朝のうちまで低い雲が広がったものの、日中は快晴で穏やかな一日でした。八王子の最高気温は7.6℃と平年を下回りましたが、風もなく気温以上に暖かさを感じました。
今日も長沼の実家に顔を出しました。車を借りて帰る途中、一度訪れてみたいと思っていた相原中央公園に寄ってみました。町田市のHPによると
豊かな自然に囲まれた広さ約15.7ヘクタールの総合公園です。木製遊具のある芝生広場、季節の花を鑑賞できる四季の丘、見晴らしの良いさくらの丘、樹林内を散策できる自然地形そのままの1km以上にも及ぶ園路、ナイター施設のある相原中央テニスコートと相原中央グラウンドなど、スポーツから自然観察まで、幅広く楽しむことができます。
と説明にあります。
訪れたのは15時過ぎ。日も陰ってきましたが、広い園内を散策することにしました。
まずは四季の丘を登ります。花の少ない季節ですが、数本の素心ロウバイが植栽されて、甘い香りが漂ってきました。
こちらは淡い黄色のロウバイです。満月ロウバイと札が付いていました。こちらも素心ロウバイだと思うのですが・・・
グランドを左手に見て散策路を登っていきます。整備された冬木立の中を歩く気持ちの良いコースです。園内のピーク地点を過ぎて暫く進むと分岐点があったので七国峠方面へ左折してみました。その先も整備された山道が続きます。
次第に道幅が狭くなって不安になりますが5分ほどで十字路にぶつかりました。後から分かったのですが、この地点が七国峠と呼ばれているそうです。この地点の写真を撮っていなかったので、google投稿写真から引用させて頂きました(写真左が相原中央公園)。
その先(写真手前)は行き止まりと表示されていたので、正面の階段(写真右)登ります。大日如来像と案内にありました。
階段と細い山道を登っていくと、ようやく祠がある山頂に到着。「名勝 七国山関七州見晴台跡」の碑がありましたが、周囲は木々に覆われ見晴らしは得られません。昔はここから七つの国(武蔵、相模、伊豆、駿河、甲斐、上総、常陸)が一望できたのでしょう。今は視界が遮られてしまったので見晴台跡に納得ですが、てっきりここが七国峠と思い込んでしまいました。
大日如来像が祀られた大日堂です。
大日如来像の説明です。
祠の近くに立っている案内板です。ここは鎌倉古道。写真では分かりづらいですが朱雀路と呼ばれているようです。鎌倉古道の案内版を以下に引用しておきます。
相原七国峠・鎌倉古道
今から800年前頃、幕府のあった鎌倉を目指して上州(群馬県)や武州北部(埼玉県)の武士たちが駆けつけた伝説の鎌倉古道である。見かけの幅は6~8メートルもあり深い掘割状の遺溝が峠付近にかけてよく残っている。古くは奈良時代頃にはすでに使用されていたとも考えられるが、また明治時代には相模川から海路で横浜へと絹製品を運ぶ「絹の道」ともなった。
帰りは再び相原中央公園へ戻り「さくらの丘」から芝生広場に下ってきました。「かぶとのおやど」と書かれたボックスでは枯葉を集めて堆肥を作っているのでしょうか・・・
(おまけ)
夕方、高尾山上空にはい雲が垂れ込め夕焼けを遮ってしまいましたが、綺麗な光芒が現われたので紹介しておきます。