ウリパパの日記

自由気ままに・・・

総武流山鉄道

2008-05-25 16:27:18 | 電車
最近天気に恵まれない週末が続きます。このような時は電車でちょっと遠出してみては・・・
少し前になりますが、今年のGWに以前から気になっていた千葉県のローカル線「流山線」を息子と二人で乗りに行ってきました。正式名称は総武流山鉄道と呼び、常磐線馬橋駅~流山駅間 5.7kmを結ぶローカル色にあふれた鉄道です。秋葉原駅からつくばエクスプレス(快速)で時速130km/hの快感を味わうこと約20分、南流山駅に到着。そこから流山線の鰭ヶ崎駅まで歩ける距離なのですが、当日は風雨が強かったのでタクシーを使い、終点の流山駅へと向かいました。料金は1000円ちょっとです。
流山駅は街の中心と聞いていたのですが、駅の周りには何もありません。駅舎はローカル線の趣が残る懐かしい姿を留めていました。参考までに流山は新選組隊長の近藤勇が官軍に束縛された地で、陣営を敷いた長岡屋の跡が史跡として残っています。


ちょうど硬券の記念入場券を売っていたので早速購入。そして馬橋駅までの切符を自動券売機で買い無人の改札を通り抜けると「なの花」が馬橋方面からやってきました。何と2両編成、車両は西武線からの譲渡車です(元西武701系)。側面には黄緑色で大きなNの字が描かれています。


振り返ると流山駅の車庫には青色の「青空」。元西武鉄道の801系です。また反対側のホームには茶色の「明星」が停車していました。さて、「なの花」に乗り込み馬橋駅へ向けていよいよ出発です。発車ベルは、あの懐かしいジリリリリ・・・という音。この音聞いたのは何十年ぶりでしょうか。馬橋駅まではゆっくり住宅街を走ります。でも結構揺れるな・・・という印象。駅の数は流山駅を含めて6個あり、途中駅で黄緑色の「若葉」とすれ違いました。


終着の馬橋駅では反対側のホームに橙色の「流星」が停車中。元西武鉄道の101系です。流山線の車両はこれで全てです。なの花、青空、明星、若葉、流星の5編成、計13両。全て西武鉄道からの譲渡車で統一されています。
流山駅から馬橋駅まで15分弱、昭和の雰囲気を味わうことができました。でも車内は殺風景。祭日の昼間とはいえ乗車しているお客さんもまばらです。経営状態がとても心配になります。沿線は思っていた以上に住宅地が広がっていました。つくばエクスプレスが開通して変わってきたのでしょうか。しかし、馬橋駅から常磐線経由で東京方面へ向かっていたお客さんがつくばエクスプレスを利用するようになり、年々流山線の利用客が減少しているとう話しを聞いたことがあります。



こちらはおまけ。馬橋駅からバスに乗り新京成線の常盤平駅へ向い、妹の家を訪ねました。新京成線では、アートトレインのヘッドマークを付けた8000系やほぼ全面ラッピング状態の8900系にお目にかかりました。イオンショッピングセンターの広告のようです。電車にスーパーの広告とは・・・
写真を撮り損ねましたが、N800系のラッピング電車にもびっくり。印西牧の原駅前のガーデンモール(BIG HOP)の巨大な広告で覆われ、江ノ電10系を思わせるレトロなデザインが印象的でした。

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陵南公園の「カルミア」の花

2008-05-18 18:03:16 | 自然
不安定な天気が続いています。爽やかな五月晴れとはいきませんが昼から晴れ間が出てきたので、近くの陵南公園へ散策に出かけました。愛用の自転車の乗り心地が悪くなったこと(奥さんが後ろに籠を取り付けた)、メタボ対策として一日一万歩を目標にしていることから、自宅から徒歩で向かいました。南浅川橋を渡ると駐車場待ちの車が長蛇の列・・・何か催しがあるのかな?と一瞬期待しましたが、何もありませんでした。
管理事務所の近くに見慣れない花が咲いています。近寄って見ると、パラソル状の花。そして蕾がとても不思議な形をしています。搾り出しのクリームというか金平糖みたい。帰って調べてみると、「カルミア」と称するそうで原産地は北アメリカ。別名アメリカシャクナゲとも呼ぶそうです。私は初めて姿を見ました。


近くにはまだ石楠花の花が沢山咲いています。遅咲きの種類なのでしょうか?


