ウリパパの日記

自由気ままに・・・

英国ロイヤルオペラ「リゴレット」日本公演 2024.6.28

2024-06-29 20:53:55 | オペラ

昨日はアントニオ・パッパーノ率いるロイヤルオペラの来日公演をNHKホールで聴いてきました。ヴェルディのリゴレットです。オペラの魅力に取りつかれて40年以上になりますが、実はロイヤルオペラの来日公演を聴いたのは今回が初めてかもしれません。2002年に音楽監督に就任して20年が経過したパッパーノは今シーズン限りで退任します (7/1 引退→退任に誤記訂正)。日本でパッパーノのオペラを聴く最後のチャンスとなった今回は、リゴレットとトーランドットという魅力的なオペラ上演。どちらを選択するか悩んだ挙句、音楽的により魅力的なリゴレットに決めました。NBSのHPにパッパーノのメッセージが寄せられていました。「これらの作品は、絶対の自信を持って!この音楽の力と舞台の魅力を日本のファンへの最後の贈り物にしたい。」

リゴレットの公演は神奈川県民ホールで2回、その後NHKホールで2回行われます。NHKホールはオペラ向きではないので、できれば神奈川県民ホールで聴きたったのですが日程の都合がつかず、NHKホールの初日に会社を休んで出かけてきました。

 

久しぶりに訪れるNHKホール。前回訪れたのは7年前のバイエルン国立歌劇場の来日公演タンホイザ(ペトレンコ指揮、フォークトがタンホイザーを歌った話題の公演)以来です。公演会場が3か所に分散したこともあってか、オペラ公演前の華やかさが全く感じられません。会場の雰囲気的にはトーランドットの全4回の公演が行われる東京文化会館のほうが良かったのかもしれません。

 

配役表です。2幕と3幕の間には休憩が無く、続けて演奏されるようです。

指揮:アントニオ・パッパーノ
演出:オリヴァー・ミアーズ
マントヴァ公爵:ハヴィエル・カマレナ
リゴレット:エティエンヌ・デュピュイ
ジルダ:ネイディーン・シエラ
スパラフチーレ:アレクサンデル・コペツィ
マッダレーナ:アンヌ・マリー・スタンリー
モンテローネ伯爵:エリック・グリーン
ジョヴァンナ:ヴィーナ・アカマ=マキア
マルッロ:ヨーゼフ・ジョンミン・アン
ロイヤル・オペラ合唱団
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団

 

今回の公演は1階右側の後方で鑑賞。舞台がほぼ目の高さに見え、歌手の声も直接届く場所でした。多少値が張っても巨大なNHKホールで開催されるオペラは1階で聞かないと魅力半減なので、義弟の医歯会経由でチケットを購入しました。

さて、期待のリゴレット。劇と音楽が見事に融合して、ヴェルディの魅力に満ち溢れていました。演出は照明効果が素晴らしく、明と暗を際立たせていました。さすが演劇の本場、イギリスの歌劇場です。性的表現で一部過激な部分もあって本国ロンドンでは12歳以上の制約が課せられているそうです。3幕のマッダレーナも露骨さはなく抑制された演出でした。

冒頭に現れたカラヴァッジョの「聖マタイの殉教」をモチーフにした人間ピラミッドの演出には驚きました。そしてマントヴァ公爵の館に掲げられたティッツァーノのウルビーノのヴィーナス(公演パンフレット通りの巨大な裸体画)が後半では中空に浮くジルダの寝室に変わります。最後はここに梯子をかけてジルダが拐われてしまい、幕切れでは父親のリゴレットがその高い梯子を登り、寝室に残されたヴィーナスと同じポーズのグロテスクな人形を見て初めて騙されたことを知ってモンテローネの呪いを思い出すといった流れ。さらに2幕の公爵の館では再ウルビーノのヴィーナスに戻り、3幕ではスパラフチーレの寝室となって公爵とマッダレーナと公爵の情事の場へ。幕切れでは2階そのものが舞台から去り、背後に大きな川が流れて悲しい幕切れとなるというシンプルな舞台でした。

公爵の館の宮廷人は、皆さん衣装が異なり、伝統的な衣装やモダンな衣装が入り乱れていました。舞台上の登場人物ひとりひとりの動作も細部までよく練られていて、中には滑稽な動作もあり、さすが演劇の国のオペラハウスです。よく見るとネクタイを付けてスーツ着ている人も。でも照明と衣装がマッチして、ちぐはぐさを感じません。色の調和が素晴らしく無時代演出を自然体で楽しむことができました。モンテローネ伯爵がずっとスーツとネクタイ姿というのに違和感を感じましたが、自己犠牲を決意して嵐の中スパラフチーレの館に飛び込んだジルダも最後はスーツ姿だったというのも何か演出家の意図があったのでしょうか。3幕の最後でリゴレットが死体の入った袋のファスナーを開けて中を確認するときも、うーん当時はファスナーなどなくて紐が結ばれていたはず。。と思いながら見てしまいました。演出そのものはグロテスクで、相当残忍でしたね。モンテローネの眼をつぶす公爵など見ていて恐ろしくなってしまいました。

この悲劇的な音楽劇を音楽で支えたのはパッパーノ率いるロイヤル・オペラハウス管弦楽団。とにかく躍動感とキレがありました。

歌手ではリゴレットを演じたエティエンヌ・デュピュイさん。豊かな声量と端正で艶やかな声。冒頭から幕切れの叫び(Ah! la maledizione!)まで圧倒的な存在感でした。容姿にも恵まれてかなり若そうですね。リゴレットと言えば、30年近く前のボローニャ歌劇場の初来日公演で、円熟を迎えたレオ・ヌッチさんの復讐感みなぎる凄みに衝撃を受けたことを今でも鮮明に思い出します。デュピュイさんも経験を積んで個性的な役作りに磨きをかけていけば、超一流歌手として今後世界で活躍できるのではないかなと感じました。

