昨日からGWに突入しました。今日はあいにくの悪天候のため山登りは明日以降へ順延し、代わりに東京国立博物館で開催されているキトラ古墳壁画特別展を見てきました。1983年に奈良県明日香村で発見されたキトラ古墳に描かれた壁画が取り外され、その一部が始めて東京で公開されているのです。開催期間が短いので、GW中に是非とも見ておこうと思っていました。
今朝は5月に受診する人間ドックの予約を確保してから出発したため上野へ到着したのは11時前です。特別展は開催期間が1カ月(4月22日~5月18日)と短いため連日混雑している様子。今日も平日の悪天候にもかかわらず入館まで40分待、実物展示の前まで更に30分待ちでした。比較的午後のほうが待ち時間が短いようですが・・・
待つこと40分。ようやく館内に入ります。
キトラ古墳についてパンフレットの説明から引用します。
直径13.8メートルの円墳。1983年に石室の盗掘穴からファイバースコープを挿入し、北壁に描かれた玄武を発見。1972年に調査された同村の高松塚古墳に続き2例目の極彩色壁画を持つ古墳と分かりました。その後も石室内部を撮影する手法で調査され、古代中国で玄武とともに四方を守護する四神とされた朱雀、白虎、青龍のほか、天井に描かれた天文図を発見。壁の下部に描かれたネズミ、ウシなどの動物の顔と人間の身体を持つ十二支も見つかりました。
壁画を全面的に取り外して保存することが2004年に決定され、現在ではすべての壁画の取り外しが終了し、保存と修理が進められています。
今回東京で公開されているのは「四神」のうち朱雀(南壁)・白虎(西壁)・玄武(北壁)の3神です。青竜(東壁)は損傷がひどく移動に耐えられない状況なので公開されていません。展覧会入口を入るとキトラ古墳壁画複製陶板が展示され、そこでは音声ガイド(300円)に従った説明があって大混雑状態でした。説明によると、石室の大きさは長さ2.4m、幅1m、高さ1.1mと狭く、石室の内面には厚さ数mmの漆喰が塗られています。そして四方に四神と十二支の壁画、天井には今回は展示されていませんが天文図と日月像が描かれているそうです。7~8世紀の日本に天文図が存在したことが驚きで、中国からもたらされたものと考えられています。金箔をちりばめた星座に赤い円が広がる天文図の実物を見てみたいものです。
壁画複製陶板、古墳出土遺物、壁画取り外し道具、取り外しの映像と続き、いよいよ壁画(実物)展示エリアが見えてきました。こちらは予想外に人だかりが無く、落ち着いてというより歩きながら見ていく感じです。でも縦に展示された複製陶板と違って寝かせて展示されているため、ガラス越しに斜め上から覗き込むような感じです。7世紀~8世紀に描かれた古墳の壁画が21世紀の東京でこのように展示されているのが不思議な感じですね。どの壁画も線が太く輪郭がはっきりしています。玄武の亀に耳があったあり、白虎の尾が後脚に絡まったり、朱雀の目に力強さがあったり等々、事前の複製陶板展示場所での解説が役に立ちましたね。
続いて、「十二支」のうち獣の頭に人の体を持つ「子」・「丑」の実物、「寅」の複製陶板が展示されています。子については心眼をもって何となく分かりましたね(笑)。丑は整理係の人にせかされたのでイメージが湧きませんでした。どうしても中央部に大きな馬の顔が見えてきてしまうのです(笑)。十二支についても事前の解説が欲しかったですね。
今朝は5月に受診する人間ドックの予約を確保してから出発したため上野へ到着したのは11時前です。特別展は開催期間が1カ月(4月22日~5月18日)と短いため連日混雑している様子。今日も平日の悪天候にもかかわらず入館まで40分待、実物展示の前まで更に30分待ちでした。比較的午後のほうが待ち時間が短いようですが・・・
待つこと40分。ようやく館内に入ります。
キトラ古墳についてパンフレットの説明から引用します。
直径13.8メートルの円墳。1983年に石室の盗掘穴からファイバースコープを挿入し、北壁に描かれた玄武を発見。1972年に調査された同村の高松塚古墳に続き2例目の極彩色壁画を持つ古墳と分かりました。その後も石室内部を撮影する手法で調査され、古代中国で玄武とともに四方を守護する四神とされた朱雀、白虎、青龍のほか、天井に描かれた天文図を発見。壁の下部に描かれたネズミ、ウシなどの動物の顔と人間の身体を持つ十二支も見つかりました。
壁画を全面的に取り外して保存することが2004年に決定され、現在ではすべての壁画の取り外しが終了し、保存と修理が進められています。
今回東京で公開されているのは「四神」のうち朱雀(南壁)・白虎(西壁)・玄武(北壁)の3神です。青竜(東壁)は損傷がひどく移動に耐えられない状況なので公開されていません。展覧会入口を入るとキトラ古墳壁画複製陶板が展示され、そこでは音声ガイド(300円)に従った説明があって大混雑状態でした。説明によると、石室の大きさは長さ2.4m、幅1m、高さ1.1mと狭く、石室の内面には厚さ数mmの漆喰が塗られています。そして四方に四神と十二支の壁画、天井には今回は展示されていませんが天文図と日月像が描かれているそうです。7~8世紀の日本に天文図が存在したことが驚きで、中国からもたらされたものと考えられています。金箔をちりばめた星座に赤い円が広がる天文図の実物を見てみたいものです。
壁画複製陶板、古墳出土遺物、壁画取り外し道具、取り外しの映像と続き、いよいよ壁画(実物)展示エリアが見えてきました。こちらは予想外に人だかりが無く、落ち着いてというより歩きながら見ていく感じです。でも縦に展示された複製陶板と違って寝かせて展示されているため、ガラス越しに斜め上から覗き込むような感じです。7世紀~8世紀に描かれた古墳の壁画が21世紀の東京でこのように展示されているのが不思議な感じですね。どの壁画も線が太く輪郭がはっきりしています。玄武の亀に耳があったあり、白虎の尾が後脚に絡まったり、朱雀の目に力強さがあったり等々、事前の複製陶板展示場所での解説が役に立ちましたね。
続いて、「十二支」のうち獣の頭に人の体を持つ「子」・「丑」の実物、「寅」の複製陶板が展示されています。子については心眼をもって何となく分かりましたね(笑)。丑は整理係の人にせかされたのでイメージが湧きませんでした。どうしても中央部に大きな馬の顔が見えてきてしまうのです(笑)。十二支についても事前の解説が欲しかったですね。