思わぬ花に出会えて足取りも軽くなり御陵の参道を西へ向かいました。ここのケヤキ並木は大木が続き荘厳な雰囲気が漂ってきます。紅葉の時期だけでなく新緑の季節もお奨めですよ。今日は久しぶりに武蔵野御陵と多摩御陵にお参りしてきました。いつも悩むのは多摩御陵、武蔵野御陵のどちらを先にお参りするか・・・今日は武蔵野御陵を選択しました。でも玉砂利は疲れますね。どうしても道の端っこを歩いてしまいます。

あれこれ歩くこと12000歩。メタボ解消の13000歩には達しなかったので、今夜のアルコールは量を減らすことにしよう。

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N響定期公演(Cプロ)

2008-05-17 15:03:08 | 音楽
昨日都心へ出かける機会があり、当日券を購入してNHK交響楽団の定期演奏会(5月公演Cプログラム)聞いてきました。金曜日とはいえさすがに平日で、空席がかなり目立ちます。座席は舞台向かって左側の前から9列目。少々前過ぎましたが、ピアニストの右手の動きやN響団員の表情がよく見えました。

最近オペラ公演にはちょくちょく出かけるのですが、オーケストラの演奏会は5年ぶりです。NHKホールは外来オペラ公演で時々来ていますが、その時のワクワクする雰囲気とは異なりアットホームな印象でした。観客には定期会員になられているお年寄りの方が目立ち、その影響かもれません。

さて前半はブルーノ・レオナルド・ゲルバーを迎えてのベートーベンピアノ協奏曲3番。ゲルバーは小児麻痺を乗り越えベートーベン弾きとして世界的に活躍し、日本にも度々訪れていますが、私は始めてその生演奏に接しました。1941年生まれなので今年でもう67歳。もう中堅ではなく巨匠という年齢ですが、確かにステージに現れたときはその貫禄に圧倒されます。そして物凄いメタボです。丸いお腹に腕がつっかかってしまうのではと真面目に心配しましたが、それも杞憂に終わりました。やや遅めのテンポ?で余裕たっぷりに奏でられる音色、特に弱音の響きは決してロマンチックになりすぎず、でも心に深く響いてきます。1楽章のカデンツアや3楽章など、決して重厚にならず、でもベートーベンらしさに溢れています。”ハラハラドキドキ” がなくちょっと物足りないかも知れませんが、安心して聴けるベートーベン。久しぶりの体験でした。逆にN響のほうが緊張気味?で心配になってしまうほどで、ゲルバーも少し物足りなかったのでは?ゲルバーさんは、さかんに指揮者の尾高さんにメッセージを送っていたように感じました。終演後の観客の反応はそれほど熱狂的ではありませんが、私は満足しました。今、ゲルバーさんは全国ツアー中のようなので、機会があればピアノソナタ(勿論ベートーベン)を聴いてみたいです。