そしてジルダを歌ったネイディーン・シエラさん。前評判通り、伸びのある美声と表情豊かなコロラトゥーラソプラノですね。声に芯があるので微弱音の響きも良く、まるで天使のような歌声にしびれてしまいました(笑)。

リゴレットとジルダのの親子の二重唱はどれも素晴らしく、特に2幕のアリア「悪魔め、鬼め」からリゴレットが公爵への復讐を誓う幕切れまでの盛り上がりは、オケが一体となった高揚感が最高でした。

マントヴァ公爵のハヴィエル・カマレナさんは伸びのある美声。尻上がりに調子が出てきて、3幕の女心の歌は決めてくれました。

スパラフチーレのアレクサンデル・コペツィさん、マッダレーナのアンヌ・マリー・スタンリーさん、モンテローネ伯爵のエリック・グリーンさんともに適役で舞台を引き締めていました。全体的に若い歌手が多い印象で、躍動感と生命観あふれるオペラを楽しむことができました。

 

昨日の開演は18時30分。ホールで軽食を購入できるかもしれませんが、幕間が1回しかないため、事前にコンビニで食事を購入して開演1時間前にNHKホールへ向かいました。驚いたことに、コロナ渦以降もNHKホールではロビーでの食事が一切禁止となっていて、軽食の販売もありません。ということで、雨も小やみになったので外出券をもらってホールの外に出て、食事をすることにしました。チケットと共に記念撮影(笑)。気になるお客さんの入りは、平日夜の公演ということもあってか空席が目立ちました。一方、神奈川県民ホールの初日(土曜日)は大入りが出たそうです。大昔のバブル期のオペラ来日公演はチケットをとるのが非常に難しく、発売から1時間で売り切れてしまうこともしばしばありました。あの当時に比べてチケット代は2倍程度で、今回のように充実した舞台芸術を日本にいながら堪能できるのは嬉しいですね。しかし、NHKホール、東京文化会館、神奈川県民ホールともに老朽化に直面し、再びの改修工事に数年かかることを考えると、将来大規模なオペラの引っ越し公演を行える劇場がネックとなることが懸念されます。来年東京文化会館でウイーン国立歌劇場の来日公演が発表され一安心です。

 

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早朝の霧降高原キスゲ平園地を散策 2024.6.28

2024-06-28 15:04:33 | 山登り

梅雨前線の活動が活発化して、日本列島は各地で激しい雨に見舞われています。静岡県では午前中に線状降水帯が発生し、顕著な大雨に関する気象情報が発表されました。関東地方でも断続的に激しい雨が降っています。

今日は夕方からNHKホールに出かけるため、当初は午後休暇を取得して東京に戻ってくる予定でした。何とか昨日中に仕事を終わらせることができたため一日休暇に変更。北関東では9時頃までは雨雲がかからなさそうので、早朝4時40分に茨城県のアパートを出発して霧降高原へ向かい、見頃を迎えたニッコウキスゲを見てきました。友部のアパートから1時間20分、6時すぎにキスゲ平園地の駐車場に到着。早朝にもかからず、結構な数の車が停まっていました。

 

シカの食害を防ぐために柵で覆われたキスゲ平園地の保護区域は24時間立ち入ることができます。霧の発生を覚悟していましたが予想より天気が良く、山頂方面も明るそう。気温は15℃を下回り快適です。念のため傘を持参して小丸山を目指します。

 

オオナルコユリが満開です

 

しばらく登るとニッコウキスゲが咲き乱れます。ニッコウキスゲは朝開花して夕方に閉じるため、まだ半開の花が多い時間帯です。

 

入口の案内板に700段以下は満開、700段以上園地の上は6分咲きと掲載されていました。この辺りは700段より下のエリアなのでちょうど見頃のようです。

 

ニッコウキスゲに負けじとカラマツソウも咲き残っていました。

 

満開のニッコウキスゲの間に見える白い花はカラマツソウやヨツバヒヨドリ

 

雲海の先には高原山を遠望

 

500段の高さまで登ってきました。朝露に濡れたニッコウキスゲ。

 

ほぼ中間地点から見上げると斜面いっぱいにニッコウキスゲが咲いています。

 

草原歩きを終わり、左手にニッコウキスゲの群落を見ながら階段を登ります

 

満開までもう少し。太陽が出れば一気に開花が進みそうです。天気が回復する今週末が見頃かもしれません。

 

展望デッキからニッコウキスゲの群落を見下ろします

 

まだまだニッコウキスゲの群落が続きます

 

ヤグルマソウも満開

 

山頂展望台から見下ろします。少し霧が出始めました。

天気がまだ持ちそうなので、もう少し登ることにします。

 

ネバリノギラン

 

小丸山山頂付近に咲くヤマブキショウマ?

 

初めてみました。オノエランです。

 

斜めからもう一枚

 

近くにもう一輪咲いていました

 

イワシモツケ

 

標高1601mの小丸山に到着。正面は赤薙山。

 

小丸山から北側の丸山へ向かいます。小丸山から600m足らず、高低差もあまりないので20分程度のハイキングです。

 

途中で見かけたこの花もオノエランかな?

 

標高1689mの丸山に到着

 

丸山から見上げる赤薙山

 

歩いてきた小丸山展望台とキスゲ平園地を見下ろします。写真ではわかりにくいですが、斜面の下のほうがオレンジ色に染まっていました。

 

その手前に白い花が咲いていたので引き寄せて撮影

 

さらにズーム。イワシモツケのようです。

 

こちらはシモツケの蕾

 

再び小丸山に戻ってきました。上りと違うルートで見かけたこの花は、チダケサシ?

