面を中心にあちらこちらで倒木が見られました。3号路は壊滅的な状況のようです。高尾山頂から下山道は、稲荷山コース(途中から6号路も可)か1号路の霞台から6号路へ降りるコースしかなく、帰りは渋滞に巻き込まれてしまいました。下山路は木々の枝が散乱し、まだ滑りやすくなっているので、注意が必要です。

 
倒木の様子ばかりでは暗くなってしまうので、小仏城山で見かけたツマグロヒョウモンの雄と曼珠沙華の群生を紹介します。風雨に耐えた生命力の強さを感じますね。昨日訪れた山田町の広園寺では彼岸花が全てなぎ倒されていましたが、小仏城山山頂では無事だったようです。

なお、初冠雪の富士山は終日雲の中でした。

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府中の森芸術劇場 フレッシュ名曲コンサート

2011-09-23 21:53:12 | 音楽
久しぶりに音楽会へ行ってきました。母親が府中の森芸術劇場のドリームコンサートの4公演セット券を購入していて、今日はお誘いがありました。お彼岸の中日でいつも一緒に行っている伯母が行けなくなったためピンチヒッターです。

府中の森には娘の吹奏楽イベントで行く機会が多いのですが、本格的な音楽会は久しぶりです。曲目は前半がチャイコフスキーのバイオリン協奏曲、後半はマーラーの交響曲1番「巨人」です。オーケストラは日本フィル。このオケを聞いたのは何年ぶりでしょうか。纏まっていて安心して聞いていられますが、可もなく不可もなしといったところ。印象に残るような個性を感じられません。でもオーボエやフルートのソロがうまかった。マーラーの音楽は苦手で良く分からないのでコメントは差し控えますが、今一つだったかな?

指揮は金聖響。初めて聞きました。堅実な音楽作りですが、結構いい音を引き出しています。2階席で見たので指揮振りが良く見えました。流れるようでかつ切れ味もあります。絵になる指揮者ですが、誰かに似ています。家に帰りふと思い出したのですが、音楽作りは全く異なりますが、シャルル・デュトワに似ているのです。

さて、前半のヴァイオリンのソリストは、高校生の山根一仁さん。中学生のときに日本音楽コンクールで頂点に立ち、今年4月から桐朋女子高等学校音楽家(共学)に特待生として入学したそうです(何と娘と同学年!)

エネルギッシュでとても歯切れの良いチャイコフスキーです。技巧的にも素晴らしく演奏が終わると盛大で暖かい拍手にブラボーも混じっていました。音色が美しいですね。今後、齢を重ねれば音楽的にも厚みが増して、深い音色を聞かせてくれると思います。

アンコールはクライスラーの「レチタティーヴォとスケルツォ」。じっくりと聴かせてくれました。とても将来が楽しみですね。

後半はマーラー。私が苦手な作曲家です。長くて退屈という先入観があり、全く演奏会で聞いたことがありませんでした。実際に聞いてみると、美しい旋律が散りばめられているのですが、うーん・・・やはり長い。各楽章共に終わりそうで終わらない。

前半のチャイコフスキーは是非もう一度聞いてみたいですが、マーラーは結構ですね(笑)。後半は何となく印象に残らない、魅力に欠ける演奏だったからかもしれません。

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日影沢を散策

2011-09-19 21:35:16 | 自然
3連休の最終日も残暑厳しく八王子の最高気温は32.4℃まで上昇。今月13回目の真夏日です。夏と秋の境目となる秋雨前線は日本海沿いをゆっくり南下し、北日本や日本海側は秋の空気に入れ替わってきましたが、関東地方はまだ真夏の空気に覆われています。この暑さの中、涼しさを求めて自転車で日影沢まで出かけてきました。