休憩後の後半はエルガーの交響曲第一番。指揮者尾高忠明の本領発揮です。あのエネルギッシュな指揮振りも健在で、N響ものびのびとした演奏でした。私はエルガーという作曲家を詳しく知らなかったのですが、昨年生誕150年をむかえイギリスでは熱狂的なイベントが続いたようです。そして今年はこの曲が作曲されて100年目。つまり20世紀初頭の音楽なのですね。かなり玄人好みの大作らしいのでうが、一言で表すと、ブラームス作曲、スメタナ編曲「スターウオーズ」という印象です。
第1楽章(アンダンテ)は勇壮な旋律と解説にはありますが、私には退屈。このまま50分も耐えられるかなと不安になりましたが、第2楽章(アレグロ・モルト)に入ると突然眠気が吹っ飛びました。解説書の表現 「まるで、ジョン・ウイリアムスを先取りしたかのような映画音楽に出てくる行進曲風のメロデイ」。まさに!ブラームスだけなくモチーフの使い方にはワーグナーを連想させます。そしていつの間にか第2から、第3、第4楽章へ。私には楽章の切れ目が分かりませんでした。第4楽章ではスメタナの連作交響詩(わが祖国)を思わせるボヘミアの香りが漂ってきます。終わりそうでなかなか終わらないクライマックス。そして、威風堂々を思わせる最後。ここへ来て、ああ、これこそエルガーだ!といった感じでした。終演後は拍手喝采。楽団員も足をバタバタ。N響の皆さんも満足のいく演奏だったのではないでしょうか。疲れきったせいかアンコールはありませんでした。

私はエドワード・エルガーを演奏会で始めて聴いたのですが、安心して聴ける作曲家ですね。でも主題がしつこく繰り返される割には印象に残らない旋律。やはり超有名な威風堂々第一番のイメージが強すぎるのでしょう。
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金毘羅神社と初沢城址散策

2008-05-11 21:10:42 | Weblog
冷たい雨が止んだ午後、高尾駅の近くにある二つの山を散策してきました。まずは、駅のすぐ西側に位置する金毘羅山。山裾を京王線の高尾第一トンネルが貫き、山頂には浅川金毘羅神社が祀られています。高尾駅から西へ5分ほど歩いたところに登山口があり山頂まではそこから約10分の道のりです。説明によると、北条氏の砦としてこの山が使われ、江戸時代に入り全国に金毘羅信仰が流行った頃、山頂に祠が設けられて神社となったそうです。山頂の標高は250mほどでしょうか・・・


登山道の途中で見つけたマルバウツギです。5月にはよく見かける純白の花です。上向きに平開し、黄色い雄しべは10本で翼があります。


次に訪れたのは初沢城址。高尾駅から見ると南側にそびえる標高295mの山です。山頂へは、みころも公園の一角にある高尾天神社から登ることができます。この山城は、片倉城の大江氏の支城で、それ以前は武蔵七党横山党の椚田氏の城だったといわれているそうです。山頂からは南西方向の展望が開け、初沢川の谷の向こうに丹沢方面の山並みを望むことができます。山頂を経てみころも霊堂へ一周するハイキングコースが整備されていて、今日はそこを歩いてみました。雨上がりで何度か滑りかけましたが、雨に濡れた新緑の香りと鳥のさえずりが心地よかったです。あれこれ歩いて、万歩計は14000歩を表示。今日の目標(13000歩)はクリアしました。

ところで、今日歩いた金毘羅山や初沢城址の地下には巨大な洞穴、浅川地下壕があるそうです。その規模は長野市の松代大本営地下壕と並んで日本最大級で、東洋一といわれた軍用飛行機メーカ、中島飛行機株式会社の秘密地下向上として使われていたそうです(フィールドワーク 浅川地下壕より)。


夕方からは、昨日から延期となった十二社神社の燈明祭りへ行ってきました。毎年5月に行われている幻想的なお祭りです。ロウソクの炎に包まれた階段はほのかに暖かく、山頂では暖かいお粥がふるまわれていました。ロウソクを2本購入して一回引けるクジの結果は・・・娘が2等!景品はおせんべいとカップ麺でした。参考までに、昨年は息子が一等のソーメンを当てたのです。

昨年の様子
 http://blog.goo.ne.jp/uripapa_as/e/278b28d19edcfeaf88895fbde02a0ada
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かたつむり発見