 

下界は霧に包まれ始めました。1445段の階段を下ります。

 

ニッコウキスゲの群落が霧に覆われます

 

再び先ほども紹介した展望デッキから見上げます。ヤグルマソウとニッコウキスゲ。

 

ヨツバヒヨドリ。でも葉が3枚しかないような。。。

 

こちらはヨツバヒヨドリ。多分。。。

 

再びカラマツソウ

 

霧に包まれ始めた霧降高原

 

花付きの良いニッコウキスゲ。上りにも紹介した株かもしれません。

 

遠くのほうにアヤメが咲き残っていました。ズームで引き寄せます。

 

比較的近いところにも1株

 

これはユキザサの実?

 

オレンジ色のクルマユリが咲きはじめていました

 

コメツツジはほとんど終わっていました

予想外に天気がもってくれたので、1時間20分近く園内を散策して丸山まで遠征してきました。できれば青空の下で見たかったですね。

 

 

 

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勝田駅に停車中のE653系国鉄色 2024.6.27

2024-06-27 19:50:34 | 電車

茨城県のローカルな鉄ネタです。E653系 K70編成の国鉄色塗装車が常磐線の勝田駅に登場して5年が経過しました。主に週末のイベント列車として活躍中で高尾駅にも度々やってくるようです。平日は勝田駅西側の留置線に停車中のことが多く、時々目撃して本ブログでも何度か紹介しました。しかし、今までホームに停車中の姿を見たことがありませんでした。

 

今朝の通勤時に勝田駅4番線ホームに到着すると、お隣の3番線ホームにそのK70編成が停車中でした。思わず足をとめて観察します。E653系は1997年から2013年まで「フレッシュひたち」として活躍。茨城県に単身赴任する前に何度か出張で利用したことがあります。そのE653系のK70編成が、大昔に活躍した485系特急ひたちの塗装をイメージしたリバイバルデザインで2019年に常磐線に再登場しました。

 

近くで見る連結器カバー

 

車内の様子。ゆったりしています。

 

先頭車(1号車)はグリーン車でした

 

E65系に水色のカラーリングを施したイベント列車も昨年からお目見えしています。間近に見る機会があったら紹介しいたいと思います。

 

参考)2019年3月14日に初めて勝田駅留置線で見かけた国鉄色E653系

国鉄色のE653系が勝田駅にお目見え 2019.3.14 - ウリパパの日記 (goo.ne.jp)

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京王百貨店で開催中の燃える闘魂アントニオ猪木展をのぞいてみた 2024.6.22

2024-06-24 20:13:36 | 展覧会

先週金曜日の話題になります。夜の18時30分から新宿西口で飲み会があり、17時40分に新宿に到着しました。少し時間があるため久しぶりに京王百貨店を見学することにしました。7階の大催場へ向かうと、闘魂アントニオ猪木展を開催中でした。一昨年の10月に亡くなったアントニオ猪木さんの偉大な足跡を辿ることができる展示や、各種グッズの販売など、とても充実していました。とても全てを見切れなかったので、一部を紹介します。

 

力道山の時代の展示物もあります

 

アントニオ猪木の執務室

 

ポスターも多数掲示されています。よく保存されていたものです。スタン・ハンセンとの対戦。雄叫びを上げて繰り出すウエスタンラリアート思い出します。

 

懐かしい大木金太郎。特異技は頭付きでした。韓国に乗り込み大木金太郎が保持していたタイトルに挑戦した試合でしょうか。

 

タイガージェットシンとも死闘を繰り広げました。

 

タイガージェットシンた使用したサーベルが展示されていました

 

ストロング小林との伝説の一戦。思い出しますね。

 

アントニオ猪木のサイン入りのリングシューズ

 

こちらは一番のお気に入りのシューズ

 

アンドレ・ザ・ジャイアントのシューズも展示されていました。サイズは38.7cm(笑)

 

ついでに、アブドゥーラ・ザ・ブッチャーの凶器シューズ

 

藤波辰爾さんがお見えになっていました。"ドラゴン"の大歓声の中を登場しました。会場内の商品を1万円以上購入すると、先着50名限定で藤波さんと2ショット撮影できるそうです。

 

ポスターの下に、記念切符発売中の案内が掲示されていました。

 

ということで、当日のお土産は燃える闘魂アントニオ猪木記念切符(1500円)と、闘魂注入お守り(1430円)としました。

 

記念乗車券の値段が高いなと思っていたら、初台駅、幡谷駅の記念入場券と京王・井の頭線の一日乗車券のセットでした。全線乗車券は自動改札機には使えません。有人改札を利用することになります。利用は1日限定で、有効期限は2025年3月31日です。忘れなければ使ってみましょう。

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闘魂トレイン運行中 2024.6.22

2024-06-23 11:27:55 | 電車

一昨日の夕方、新宿で飲み会がありました。早めに新宿に着いたので久しぶりに京王百貨店をふらついていたところ、7階催し物会場で「燃える闘魂アントニオ猪木展」が開催されていました。その様子は後日紹介することとして、この展覧会を記念したヘッドマークを掲出した闘魂トレインが運行されている情報を入手。そこで、さっそく昨日の午後、運用情報を調べて多摩センター駅まで出かけてきたので、まずは鉄ネタから紹介します。

 

久しぶりに訪れる多摩センター駅。サンリオのキャラクタがお出迎えです。

 

