10月の初めは八王子で真夏日を観測するなど季節外れの暑さとなり、その後は最高気温が15度以上も急降下するなど気温の変動が目立ちました。20日頃からこの時期らしい冷え込みが続き、連日最低気温が10℃を下回るようになりました。甲州街道のイチョウ並木の黄葉も加速しています。今日の八王子は朝方6.8℃まで冷えこんだものの、日中は最高気温が21℃まで上がり、湿度も低く爽やかな陽気となりました。紅葉見物に出かけるたくなるような青空が広がった午前中、会員になっている某気象会社へのレポートのため、甲州街道の町田街道入口までイチョウ並木の様子を見に出かけてきました。
歩道橋横のイチョウの大木です。町田街道と高尾街道がこの交差点でつながった時(平成11年)に移植されたものです。
足元には銀杏がたくさん落ちています。
歩道橋の上から高尾方面を眺めます。この1週間でかなり色づきが進みました。
こちらは西八王子方面の眺め。まだ緑色が主体です。来月19日のいちょう祭りには黄葉のピークを迎えそうです。
町田街道入口から高尾駅まで歩きます。すでに落葉が始まっている木もあります。
色づきはまだら模様です。
今週日曜日にも紹介した3本。中央の木はすっかり黄金色に染まっています。
高尾駅前から振り返ります。ここからイチョウ並木は追分交差点まで続きます。大正天皇の御陵造営を記念して昭和4年(1929年)に763本のイチョウが植えられたものです。従って、あと7年で樹齢100年を迎えます。
こちらは高尾駅。関東の駅100選に選ばれている駅舎です。昭和2年(1927年)、大正天皇御大喪の時に「新宿御苑仮停車場」として鹿島が施工した駅を移設したものと言われています。この駅舎は高尾駅の南北自由通路整備で支障となるため移築・保存が検討されているようですが、まだ具体的な話は聞きません。このまま残してほしいものです。
帰りは高尾駅南口の大光寺に寄り道。本堂前の10月桜がまだ咲いていました。
四国八十八ヶ所遍礼お砂踏み霊場では花が飾られていました。最近、大祭が行われたのかもしれません。
こちらは狭間駅前の街路樹。きれいに色づいています。
今日は午後から車で実家へお出かけです。高尾警察から並木町にかけてのイチョウ並木は、かなり色づいていました。一方、西八王子から追分付近のイチョウはまだ緑。同じ八王子でも色づき具合にずいぶんと差がありました。