小仏川沿いのカツラ林は早くも落葉が進んでいました。猛暑の影響でしょうか。あと1ヶ月もすると黄葉が見られるのですが、果たして今年はどうでしょうか・・


今日の小仏川は水量もあり川を吹く風も涼しい。マイナスイオンが充満しています。

 
日影沢林道を歩いてみました。秋の花が咲き揃っています。ツリフネソウがあきらこちらに群生しています。キャンプ場の近くではキツリフネの姿も見かけました。


ゲンノショウコです。可憐な花ですね。インターネット情報によると、これに良く似たミツバフウロという花も日影沢では咲いているようです。


汗をかいたので顔をを洗いたくなり湧き水へ行く途中、偶然ツルニンジン(ジイソブ)の姿を見かけました。日影沢でこの花を見たのは初めてです。


咲き始めのイヌショウマです。10月になるとこの花を吸蜜するアサギマダラの姿をよく見かけます。

いつもコメント頂く方からジャコウソウが日影沢で見られるという情報を頂いたので、探してみましたが、残念ながら見つけることは出来ませんでした。


日影沢へ向う途中に立ち寄った駒木野宿で見かけた彼岸花。不思議と毎年この時期になると燃えるように咲き始めます。気温ではなく日照時間を感知しているのでしょうか・・・


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初秋の武蔵増戸(岩走神社例大祭)

2011-09-19 08:51:05 | Weblog
昨日訪れた大悲願寺は武蔵増戸駅と武蔵五日市駅のちょうど中間に位置しています。五日市線は武蔵増戸駅から単線となり、大悲願寺の傍を通っています。ここまで来ると八王子北部から檜原村方面の山並みも間近に見渡せ、東京のはずれにいる実感がわいてきます。


彼岸花が咲き始めています。大悲願寺の仁王門前でも数輪開花しています。仁王門前から南へ向かうと(写真手前方向)、中央線の踏み切りを渡り階段を下ります。その階段側面にも沢山の彼岸花の蕾が見られました。大悲願寺の白萩が満開になる頃には、この界隈も彼岸花で真っ赤に染まることででしょう。


ザクロの実が赤く色づいています。気温は真夏でも、植物の世界は着々と秋へ向けて歩んでいるようです。


大悲願寺の近くにある正一位岩走神社という由緒ありそうな神社で例大祭が催されていました。夕方のお祭りの準備で皆さん忙しそうだったので外から眺めるだけにしましたが、ここの神社には、稚日女尊(わかひるめのみこと)、手力男命(たぢからおのみこと)、棚機姫命(たなばたひめのみこと)が祭られてます。光格天皇の御代(1794年)に正一位の神格を勅許されたことにより、以後、正一位岩走神社と称されているそうです。


幟旗が高々と掲げられています。五日市街道沿いでも、ところどころで同じような幟旗が掲げられているのを見かけました。


五日市街道沿いや民家の玄関先には、紅白の花笠が飾られています。風をうけてくるくる回っています。また花笠には手作りの万灯も備えつけられ、夜には祭りがクライマックスを迎えることでしょう。


五日市街道は車両通行止めです。威勢の良いかけ声と共に、数多くの神輿や山車が練り歩いていました。

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大悲願寺の白萩

2011-09-18 21:31:05 | 自然
残暑が続いています。今日の八王子の最高気温は31.9℃と今月に入って12回目の真夏日です。台風15号が不気味な動きで日本列島を狙っていますが、日本海の秋雨前線帯の南に入り南からの湿った空気の流入もおさまったため快晴の1日でした。昨日までの積雲に変わり、空には巻雲も見られてちょっぴり秋の気配を感じました。でもうだるような暑さです。

折角の好天なので午前中は久しぶりに庭の芝刈り。今シーズン最後の手入れとなるため根性入れて短めに仕上げ、すっきりしました。昼になっても快晴が続いたため、午後から五日市(あきる野市)にある大悲願寺まで白萩の花を見に行くことにしました。高尾からママチャリでとも思ったのですが、距離から推定すると1時間30分ほどかかりそうです。この暑さではさすがに日射病で倒れてしまいそうなので電車を利用しました。


最寄り駅は五日市線の武蔵増戸駅。終点の武蔵五日市の一つ手前です。駅から歩いて1.5kmほど、約20分で大悲願寺に到着します。今日は近くの岩走神社で例大祭があり神輿や山車が出ていました。大悲願寺でもお祭りの準備中です。

さて、大悲願寺は建久2年(1191年)、源頼朝の令により平山季重が建立したのが起源と言われている古刹で庭の白萩が有名です。

 
本堂の正面では白萩が咲き始めていました。まだ2~3分咲きですが境内を埋め尽くす花の量に圧倒されます。きっと今月末には咲き乱れることでしょう。

 
萩は清楚な花ですね。ピンク色の花もチラホラ咲いています。解説によると、ここには白萩文書なるものがあるそうです。仙台藩主の伊達政宗が大悲願寺に立ち寄られたことがあり、後にこの見事な白萩を一株譲って欲しいと手紙を送ってこられたそうです。その手紙は『白萩文書』と言われ、東京都有形文化財として所蔵されています。350年以上も白萩が咲き続けているとは驚きですね。当時の株は残っていないとは思いますが・・・