事前情報通り、15時25分にヘッドマークを掲出した9000系が入線。

 

他にカメラマンは二人。発車まで2分弱あるので、ゆっくり撮影できます。

 

前日に訪れたアントニオ猪木展はなかなか充実していました

 

橋本側先頭部の中吊り。カールゴッチの姿は懐かしいです。

 

中吊りは全てアントニオ猪木展の広告

 

車両を移動すると、モハメド・アリとの格闘技世界一決定戦を前にした写真が掲載されていました

 

 

橋本駅まで10分間乗車し、新宿側のヘッドマークを見学

 

橋本側と同じデザインでした

 

新宿側先頭の中吊りです。橋本側と同じでカールゴッチとの2ショット。左側には若い時の姿が写っています。橋本側先頭はリング上の姿(ファイティングポーズ)でした。

 

こちらは私生活の様子

まだまだ紹介仕切れない中吊り並んでいます。そろそろ折り返し出発するので、車内見学は終了としました。闘魂トレインは6月30日まで運行中です。都営地下鉄乗入れ用の9000系10連(9735F) が用いられているので、橋本-本八幡間で運行されることが多いようです。

続いて、京王百貨店で開催されている燃える闘魂アントニオ猪木展の様子(6月21日)を紹介します。藤波辰爾がゲストとして会場に来ていました。

 

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高尾山に咲くキバナノショウキラン、アオスズラン、クモキリソウ 2024.6.22

2024-06-22 14:13:09 | 高尾山・陣馬山

関東甲信地方に平年より2週間遅れの梅雨入りをもらした低気圧は昨日中に東海上に去り、移動性高気圧に覆われました。昨夜から晴れた八王子では放射冷却がきいて今朝の最低気温は14.2℃まで下がりました。日中は薄雲が多いながらも青空が広がり、日中の気温は昨日より10℃以上高い真夏日となっています。せっかくの梅雨の晴れ間なので、午前中に高尾山を散策してきました。今朝の涼しさが残る6号路を登り山頂から5号路、富士道、1号路を下るコースです。今日の目的はそろそろ咲きはじめたアオスズランです。6号路では偶然キバナノショウキランに出会い、2日続けて高尾山の中でもレアな花に巡り合うことができました。山頂からは富士山や南アルプスを遠望、終盤のクモキリソウや咲き始めたツチアケビの花を見てきました。

 

9時40分に清滝駅に到着。駅前には恒例の七夕飾りがお目見えしています。

 

ケーブルカー(もみじ号)が出発待ち中。それほど混雑していません。

 

織姫号のヘッドマークを掲出しています

 

今日は久しぶりに6号路を登ります。昨日の雨で水量が増しています。

 

琵琶滝を右に見て6号路を直進

 

大山橋を渡ります。心地よい森林浴でアルファ波倍増。

 

しばらく登るとキバナノショウキランを見つけました。実は、この花に出会えるのではないかと少し期待していて、琵琶滝を過ぎるあたりから周囲をキョロキョロしていたのです。

 

2株並んで咲いています

 

このくらいの開き方では、鍾馗様の顔は見えないようです

狭い6号路に立ち止まると通行の邪魔ですね。何事かと次から次へとハイキング客が覗き込み、皆さん写真を撮っていきます。

 

最後に横から1枚撮影して、山頂を目指します

 

久しぶりの6号路の沢登り

 

沢のぼりが終わると、左手の斜面にギンリョウソウが咲いていました

 

山麓から約1時間で高尾山頂に到着。空気が乾いているため、丹沢から富士山がくっきりと見えています。

 

梅雨時に富士山が鮮明に見えるのは珍しいです

 

さらにズーム。山頂付近の残雪はかなり減ってきました。

 

滝子山の左には南アルプスを遠望します

 

山頂からもみじ台方面へ下りクモキリソウを見学します

 

可憐な花をズーム。そろそろ終盤です。

 

近くにもう一輪咲いていました。下部の花は終盤ですが、まだ蕾も見えています。

クモキリソウを見てから5号路、富士道を下ります。花にそれほど興味が無かった頃は、富士道でキバナノショウキランを見た記憶があるのですが、最近はお目にかかっていません。今日も見ることはありませんでした。

 

続いて1号路を下り、アオスズランの花を探します。大勢のカメラマンが写真を撮っているので、すぐにわかりました。

 

2株並んで咲いています

 

目的の花を見ることができて満足

 

浄心門近くの切り株アートを見学

 

続いて、サル園近くのツチアケビ。今年は一株だけのようです。かなり成長してきました。

 

近くにもう一株ありました。こちらは開花が進んでいます。いずれも近くでは見れない場所なのでズーム撮影です。

 

霞台園地周辺で咲きはじめたオオバギボウシ

 

東京スカイツリーを遠望

 

橋本から横浜方面。その先にうっすら房総半島を遠望。

 

霞台から妙音橋へ下り清滝に到着。もみじ号がトンネルにさしかかるところでした。

 

最後は高尾山口駅前に設置された都知事選ポスター掲示板。某政治団体による掲示板ジャックとはこれなのか。。。

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裏高尾で見かけた大株のキバナノショウキラン 2024.6.21