2008-05-10 18:42:29 | 自然
肌寒い一日でした。日中の気温は12℃前後と2ヶ月近く季節が逆戻りした感じです。夕方近くのスーパへ買い物へ行った帰り、大きさ4cmほどのカタツムリを道路の上に発見しました。カタツムリを見るのって、何年ぶりだろう・・・
このままでは車に轢かれてしまう!近くの紫陽花の葉っぱの上に移してあげました。暫く固まっていたようですが、ほどなくして動き出し一安心。

来月はもう梅雨ですね。最近アマガエルやカタツムリが周りから減ってきたように思えます。
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八王子城跡

2008-05-06 20:43:36 | Weblog
連休最終日になって、ようやく爽やかな五月晴れに恵まれました。今日は一日庭仕事に専念するつもりでしたが、あまりにも天気が良いので午後から近くの八王子城跡へ行ってきました。この地へ越してきて10年以上経ちますが、実は一度も訪れたことがなかったのです。自宅から歩いて行ける距離ですが、時間節約のため自転車を利用。中央高速をくぐるあたりから緩やかな上り坂が続きしんどかったですが、約20分で管理棟に到着しました。


まずは、戦闘時の要塞となった標高450mの本丸へ向かいました。山頂までは約20分の本格的登山。本丸へ向かう途中に、八王子神社があります。八王子城は天正12年(1584年)頃から北条氏康の二男、氏照が築城をはじめ、居城をここに移しました。その時、城の鎮守として牛頭八王子権現をここに祭り、城を八王子城と唱え、これが八王子と言う地名の由来になったとされています。


八王子神社から少し登ったところに本丸跡があります。城跡というので広い山頂を予想していたのですが、意外にも狭い平地に驚きました。きっと小さな建物が築かれたのでしょう。周囲は針葉樹に囲まれ、眺望はききません。
山全体が城となった壮大な八王子城は関東随一の堅城と言われましたが、落城はあっけなかったようです。天正18年(1590年)6月23日の未明、前田・上杉・真田連合軍15000人が元八王子側と恩方側から猛攻撃をかけ、夕方には陥落しました。城主氏照は小田原城籠城で不在、留守を預かる武士、農民、神官、山伏総勢3000人では多勢に無勢、よく夕方まで持ちこたえたものです。


本丸からの眺望は期待はずれでしたが、八王子神社に隣接する松木曲輪(二の丸)やそこから少し下った山道からは南関東が一望できます。上の写真は八王子方面の遠望です。


山麓に戻り、古道を通り御主殿跡へ向かいました。城山川にかかる曳橋は最近新しく架け直されたそうです。


御主殿は文字通り城主氏照の館があったところで、石畳や石垣は、発掘によって確認された当時のものをなるべく活用し、破損個所についても、できるだけ当時の形に忠実な復元がされているそうです。


御主殿跡の近くにきれいな滝があります。御主殿の滝と称され、解説によると、八王子落城時に城方の婦女子や将兵らが次々と自刃し次々と身を投じたといわれています。その血で城山川の水は三日三晩赤く染まったと伝えられているそうです。


最後に、管理棟の案内板に描かれている立体図です。氏照は山全体が城となった壮大な城郭を構想しましたが、落城時はまだ未完成の状態であったと考えられているようです。
八王子市のHPによると、八王子城跡は平成18年に「日本100名城」に選ばれました。「日本100名城」には世界遺産の姫路城、国宝の彦根城・松本城、また東京都内では江戸城など、そうそうたる名城が選定されており、八王子城は戦国の山城としての状態を良く残していることなどから選ばれたそうです。

