今日は休日です。土曜日と祭日が重なる場合、前日の金曜日が休日という嬉しいルールがあります。天気が良いので、時期的に遅くなってしまいましたが中央線沿線の山に登ってきました。笹子峠の近くにある笹子雁ヶ腹摺山からご坊山を経由して甲斐大和の景徳院へ下るコースです。この秋は大倉から塔ノ岳、丹沢山の往復を計画していたのですが、日が短くなったことと尾根道がぬかるみになっているとの情報があるため、笹子駅から気軽に登れる笹子峠の尾根道ルートを選びました。
中央線沿線の山並みは黄色に燃えています。電車で往復するだけでも楽しめます。笹子駅に8時30分に到着。甲州街道を西へ向かいます。
25分で登山口に到着。50分近く急坂を上ると尾根道に出て一気に明るくなります。富士山も姿を現します。紅葉はすでに終わっていて、山頂へ向けては枯葉の急坂がひたすら続きます。結構ハードな登山道。本格的な登山はGWの茅ヶ岳以来なので、結構足が疲れました。
10時15分に標高1357.7mの笹子雁ヶ腹摺山に到着しました。笹子駅から1時間45分、登山口から1時間20分です。この季節は草花を探すこともないので、かなりのハイペースで飛ばしてきました。
山頂からの眺望です。西側には甲府盆地の先に、白銀に輝く南アルプスを望みます。
白峰三山(農鳥岳、間ノ岳、北岳)です。いずれも3000mを超え、既に雪化粧。いつか歩いてみたい山々です。
お馴染みの甲斐駒ケ岳。ピラミット状の山容が美しいです。
GWに上った茅ヶ岳の右には八ヶ岳が姿を現しています。北アルプス方面はここ数日悪天候が続いているようで、今日も雲の中でした。
最後に富士山をズーム。山頂は木の枝が邪魔するので、少し手前の反射板近辺のほうが富士山の眺望が良さそうです。
山頂で20分ほど眺望を楽しみ10時35分に出発。これから歩く米沢山とお坊山が右手に見えてきました。ここから先は、鎖場や崖もあり結構変化に飛んだ山歩きを楽しめます。11時20分に標高1357mの米沢山に到着。笹子雁ヶ腹摺山より70cm低いようです。山頂は高い木に覆われ幹や枝が邪魔して眺望はいまひとつなのでパス。更に歩き12時ちょうどに標高1421mのお坊山に到着。本日の最高峰です。笹子駅から800m以上も登ってきたことになります。
笹子雁ヶ腹摺山からお坊山にかけて右手に富士山を眺めながら歩いてきましたが、木々の枝越しの眺望となります。お坊山の少し手前に南側に開けたビューポイントがあります。ここまで来ると裾野まで見えてくるので、富士山の高さを感じます。
お坊山山頂は北西方面の眺望が開けています。手前は日川渓谷の山並、遠くには奥秩父の山々、そして八ヶ岳を見渡します。
金峰山の五丈岩をズームしてみました。
お坊山で昼食休憩です。高尾駅で購入したセブンイレブンの100円おにぎりがとっても美味しかった。12時25分に山頂を出発します。もう少し時間が早ければ滝子山まで歩くこともできたのですが、下山途中に日が暮れる可能性があるので本日は断念。滝子山には春のイワカガミの時期に訪れてみようと考えています。
お坊山から大鹿峠にかけては北斜面で霜柱が凍らずに残っています。気温はきっと氷点下なのでしょう。
でも凍結で滑る心配はありません。登山道には落ち葉が10cmほど敷き詰められ、フカフカしてとっても歩きやすいです。枯葉の山道はとても快適です。でも登山道を見失う可能性があるので要注意です。フカフカの山道を下ること18分で大鹿峠に到着。ここで景徳院方向に下ります。下るといっても始めは急な登り(階段)です。
景徳院への登山道はよく整備されています。急坂部には滑り止めの階段が設置されていますが、落ち葉で分かりづらくなっています。暫く下ると次第に木々の紅葉が美しくなってきました。
里に下ってきました。山々が紅葉で燃え盛っています。13時30分に景徳院に到着。
笹子駅を出発してからちょうど5時間。標高差が800m以上あるので結構疲れました(続く)。