2024-06-21 13:13:46 | 自然

今日は夏至です。今年は太平洋高気圧の勢力が弱く偏西風が例年以上に南下していたことから、梅雨入りが遅れていました。今週に入り太平洋高気圧の勢力が次第に強まってまっため梅雨前線が北上。朝から雨が降り始めた本日、関東甲信地方で梅雨入りが発表されました。近畿、東海地方も合わせて梅雨入りです。近畿、東海地方は平年比+15日、関東甲信は平年比+14日遅い梅雨入りです。昨年春から続いていたエルニーニョ現象が終息し、南海上の太平洋高気圧が勢力を増してきたため、早くも昨日沖縄地方で梅雨明けが発表されました。沖縄地方の雨の降り方を見ていると、今年の梅雨は短期集中型のようです。今日は九州南部で線状降水帯が発生しています。関東地方でも梅雨独特のシトシト雨ではなく、短期集中型の雨が降っています。今後予想される天気図の傾向を見ると、梅雨は1~2週間で終わり7月上旬には一気に真夏がやってくるかもしれません。そして、今後ラニーニャ現象が発生する可能性が高まっていることから、昨年同様の猛暑に見舞われる可能性もあります。

今日の夜は新宿で会合があるため昨夜仕事を終えてから東京に戻ってきました。朝から降り始めた雨が次第に激しくなってきましたが、先ほど雨の中、車で裏高尾まで出かけて、先週末に初めて見たキバナノショウキランの様子を見てきました。

 

日影沢駐車場に車を停め、雨の中、先週と同じ林道を歩きます。雨の平日にもかかわらず数台の車が駐車していました。ヤマアジサイの花が咲きはじめています。

 

傘をさして目的の花を探します。黄色い花を見かけました。サワギクかな?

 

この花は? 名前がわかりません(汗)

 

林道をはずれ沢沿いを歩いたり、少し谷を登ったりフラフラしていたところ、先週とは違う場所でキバナノショウキランの大株を見つけました。4株が密集して咲くと迫力あります。

 

花をズーム

 

語源は、黄色い花の姿を鍾馗(しょうき:五月人形にもなっている中国に伝わる魔除けの神様)の顔に見立ててその名が付いたそうです。鍾馗様の顔か・・・

キバナノショウキランはショウキランのように花が全開にならないので、鍾馗様の顔はなかなか現れませんね(笑)

 

キバナノショウキランについて、高尾599MUSEUMの紹介記事を引用しておきます。

山地の沢沿いの湿り気のあるところに生える腐生植物(腐葉土の上に生えて、その養分を分解する菌と共生して成長する植物)。葉緑素を持たず、自分で栄養をつくれないため、根に共生する菌類から養分をもらって成長する。地下茎は細かく枝分かれをして塊状(かいじょう)になり、太い花茎(かけい:葉をつけずに花だけをつける茎)を地上にのばす。全体が淡い黄褐色で花茎に厚みがあってやわらかい質感の花が10数個上向きに咲く。鱗片葉(りんぺんよう:葉が小さなうろこ状に変化したもの)が花柄(かへい:花をささえる柄)のつけねにあるが、目立たない。黄色い花の姿を鍾馗(しょうき:五月人形にもなっている中国に伝わる魔除けの神様)の顔に見立ててその名が付いた。花は直径約2センチで長い柄(え)があり、同じ仲間のショウキランと比べて花びらがあまり開かないのが特徴。手前につき出る花びらの先に黄色い毛が生え、内側に紫色の斑点がある。(引用終わり)

 

スマホでも1枚

林道をかなり登ってきたので、先週見た花の様子を見に行きます

 

こちらはピークを越えていて、かなり汚れてきました

 

近くにもう一株。先週の方が綺麗でした。

雨の降り方が強まってきたので、ここで退散。駐車場へ戻りました。

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日影沢から高尾山散策(キバナノショウキラン開花) 2024.6.15

2024-06-15 20:02:18 | 高尾山・陣馬山

今日は西から気圧の谷が近づき、昨日より湿度が高く雲が多めの一日でした。八王子では最低気温18.8℃、最高気温31.7℃と昨日より朝の冷え込みは弱まっています。梅雨入り前の晴天は貴重なので、予定が無い午前中に高尾山を散策してきました。目的の花がそろそろ咲き始める頃ではないかと思い、久しぶりに日影沢から高尾山へ登ることにしました。

 

高尾駅北口9時12分発の小仏行きバスは3台運行。バス待ちの長蛇の列に一瞬心配になりましたが、問題なく2台目に乗ることができました。日影で下車して林道を歩きます。

今日の目的の花はキバナノショウキランです。高い山で見かけるショウキランは淡い赤紫色ですが、高尾山の花は文字通り黄色(茶褐色)です。花にあまり興味が無い若い頃には3号路や6号路で大きな花を見かけた記憶があるのですが、最近は良いタイミングで高尾山を訪れることもなく20年近くお目にかかっていません。数年前の春、日影林道で山野草に詳しい方にキバナノショウキランが見られるエリアを教えてもらったので、記憶を頼りに林道の周辺を散策します。

 

いろいろ探し回り、咲き始めの一株を見つけました。予想通り大きな花なので、開花して花数が増えれば林道からも認識できる場所です。

 

すぐ近くにもう一株ありました。来週には花数が増えて見頃を迎えているかもしれません。

場所を教えて頂いた方によると、この花は毎年同じ場所に咲くことはないそうです。参考までに磐梯山に咲くショウキラン(記事の最後の方で紹介)は、毎年ほぼ同じ場所で見かけます。

 

花を探す途中で見かけたとても小さな蛇。ヒバカリでしょうか。

日影林道ではサンコウチョウの囀りが聞こえてきます。ツキヒホシは今ひとつですが、ホイホイホイは明瞭に聞こえます。カメラマンの方が三脚を立てて野鳥を撮影していました。多分サンコウチョウ狙いではないかな。。。

 

さて、もう一つのお目当てはキヨミウツボ。こちらは見頃でした。

目的の花に出会えたので高尾山頂へ向かいます。

 

今日も多くのハイキング客が訪れていました

 

大室山の右には富士山がうっすら

 