本堂を西側から見てみました。白萩の傍に弘法大師像が見えます。ここは真言宗豊山派のお寺です。


本堂の解説です。元禄8年(1695)の建立で、近くの広徳寺と同様に西多摩地方を代表する大規模な住宅風方丈型仏堂(六間取り)です。


本堂の西側に建つのが寛政六年(1794年)に建立された観音堂(無畏閣)です。平成16年から18年にかけて大規模な修復工事が行われ、建立時の寄棟造の茅葺型銅版葺で復元されたとのこと。また外面の彫刻は色の剥落ちが激しかったため新たに彩色が施され往年の姿が甦りました。観音堂の中には国指定重要文化財である阿弥陀如来三尊像が安置されているそうです。


彫刻は見応えあります。こちらは向かって左側の彫刻です。大日如来様が極楽に座っています。足元には三途の川でしょうか。


向かって右側には恐ろしい地獄の様子が・・・閻魔様に舌を抜かれたり釜茹でされたり、恐ろしい。。。ウサギと蛇は何をしているのでしょうか。


観音堂の傍には、杉の大木が2本そびえています。樹命は500年を越え、いずれも、あきる野市の保存樹林に指定されています。

 
最後に紹介するのは仁王門です。説明によると、構造は三間一戸の入母屋造で銅板葺。両脇には仁王像が安置され、幕末期の絵師藤原善信、森田五水により、天井絵(市指定文化財)が描かれています。
外から見た雰囲気は、山田駅近くの広園寺に似ているように感じました。

ここ大悲願寺には初めて訪れました。近くにはイチョウの古木が見事な広徳寺もあります。広徳寺については本ブログで2回ほど紹介しましたが、ここ大悲願寺と共に風格を感じる五日市のお寺です。

参考)五日市の広徳寺
http://blog.goo.ne.jp/uripapa_as/e/f16b9f48d1435d462de6b2f480558e04


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中秋の名月

2011-09-12 21:51:47 | 日の出・月の出

十五夜「中秋の名月」です。大変綺麗なお月様が輝いています。今年は旧暦15日が月齢15.0と一致するので今夜がちょうど満月です。今日も残暑が厳しく八王子では32.2℃まで気温が上がりました。でも夜になると25℃前後まで下がり、虫の音に何となく秋の気配を感じる十五夜となっています。

夕食のデザートには『お月見団子』を作ることになりました。白玉団子にみたらしを付けて完成。美味しく仕上がりました。

3ヶ月後の満月となる12月10日深夜には今年2回目の皆既月食が見られます。こちらも楽しみですね。

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残暑厳しい高尾山

2011-09-11 20:18:00 | 高尾山・陣馬山
今日も残暑厳しく八王子の最高気温は32.2℃まで上がりました。湿度の高さも重なり、不快指数が急上昇。家にいても汗が噴き出してきます。朝から南東の空を中心に入道雲が発達し、時折にわか雨もぱらつく不安定な天気でしたが、昼前から青空が広がってきました。東京アメッシュのレーダーで降雨の心配が無いことを確認し、午後から高尾山を2時間ほど散策してきました。

高尾山トクトクブックに9月号のスタンプ押すため1号路を登っていきます。登山道脇にはヤブミョウガやキンミズヒキ、マツカゼソウなど初秋の花が咲いています。金毘羅台で少し休憩。東京都心の上空には南北積雲の帯が連なっています。千葉県上空の積雲の向こう側に不思議な形のシルエット?が見えています。

 
スタンプ台が設置してあるロープウエイの高尾山駅前から北側の空を見ると、こちらにも積乱雲がニョキニョキ。真夏の雲ですね(写真左)。お腹が空いたので、定番の天狗焼を買おうと思ったら、お店の前にこんな看板が(写真右)。1昨日の9月9日に、2007年4月の発売以来の累計販売個数が100万個を突破したそうです。53ヶ月〔1600日〕と仮定すると1日当たり625個のペースで売上げている計算になります。私が購入したのは累計でも30個足らず。チョッピり貢献しかたな??


