高尾の自宅から約2時間かけて、先ほど友部のアパートに戻ってきました。圏央道ではずっと右側に16夜(いざよい)の月が明るく輝いていました。この16夜の月の出は昨日の満月より約50分遅れの18時35分でした。方角は7度ほど南の81.8度。自宅から見ると東京スカイツリーの少し南から昇ってくることになります。夕食前の慌ただしい時間帯ですが、赤い月を期待して外階段を上り、月の出を待ちます。日没から1時間経過しているため、雲が無ければ月の出が見えるはずです。
東京スカイツリーの手前にはめじろ台の京王マンション。その右側に、うっすらと赤い大きな月が見えてきました。
上のほうから赤味が増してきました。
赤い月の出です。
赤い月に大きなウサギが浮かんできました。
少し倍率を下げます。昨日よりも東京スカイツリーに近い位置からの月の出。
赤から橙、黄色、白へと月の色は変化していきます。その変化を楽しみたいところですが、夕食後に茨城県へ戻らなければなりません。橙色に変わったところで観察を終了としました。
東京スカイツリーの近くからの月の出は初めてでした。月は1日に5~8度近く昇る位置が変わるので、東京スカイツリーの後方から昇る月を捉えることは容易ではありません。一方、太陽は1日に0.4~0.5度しか動かないので、前もって方角を確認しておけば、年に2回のチャンスがあります。今年は4月8日と9月4日。残念、いずれも平日で東京にいません。一方、月の出については調査できていません。まあ今日のように同一視野に入ればOKとしましょう。