富士山をズーム。かなり残雪が減ってきました。

 

帰りは5号路、富士道、1号路を下ります。5号路ではホタルブクロが綺麗に咲いていました。

 

富士道ではギンリョウソウ

 

ムヨウラン。富士道では咲き終わっていたので、薬王院近くの1号路から少し外れた場所で撮影しました。あまり知られていない場所です。

 

浄心門近くの切り株。明日は父の日なのですね。子供達が幼稚園の頃には祝ってもらった記憶がありますが、それ以来、何もありません。

 

 

サル園近くのツチアケビは一株芽が出てきました

 

1号路の金毘羅台近くのイチヤクソウは終わっていました

 

金毘羅台からの眺望。うっすら東京スカイツリーを遠望。

 

1号路を清滝まで下ってきました。暑い一日です。

 

珍しく、話題の「さんかく堂」が空いていたので、お土産に三角ドーナッツを2個購入(クリームと抹茶)。さっそく昼食後に奥さんと食べてみました。ほくほくで素朴な味です。小学校の給食で提供された揚げパンのような甘さはありません。値段はやや高めですが十分満足!

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梅雨入り前の真夏日 2024.6.14

2024-06-14 20:09:46 | 自然

収束に向かいつつあるエルニーニョ現象の影響が残り、今のところ太平洋高気圧の勢力が弱いようです。そのため梅雨前線は日本列島の南海上に南下して日本付近は乾いた空気に包まれ、朝晩はしのぎやすいものの、日中に日射があると気温が上昇して真夏の陽気となります。昨日の関東地方は雲に覆われたため過ごしやすい一日でしたが、今日は朝から日射が照り付け、八王子では最低気温17.1℃、最高気温32.6℃と日中は今年一番の暑さとなりました。

 

今日17時現在の最高気温の一覧です。内陸部の北関東や京都周辺では最高気温が35℃を越える猛暑日となっています。

 

今日は久しぶりに自宅での在宅勤務です。天気が良いので何度か自宅近くを散策してきました。まずは近くの神社に咲くイチヤクソウ。

 

先週蕾が開きかけていました。1週間が経過して、そろそろ終盤のようです。

 

続いて昼休みの散策。先週に続いて近くの雑木林にアオバズクの様子を見に出かけます。自宅周辺では、多摩森林科学園など数か所でアオバズクを見ることができるそうです。そのうちの1か所を訪れます。

 

今日は先週とは別な木にとまっていました。

 

羽繕い中

 

今日は落ち着きがありません

 

おや?

 

また動きがなくなりました。油断したところ、

 

枝を飛び移り・・・

 

近くの枯れ枝へ移動

 

再び動きが止まりました。昼休みが終わってしまうので、これで退散します。今日もエンジェルポーズにはお目にかかれませんでした。

 

昼前から自宅周辺の空を報道用の2機のヘリコプターが何回も旋回していました。ネットで調べたところ、同じ東浅川町のマンションで事件があったようです。自宅から500mほど離れています。ヘリコプターから超望遠レンズで撮影した思われると事件現場の写真がネット記事に掲載されていました。

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ショウブ、アジサイ、アオバズク営巣の季節 2024.6.8-6.9

2024-06-09 21:01:23 | 自然

関東地方の梅雨入り平年日は6月7日です。昨日は九州南部、今日は四国地方で梅雨入りの発表がありました。今年は太平洋高気圧の勢力が今のところ弱く、梅雨前線は東日本では日本の南沖合に南下しているため、6月に入っても比較的湿度が低く過ごしやすい日が続いています。昨日は青空が広がりましたが、今日は湿った北東の空気が入り曇り空となりました。梅雨入り前の貴重な晴れ間なので、昨日と今日の午前中に自宅近くを散策してきました。

 

昨日は生活習慣病の薬を処方してもらうため、西八王子の内科に出かけました。その途中に散田町の真覚寺に立ち寄り、色づき始めたアジサイの様子を見てきました。

 

心字池の周囲にはアジサイが植栽されています

 

咲きはじめの淡い色のアジサイ

 

内科の帰りに片倉城跡公園を訪れます

 

先週も紹介したヒメザゼンソウ

 

暗い場所に咲いているため、手振れしてしまいました

 

水車小屋近くの菖蒲田へ向かいます

 

ショウブの花が見頃です

 

白と淡い紫色のショウブ

 

太陽を浴びて輝く白色のハナショウブ。今が一番美しい季節です。

 

お昼になったので自宅へ戻ります。そろそろ咲きはじめるシャクジョウソウを確認するのを忘れてしまいました。来週かな。

 

夕方、自宅近くでアジサイを見学。夕日を浴びて綺麗でした。

 

今朝は、買い物前に近くの神社へ。先週紹介したイチヤクソウが咲き始めました。今週中には見頃を迎えそうです。

 

近くの公園ではホタルブクロが満開

 

先週も紹介したアオバズクが気になり、再び訪れてみました

 

今日はお目覚めのようで、周りをキョロキョロ見回しています

 

羽繕いしているようです

 

5分ほど見上げていましたがこれ以上の動きはありません。数時間見上げていないと、エンジェルポーズにはお目にかかれないのかな。。。

スーパーが開店する時間になったので、立ち去ります。また来週。

 

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ひたち海浜公園のオオウメガサソウガイドツアーに参加 2024.6.7

2024-06-08 09:23:12 | 茨城県

昨日は久しぶりに茨城県のアパートで在宅勤務。10時以降、しばらく打ち合わせが入っていないため、長めの昼食休憩を利用して、ひたち海浜公園へ向かいました。多少長引くことを想定してパソコン持参です(笑)。友部のアパートから車で40分足らずでひたち海浜公園の中央口に到着。