また景色の話題に戻りますが、今日は湿度が高い割には遠くまで見渡せ、微かに東京スカイツリーが見えました。特に横浜方面は比較的遠望がきき、ランドマークタワーがはっきり確認できます。横浜ベイブリッジもうっすらと見えています。


さて、今日は薬王院をパスして4号路経由で山頂へ向かい、5号路を散策してから稲荷山コース経由で6号路を下ってきました。前回8月20日、雨上がりの小仏城山を訪れた時からあまり季節が進展していない印象ですが、秋の草花が少しずつ咲いてきたので紹介します。まずはツルニンジン(ジイソブ)。もみじ台南側巻き道の観察ポイントでは、ほとんど蕾の状態でしたが、3輪開花しているのを確認しました。

 
ユウガギク(写真左)がいたるところで咲いています。もみじ台ではクズの花が甘い香りを漂わせていました(写真右)。


もみじ台北側巻き道ではシモバシラの花が咲き始めています。本ブログでも毎年紹介していますが、この辺りは12月~1月になると毛細管現象による氷の芸術が見られます。


2時間ほど高尾山を散策して狭間に戻ってくると、北東方向にエリンギのように発達した積乱雲が成長しています。暫く様子を見ていたところ、積乱雲の北側に虹が現われ、10分後には雲の上昇が止まって形が崩れ、弱まっていきました。今日は、強い日射に加え、日本海の前線に向かって南から湿った気流が流れ込んだ影響であちらこちらで小規模な積乱雲が発達したようです。

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厳しい残暑

2011-09-10 20:29:20 | 自然
近畿地方を中心に甚大な被害を及ぼした台風12号が過ぎ去り、今週前半は爽やかな初秋の空気に覆われたものの、昨日から蒸し暑い残暑が復活。今日は福島市や群馬県の館林市で最高気温が34.8℃を記録。八王子市でも33.1℃まで上がりました。

今日の午前中、近くのホームセンターに出かけた帰りに、南浅川サイクリングロードから陵南公園に寄り道してみました。残暑が厳しいものの少しずつ秋の気配が漂い始めていました。横山橋近くの公園では、コスモスの花が夏の日差しを浴びて咲き始めています。10月になると、横山橋の周辺の河川敷の公園や土手は、色とりどりのコスモスで彩られます。


ひと足早く、黄花コスモスが満開をむかえています。

 
赤とんぼもたくさん見かけました。写真左は真っ赤に色付いたミヤマアカネです。写真右は川原に咲いていた黄色い花。キクイモモドキでしょうか。

 
甲州街道のいちょう並木では、今年も大粒の銀杏の実が鈴生りです。


陵南公園のじゃぶじゃぶ池では、ちょうど金魚すくい大会が始まったところでした。子供よりもお父さん達が頑張っていたような・・・


さて、この暑さはいつまで続くのでしょうか。昨日発表された1ヶ月予報では、お彼岸の頃までは残暑が継続しそうです。でも、来週月曜日は中秋の名月。長かった夏も、もう暫くの辛抱ですね。

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やっと過ぎ去った台風12号

2011-09-04 23:25:27 | 自然
自転車並みのスピードで四国、中国地方を横断した大型台風12号は今日の未明に山陰沖に抜けました。長い時間同じような気圧配置が続き、南東からの湿った空気がぶつかった紀伊半島では記録的大雨となっています。3日間の累積雨量は、奈良県や三重県で1600ミリにも達したようで、熊野地方では1時間当たり100ミリ以上の猛烈な豪雨が続いて土砂災害や河川氾濫など深刻な被害が出ています。

関東地方では風速10mを超える南東~南の風が吹き続きましたが、幸いにも八王子では予想されたほどの雨量には至りませんでした。今回のように南東の風が関東山地に吹きつけると、八王子周辺では集中豪雨が降りやすいのですが、今回の台風で雨量が多くなったのは山梨県東部から東京、埼玉県西部にかけての山間部が中心であったため、八王子市役所の累積雨量も50mm以下とそれほど多くならずにすみました。

台風が日本海へ抜けた今日は一日小康状態だったのですが、夕方になって雨雲が八王子上空にかかり続けるようになりました。夜の20時24分に八王子地方に大雨警報が発令されました。19時以降まとまった雨になったのですが、雨量分布を見ると極めて狭い範囲に集中していることが分かります。長い間同じ地域で雨が降り続く今回の台風の特徴が現われていたので、以下に記録しておきます。

