今日は南岸低気圧に向かって北から寒気が流れ込み気温が急降下。昨日の日中より20℃以上も低く、午前中を中心に雪となりました。一時期東京地方に大雪警報が発令されましたが、高尾付近は気温が高く湿った雪や霙が降り続き、雨量の割には積雪が少なくなっています。関東地方の最深積雪は秩父6cm、熊谷2cm、前橋、宇都宮、東京、横浜で各1cmとなっています。地形上寒気が溜まりやすい、埼玉県南部から多摩北部、府中から多摩センター、神奈川県中部方面ではネット情報では5cm~10cmの積雪になっている様子です。これらの地域は気温が0.2~0.4℃で推移して、雨量も多くなったことが影響しているようです。特に春先に南岸低気圧の影響で関東地方で大雪となる場合、北西からの寒気が滞留しやすいこれらの地域では、八王子付近よりもはるかに多い積雪となることが多いようです。一方八王子では上空の暖気が早い段階で流入しやすく、大雪警報が出た時点では既にピークを過ぎて、標高の高い狭間付近でも既に霙っぽくなっていました。狭間付近では車の屋根の積雪は3~4cm程度でした。11時~12時に印鑑証明書をとりに八王子南口まで出かけましたが、高尾付近よりも八王子や片倉付近のほうが積雪が多く、まだ雪が降り続いている印象でした。湿度にも依存しますが、雪と霙の境目となる気温が0.5~1℃前後の場合、僅かな気温の差が積雪量を左右します。暖気の流入が遅れてあと0.5℃気温が低かったら、狭間付近では20cmを超える大雪となっていたと考えられます。
狭間付近でも一時雪が強まり、満開の桜が淡く雪化粧しました。
狭間駅に入線する8000系グリーン車。
高尾駅ホームから見た大光寺。
北側の様子。標高250m以上は木々が雪化粧しています。
八王子南口ロータリー。道路にはシャーペット状の雪が残っていました。
車窓からの観察では、北野駅から山田駅にかけては目視で積雪5cm程度。一面銀世界で雪もそれほど融けていません。高尾付近よりも積雪が多い印象でした。
先ほどマンションの外階段から散田町方面の桜をズーム。ソメイヨシノは今日の雪で散ることなく、まだ満開のようです。一方、手前の興福寺の枝垂れ桜は散ってしまったようです。今日初めて気づいたのですが、真覚寺の本堂前のソメイヨシノが見えていました。