 

ひたちなか自然の森へ向かう途中、ハマナスの花を見学。ほとんど終盤でした。

 

ひたち自然の森の入口近くに咲くイチヤクソウ

 

今年は開花が早く、満開から終盤にさしかかっていました。一方、いつも大群落が見られるウメガサソウはほとんど花を落としていました。

 

ちょうど、あずまやでオオウメガサソウガイドツアーを開催中だったので初めて参加してみました。里山パートナーの方々の親切で熱意溢れる説明に感激です。この時期に見られるイチヤクソウ、ウメガサソウ、オオウメガサソウの説明も行ってくれました。

 

オオウメガサソウは北半球の寒い地帯に分布し、日本では4か所で自生が確認されています。ひたちなか海浜公園はその中で最も南に位置します。里山パートナーの皆さんが保護区域で保護・保全に取り組んでいます。適度に人の手が介入したマツ林の里山環境でオオウメガサソウの生育が進むこと、冬と夏の日照条件をなるべくそろえること、つまり草木が茂る夏場は適度に日が当たるような手入れが必要のようです。しかし、夏場の地温が高すぎると翌年の開花率が激減するそうで、オオウメガサソウの開花率は昨年の4.1%に比べて今年は1.3%と激減したそうです。手を加えずに広葉樹が茂ったエリアでの開花率は1%を切ってしまいました。オオウメガサソウの葉は冬場も枯れずに残るため、生息調査は冬場に実施することが多いと説明されていました。360度モニターできるセンサを使って日照量を調査し、開花率との相関を調査したりして、保全のためにさまざまな取り組みや実験を行っているそうです。

遺伝子の分析も実施されていて、ひたちなか海浜公園で見られる全てのオオウメガサソウは同一の遺伝子であることが確認されているそうです。つまりこの一帯に広く分布するすべての花は種で繁殖したのではなく、同じ地下茎から広がったもののようです。

 

あずまやでの概要説明の後、別な担当者から自然の森で見られる草花の説明がありました。すべては記憶できていませんが、復習を兼ねてガイドツアー終了後に写真撮影をしてきました。こちらはシロバナノアザミ。大変珍しいそうです。遠くに咲いているのでズーム撮影です。

 

オオウメガサソウです。昨年もこの場所で咲いていました。

 

上から見ると梅の花の形

 

こちらは、わずかに咲き残っていたウメガサソウ。オオウメガサソウに比べて花の大きさが一回り以上小さいです

 

ナツハゼの花。初めて見ました。黒い実がなり、ジャムにして食べると非常においしいそうです。

 

野生の栗。右側が雌花、左が雄花です。

 

ヤマウルシの花。こちらも初めて見ました。

 

黒いシートで保護されたエリアにやってきました。地下茎でつながっている一株からたくさんのシュートが成長し、その数%に花が咲きます。このエリアの今年の開花率は昨年より大幅に低下して1%を切ってしまったとか。昨年の猛暑の影響が大きいようです。

 

花が咲いているシュートは10本にも満たず、確かに昨年に比べて寂しい印象。地下茎からシュートが成長して3年目から花が咲き始め、5年後に枯れる傾向にあると説明がありました。

 

遠くに咲いている花をズーム。現在使っているキャノンのデジカメは望遠で焦点が合いにくく、花の撮影に苦労します。

 

一般には入れないエリアにも多くの株が見られます。茎の数は多いものの、花は全く見られません。

 

花の付きが良いエリア

 

少し小ぶりのオオウメガサソウ。花数が多いので接写すると綺麗です。

40分近くのガイドツアーはとても充実していました。無料で参加できるのでとてもオススメです。今年は明日(6月9日)まで開催中です。

 

帰りに、薄ピンク色のイチヤクソウを発見

 

上から見るとこんな感じです

 

久しぶりに訪れたひたち海浜公園。せっかくなので、大急ぎで砂丘エリアへ向かいます。お目当ては昨年数多くの花を見ることができたハナハタザオです。ところが、今年は昨年多くの花が見られたエリアは全滅です。保護区域でも、わずかな数の花しか確認できませんでした。

 

こちらはハマボウフウ

 

種を蒔いてハナハタザオの繁殖を試みているようです。

 

昨年とは別な場所です。昨年たくさん花をつけたエリアには1輪も花の姿がありませんでした。繁殖させるのが非常に難しい花のようです。

昨年は砂丘エリアを歩くとポツポツと自生のハナハタザオを見かけました。しかし今年は全く姿を見かけません。天候の影響なのでしょうか。

 

帰りに、道路脇で咲くハナハタザオを見つけました

 

大草原フラワーガーデンのリナリアを見ながら駐車場へ戻りました

 

(参考)昨年6月のひたち海浜公園

ひたち海浜公園のオオウメガサソウ開花 2023.6.1

ひたち海浜公園のハナハタザオとアジサイ見学 2023.6.15

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久しぶりにビオトープ天神の里を早朝散策 2024.6.7

2024-06-07 20:17:27 | 茨城県

今日は茨城県での在宅勤務でした。昨夜は九州から出張で来ていた職場の方を交えた懇親会が急遽開催され、友部のアパートに戻ったのは23時を過ぎていました。それでも、今朝はいつもと同じ4時過ぎに目が覚めてしまい、久しぶりにビオトープ天神の里まで早朝散歩に出かけてきました。目的はイチヤクソウの花です。既に盛りを過ぎていましたが、何とか間に合いました。

 

昨日まで朝の最低気温が10℃から13℃を推移して、空気も乾いて比較的爽やかな陽気が続いていました。高気圧が東海上に移動するとともに南から湿った空気が入り、今朝の最低気温は15.7℃。何となく空気も湿っぽくなってきました。笠間付近では栗の花が満開です。