狭間近辺で雨が強くなり始めた19時20分から40分おきに22時までの雨の様子を東京都下水道局の「東京アメッシュ」の記録で見てみます。南から流れ込む幅20km程度の雨雲の帯が長時間同じところにかかり続けている様子が分かります。冒頭の拡大図(20:35) で分かるように、雨雲の帯の東側がちょうど横浜線に沿うように続いています。19時から22時までの八王子市内の各所の雨量記録は、上川39mm、上恩方12.5mm、高尾山口59mm、館53mm、宇津木3.5mm、南大沢 0mm、市役所20.5mmとなり、八王子市西部で多いことが分かります。上恩方は雲域の西側にかかっているため逆に雨量が少なくなっています。雨雲がかからなかった南東部の南大沢でも雨量を観測していません。

 

 

 

19:20, 20:00, 20:40, 21:20, 22:00の雨雲の様子(東京アメッシュの記録より)


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大英博物館古代ギリシャ展

2011-09-02 17:14:25 | 展覧会
今日は節電のための一斉休日です。奥多摩方面に山登りにでもと思っていたのですが台風の影響で無理そうです。GWに行くつもりで前売り券を買っておいた「大英博物館古代ギリシャ展」の閉幕が近くなってきたので、今日の午前中に国立西洋美術館まで行ってきました。展覧会では、大英博物館が保有するギリシャ・ローマのコレクションから135点の至宝が公開されています。

人間を題材にした大理石の彫刻が圧巻です。本展覧会の目玉は彫刻家ミュロンの傑作《円盤投げ(ディスコボロス)》。紀元前5世紀にブロンズで制作されたオリジナル作品は失われてしまい、展示作品は2世紀のローマ時代に大理石で複製されたものです。人間の姿の美しさ、魅力に圧倒される作品です。今日は非常に空いていたので、周囲を何度も回って鑑賞しました。


展覧会は第1章(神話の世界)、第2章(理想の身体美)、第3章(古代オリンピック)、第4章(人々の暮らし)で構成されています。第1章では、大神ゼウスと人間の女性との間に生まれたヘラクレス、女神ヘラが嫉妬して与えた「十二の功業」を乗り越え神の仲間入りを果たす様子が陶器に描かれています。ローマ皇帝ハドリアヌスのために制作されたヘラクレス像の頭部(大理石)も印象に残っています。第2章では、アフロディテ(ヴィーナス)像の滑らかで柔らかい姿が何とも美しい。


アレキサンダー大王の東方への遠征によって、ギリシャの芸術は新しいヘレニズム時代を迎えます。その後ギリシャはローマに征服されましたが、ギリシア・ヘレニズム文化はローマに受容されローマ文化として輝き続けていったのです。しかしキリスト教やイスラム教といった一神教の台頭により古代の芸術は破壊され、ブロンズは溶かして戦争の道具に姿を変え、大理石は異教の偶像と見なされて次々と破壊されていったのです。このあたりは、塩野七生の「ローマ人の物語」に詳しく描かれています。そして、古代ギリシャ・ローマ文化は1千年後のルネサンス時代に脚光を浴びるようになったのです。

古代ギリシャ美術史を知る上で、ローマ時代のコピーはきわめて重要な存在だと言われています。この展覧会では、ローマ人の心をとらえて離さなかったギリシャ美術の魅力を堪能することができました。

 
さて、帰りにミュージアムショップで面白いグッズを発見。カプセルフィギュアが通称「ガチャガチャ」で販売されていたのです。1回400円で、全6種のフィギュアが販売されています。試しに1つ購入してみました。中からはスフィンクス像が出てきました。ギリシャ神話のスフィンクスは、ライオンの身体に女性の頭部、鷲の翼を持った怪物です。スフィンクスは謎かけを好みました。展示会場にも説明がありましたが、有名なのはテーバイ近郊の山にいたスフィンクスによる

 「はじめは四本足、それから二本足、その後三本足で歩く動物とは何か」という謎

オイディプスは見事にその謎を解いたそうです。答えは「人間」です。理由は、

  赤ちゃんは両手両足でハイハイ
  成長すると二本足で歩き
  年老いると杖を使って歩く

これが理由です。説明するまでもなく、有名な謎かけでしたね・・・

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