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平塚新港でイワシ釣り

2008-05-05 18:44:01 | 釣り
今日は子供の日。息子を連れて2人で平塚新港へイワシ釣りに行ってきました。天気が崩れそうなので朝早めに出発し9:30に到着。連休中ということもあり、既に大勢の釣り客が来ています。今日は風も弱く波も穏やかです。近くの釣具屋で仕掛け(2.5号、10本組の小針)を購入。コマセを針につけて海に沈めたところ、もう入れ食い状態。湾内が釣堀になってしまった感じです。オモリを沈める同時にブルブルッ・・・ 一度に3~4匹かかることも時折ありました。欲張って放置しておくと、魚が暴れて針が絡んでしまうので、さっさと釣り上げないと大変なことになってしまいます。もう息つく暇がありません。あれこれ3時間近くで、8cm~10cmのイワシが200匹近く釣れました。ウロコが剥げやすいので、多分トウゴロウイワシでしょう。手や洋服に剥げたウロコがこびりついてしまいました。イワシの他には息子が15cmのサッパを一匹釣り上げました。イワシ以外にもサバの幼魚もいたかもしれませんが、違いがよく分かりません(ウロコが無いのはサバっ子かな??)。欲張って、合間にチョイ投げをやってみたのですが、こちらのほうはサッパリでした・・・

しかし、13:00を過ぎるころから当たりがぴたっと止んでしまいました。たまに釣れても1~2匹が単発でくるのみ。天気も怪しくなってきたので、釣果に満足し、14時には終了としました。


イワシも10cm近い大きさになると、お刺身にできます。釣ったらすぐに氷水で冷やして保管しているので鮮度は抜群です。帰宅後は、せっせと内臓と骨をとり、おろしショウガと庭から摘んだシソを散らせてお刺身の完成。途方もない数を釣ってしまったため、残りは唐揚げと煮付けにしました。酒のつまみに最高です。さあ、これからイワシ三昧の夕食です!

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檜原村の「もりのうた」

2008-05-03 08:42:10 | グルメ・お店
檜原村の下川乗にあるお店を紹介します。5/1のハイキング帰りにふと立ち寄った喫茶店です。店内は木工房「Forest's もりのうた」も兼ね、ご主人手製の木工作品が展示・販売されています。ログハウス内の工房で製作されているらしく、地元檜原村の檜や杉などを素材に木目にこだわった作品はどれも魅力的です。おもちゃや生活雑貨、キッチン用品、野鳥グッズなどなど。家具の注文まで受け付けているそうです。手にとって眺めていると、店主(奥さん)が丁寧に説明してくれます。お土産にフォトスタンドを購入。そして一品一品こだわりを持って作製したと説明してくれたジャムスプーンとバターナイフも買ってみました。早速自宅で重宝しています。

茶房のほうは、店内だけでなくテラスでもくつろげます。お花がとても綺麗で、テーブルの上にもシャガの花が生けてありました。次のバスまで一時間ほどあったため、挽きたてのコーヒ(キリマンジャロ)と自家製のパウンドケーキでゆっくりと過ごしました。ウグイスの鳴き声と南秋川のせせらぎ、そしてコーヒーの香り。山登りの帰りに自然の中で味わうひと時は、とても贅沢な気分です。

店内には地元で撮影したカタクリの写真が飾ってあります。話し好きの奥さん(ママ)によると、人里バス停のシダレ桜も綺麗らしいです。

このお店、檜原街道に面し駐車場も広いので気軽に立ち寄れます。パンフレットにHPが記載されていました。暖かい店内の様子が伝わってきます。

   http://www5b.biglobe.ne.jp/~forest-p/


これはお土産の一部です。
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ウルビーノのヴィーナス展を見学

2008-05-02 15:53:54 | 展覧会
GW2日目。午前中、上野の国立西洋美術館で開催されているウルビーノのヴィーナス展会を見学してきました。本展覧会ではイタリア各地から貸し出されたヴィーナスを主題とする絵画や彫刻、工芸品などが展示されています。古くは古代ギリシャ神話の女神アフロディテ、ローマ時代のウェヌスに関する工芸品から、ルネサス、バロック初期に至る美しい数々の絵画を堪能してきました。

