今日は台風25号から変わった温帯低気圧が北日本を東へ進み寒冷前線が通過しました。八王子では未明まで南西風のフェーン現象で30℃近くまで気温が上昇、今朝は21.2℃まで気温が下がりましたが、日中は真夏のような日差しで再び上昇。最高気温は30.7℃を観測しています。昼前から北風に変わり湿度が下がってきました。それに伴い関東地方では北西風のフェーン現象が発生し、土浦33.7℃、小山33.6℃、甲府33.5℃、海老名33.4℃など昨日以上に気温が上昇。季節外れの暑さで、各地で10月の高温記録を更新しています。
午後から秋の空に変わり、マンションの外階段から日光連山や筑波山が見えるようになってきました。今日は3連休の中日。友部に戻る準備も不要なので、夕方から北関東の遠望を楽しみに近くの金刀比羅宮(城山湖)に行ってきました。毎年初日の出を見に行く標高300mの展望台です。今日は予想外の収穫があり、茨城県と福島県の県境にそびえる八溝山の姿を見ることができました(肉眼でも確認)。八溝山を南関東から見るのは2013年の元旦に続き2回目です。
16時20分頃に神社の先の高台に到着。北関東の山々を一望します。
珍しく高原山方面も姿を見せています。その那須方面は雲の中。
沢山写真を撮ってきたので、西側の山から時計回りに紹介します。まずは赤城山。地蔵岳(1674m)と
黒檜山(1828m)の二つのピークが目立ちます。
山頂に無線塔が林立する地蔵岳と西側の荒山(1572m)の間に見える山は武尊山(2158m)です。冬になると白銀に輝きます。
男体山方面もくっきり。男体山(2486m)の西は太郎山(2368m)、東には大真名子山(2376m)、女峰山(2483m)、赤薙山(2010m)がそびえます。
男体山の山肌もくっきりと見えます。
日光連山の北東は高原山です。左から鶏頂山(1756m)、釈迦が岳1795m)、剣ヶ峰(1540m)と続きます。天気に恵まれると鶏頂山の左奥に日留賀岳や男鹿岳を見ることができます。
さらに東に目を移すと、うっすらと2つのピークを確認できます。八溝山(1022m)と高笹山(922m)です。いずれも茨城県と福島県の県境にそびえます。2013年の元旦以来の遠望です。
八溝山をズーム。金比羅神社からの距離は172kmあります。
高笹山の東には、雨巻山(533m)、高峰(520m)、加波山(709m)、筑波山(871m,877m双峰)と茨城県の山並みが連なります。アパートのある友部は、これらの山の東側となります。毎週末、はるばる戻ってきているのです。
雨巻山と高峰をズーム。高峰の東には仏頂山方面が見えています。これらの山々は笠間から北北西の方角に見えます。
かなり日が傾いてきました。東京スカイツリーを特大ズーム。手振れしています。
こちらは東京タワー。北関東の山々に比べると間近に見えます。
再び北関東の山並みに目を移します。高原山方面です。
那須連山が見える方角をズーム。相変わらず雲の中ですが、よく見ると三本槍岳のシルエットが見えているようです。思いっきりコントラストをつけると山の形が微かに浮かびあがりました(上の写真はAsIsです)。ライブカメラでは茶臼岳方面は霧の中のようです。
男体山から女峰山にも夕日があたっています。
日光白根山頂(2578m)の雲がようやくきれて山頂が姿を現しました。
天気が良いと、日光連山西側の裾野の先には尾瀬の山が見えます。今日は雲に覆われていますが、うっすらと見えるピークは荷鞍山(2024m)でしょう。
ところで、台風24号の影響で金刀比羅宮で倒木があり鳥居や神社が影響をうけていました。元旦までには復旧してほしいところです。