 

麦秋を迎えています

 

ホタルの里の湿地です。まもまくホタルが飛び交う季節をむかえます。花はほとんど咲いていません。

 

目的のヤマザクラの里に到着。イチヤクソウが咲いていました。

 

イチヤクソウが咲くエリアは林床のほんの一部です

 

どの株も3~4個の花を付けています

 

この付近には15株近くのイチヤクソウが自生しています

 

トンボの里の木道を歩きます。この近くで見られる大株のイチヤクソウの群生地は、補修工事のために土が削られてしまい、残念ながら消失してしまいました。

 

一回りしてアパートへ戻ります

 

菊の花を育てているようです。秋になると花を咲かせ、笠間の菊祭りに出荷するのでしょう。

 

水田の穂も成長してきました。正面には岩間の愛宕山を望みます。

 

満開の栗の花。今年も秋の焼き栗が楽しみです。

 

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勝田駅留置線に並んだリバイバル塗装車 2024.6.3

2024-06-03 20:03:54 | 電車

再び茨城県の話題となります。それもローカルな鉄ネタです(笑)。今日の帰宅時、勝田駅西側の留置線にリバイバル塗装車が3編成並んでいました。これは超レアかもしれません。慌ててリュックからコンデジを取り出し、駅へ向かう帰宅集団が通る過ぎるのを待ってから撮影ポイントへ移動してパチリ。

E531系リバイバル赤電にE653系国鉄色(485系イメージ色)が挟まれていたのです。E531系赤電は、現在K451編成(5両)とK423編成(10両)が運用されています。その2編成が勝田駅の留置線に揃うこと自体が珍しく、おそらく初めてお目にかかったのはないでしょうか。今朝の出勤時に留置線で見かけたのは中央のE653系国鉄色のみでした。明日の朝にはE531系赤電は移動してしまうことでしょう。

 

勝田駅のホーム先端(水戸駅より)から留置線を撮影しました。外側からE531系 K423編成、E653系国鉄色、E531系 K451編成の準に並んでいることを確認しました。

憂鬱な月曜日ですが、レアな車両が並んだ留置線に大満足でした!

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狭間周辺を散策 2024.6.2

2024-06-02 21:41:36 | 自然

今日は上空に寒気を伴った低気圧の接近で不安定な天気となりました。午後から本格的な雨となり、八王子では最低気温15.3℃、最高気温21.6℃と日中は低めの気温で経過しました。雨が降り出す前の午前中、スーパー開店の前にちょこっと自宅周辺を散策してきました。

 

久しぶりに訪れた神社の境内。木の上ではアオバズクがお昼寝中でした。

 

5分ほど見上げていましたが、ほとんど動きがありません。

 

別な角度からズーム

 

別な神社の雑木林ではイチヤクソウの蕾が膨らんでいました

 

今週中には開花しそうです

低気圧の影響は火曜日頃まで残り、その後は北から高気圧に覆われるため、今週半ば以降は比較的良い天気が続きそうです。

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梅雨入り前に片倉城跡公園散策 (初めて見たヒメザゼンソウ) 2024.6.1

2024-06-01 17:15:17 | 自然

今日は午前中から青空が広がり、2週連続でお出かけ日和の週末となりました。八王子では最低気温16.3℃、最高気温27.4℃と平年より高いものの、湿度が低く爽やかな一日でした。午後から来客の予定があるため、午前中に片倉城跡公園を散策してきました。この時期は目的の花も無くふらっと訪れたものの、思わぬ収穫がありました。

 

一つ手前の山田駅で京王線を下りて、小比企町の農道を歩きます。期待通り残雪の富士山が見えていました。

 

富士山をズーム。12月と1月には、ここからダイヤモンド富士が見えるのです。ダイヤの日が週末と重なってくれると嬉しいのですが。。。今年の冬が待ち遠しいです。

 

片倉つどいの森公園ではタマノカンアオイの花がまだ残っていました

 

久しぶりの片倉城跡公園に到着。彫刻広場の緑色が深まってきました。

 

少し前まで雲が優勢だったため、スイレンの花が全開です

 

コウホネの花

 

大勢の人が集まり会話が弾んでいるようです。ヒメザゼンソウの花が咲き始めました。この湿地に咲くことは春に聞いていたのですが、花の姿を見たのは初めてです。春に咲くザゼンソウとは違い、指の大きさほどの小さな花なので、腕を伸ばして接写モードでパチリ。3輪咲いていて、そのうち2輪がこちらを向いていました。

 

奥側の花をズーム

この時期に片倉城跡公園を訪れる楽しみが一つ増えました

 

近くの方に聞いた情報をもとに別な花を探しに行きます。こちらも初めてです。近くをうろうろしても見つからないので諦めていたところ、"こちらです" と別な方に案内頂きました。一人では絶対に見つけられない場所でした。

 

オニノヤガラ(鬼の矢柄)というラン科の花です。2~3年前に西会津の高清水自然公園にヒメサユリを見に行った時に、この花の芽を見た記憶があります。なかなか奥が深いですね。名前を忘れてしまいましたが、アオ??というランも片倉城跡公園で見ることができるそうです。思わぬ収穫に大満足(^^♪

 

水車小屋近くの菖蒲も綺麗でした

 

帰りに安井豆腐店に立ち寄り、期間限定の抹茶ミルク焼きドーナツを二つ購入。昼食後のデザートに食べました。ここのドーナツはしっとりとして絶品。オススメなのです。抹茶ミルクもメチャクチャ美味しかったです。

 

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