圧巻はティツィアーノの名作「ウルビーノのヴィーナス」。この作品だけは神話性が一切排除され、官能的な姿が迫ってきます。特にヴィーナスの視線が特徴的です。他の作品は傍らに登場するキューピッドと向かい合っていたり後姿であるのに対し、この絵はヴィーナスの視線が絵を見る我々に注がれているのです。忠誠のシンボルである犬とのバランスも絶妙。神話性を排除したためどこがヴィーナス?と一瞬思いましたが、解説によると赤いバラや窓辺の鉢植え(ミルト)がヴィーナスを象徴しているそうです。この名作はその後、女性ヌードを描く画家にとっての手本となったそうです。

ミケランジェロの下絵に基くポントルモの作品「ヴィーナスとキューピッド」には衝撃を覚えました。よく見ると男性のような筋肉隆々としたヴィーナスの裸体。男性的な筋肉とキューピットと絡む女性的な愛の融合がマニエリズム的に描かれています。

ティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」。ヴィーナスの制止を振りきって狩りに出ようとするアドニス。狩りの最中に猪に突き殺されてしまいますが、アドニスの表情に不吉な予感を感じてしまいました(蛇足ですが、アドニスの流した赤い血からアネモネが咲いたのです)。音声解説によるとキューピッドがヴィーナスを誤って傷つけてしまったことがこの悲劇の発端となったそうですが、その張本人のキュピッドは昼寝を決め込んでいるのです。

最後にアンニバレ・カラッチの2作品「ヴィーナスとサテュロス、小サテュロス、プットー」「ヴィーナスとキューピッド」も印象に残っています。

朝早い時間であったこともあり人出は予想よりも少なく、2時間かけてじっくり鑑賞できました。その後、久しぶりに常設展を訪れ、モネやルノワール、マネなどの近代絵画を見てきました。
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陣馬山から笹尾根縦走(2)

2008-05-01 21:24:34 | 山登り
可憐な野の花との出会いは山登りの魅力の一つです。最近の暖かさで山サクラはほとんど散ってしまいましたが、まだ春の花を楽しむことができます。まずは陣馬山。植林帯を抜けた山頂付近では、まだミツバツツジの姿が見られました。


ミツバツツジのすぐそばでニリンソウの群落が見事でした。


これはヒトリシズカ。複数の茎が林立しているため目立ちます。尾根沿いのいたる所で可憐な白い花を咲かせていました。


熊倉山付近で見つけたナガバノスミレサイシン。季節的には終わりに近づいていますが、今回のコースでは半日陰の木立でよく見かけました。


深く裂けた葉が特徴のエイザンスミレ。醍醐丸や熊倉山付近でチラホラ姿を見かけました。スミレの宝庫、高尾山よりも多い印象です。


これは葉が開きかけたヤブレガサ。陣馬山では葉がすっかり開いていましたが、三国山付近の日陰ではこれからみたいです。


最後に、浅間峠から上川乗へ下山する途中で見かけたイカリソウ。高尾の近くでは一丁平に群生地がありますが、こちらでは山道脇に咲き乱れています。

このほかにもチゴユリやホウチャクソウ、ジュウニヒトエ、ミミガタナンテンショウ、シャガ、タチツボスミレやマルバスミレ、ヤマツツジ、ヤマブキなどなど。カタクリにはちょっと遅かったけれど、春の花々を満喫してきました。

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陣馬山から笹尾根縦走(1)

2008-05-01 19:18:24 | 山登り
ゴールデンウイーク休暇の初日。天気が良いので陣馬山から笹尾根を歩いてきました。
高尾駅北口7:33発の陣馬高原下行きのバスに乗ること約40分。途中、恩方近辺のリンゴ農園の白い花が印象に残っています。陣馬高原下からは昨年秋と同様、陣馬山新ハイキングコースを経由して標高857mの山頂へ向かいます。チゴユリやタチツボスミレ、ヒトリシズカなどの花を見ながら約50分で到着。湿度が高く霞んでいるため遠望はききませんが、これから向かう生藤山方面が姿を見せていました。GW中とはいえ平日なので登山客もまばらで、静かな山歩きを楽しめそうです。
9:25に陣馬山頂を出発、和田峠まで降りて醍醐丸へと向かったのですが、途中林道から登山道への分岐点を見逃してしまい、林道を500m程度進んだところで方向が違うことに気付いて急遽Uターン。結局和田峠から100m入った地点まで戻り西側へ分岐する登山道を発見。あれこれ30分程度時間をロスしてしまいました。登山道に入ってからはひたすら登り坂。タチツボスミレに混ざりエイザンスミレが目立つようになってきました。


10:25に標高867mの醍醐丸に到着。ここは八王子市の最高峰なのです(陣馬山より10m高い)。期待していたのですが、古びた標識があるのみで休憩用のベンチも一つだけ。少しだけ最高峰の雰囲気を味わった後、生藤山へ向かって出発。


ここからは尾根道が続きます。ヤマサクラやミツバツツジはほとんど散り、新緑の芽吹きが初夏を感じさせます。標高800m~1000mの尾根歩きは予想外に疲れました。連行峰、茅丸と1000mを超える峰が続き、茅丸(1019m)は本日の最高峰かも知れません。


生藤山の山頂へは小高い崖を登っていきます。足がガクガクで結構しんどい。11:40に辿り着いた山頂は小さなベンチが置かれているだけで、予想外に狭い。北側は灌木で覆われ展望が得られるのは南側のみ。空気が澄んでいれば富士山方面が見えることでしょう。

生藤山から300mほど進んだところに標高960mの三国山があり、こちらの山頂は広い。12時になったので昼食休憩としました。地図を見ると、文字通り東京、神奈川、山梨がここで接しているのです。しかし今日は暑い。汗ダクダクで、近くで蛇もニョロニョロ。写真を撮り損ねた(残念!)
昼食後は笹尾根を北へと向かい、標高966mの熊倉山を経由し浅間峠へ。すれ違う登山客はほとんど無く、鳥のさえずりを聞きながら足取りも軽やかです。


12:35に標高881mの浅間峠に到着。今日の尾根歩きはここで終了し、桧原村方面へ向かい下山することにしました。上川乗へ向かってはひたすら下り坂。このあたりイカリソウがとても綺麗です。

イカリソウやスミレを見ながらのんびり下山し、13:30に上川乗に到着。バスの時間を調べたら何と次は14時46分。一時間以上あるので五日市方面へ向けてフラフラ歩いてみることにしました。南秋川沿いに15分ほど歩いたところに「もりのうた」という木工房・茶房を見つけ、ここで暫く休憩しました。ウグイスの鳴き声と秋川のせせらぎ、そしてテラスで味わう挽きたてのコーヒー。山登りの疲れも吹き飛び、幸せな気分で山登りを締めくくることができました。とても素敵なお店なので、別途ブログで紹介します。

帰路は下川乗からバスで武蔵五日市に出て、五日市線、八高線経由で高尾に16:15に到着。万歩計の表示は25000歩。よく歩いた。疲れた・・・

本日(5/1)の山行記録
 7:10 自宅出発 ⇒ 8:20 陣馬高原下 ⇒ 9:10 陣馬山頂 ⇒ 和田峠 ⇒ 10:25 醍醐丸
⇒11:15 連行峰 ⇒ 11:30 茅丸 ⇒ 11:40 生藤山 ⇒ 11:43 三国山 ⇒ 12:05 出発
⇒12:15 熊倉山 ⇒ 12:35 浅間峠 ⇒ 13:30 上川乗 ⇒ 14:48 下川乗出発
⇒16:15 高尾着  
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