再び先週金曜日の奥日光、霧降高原散策の話題に戻ります。新緑とツツジに包まれる霧降の滝の観瀑台を出発してキスゲ平園地へ向かいます。標高差は600m足らずで季節は1か月近く逆戻りします。キスゲ平付近では、これから木々が芽吹き始めるところです。
奥日光からの移動途中に昼食を買い忘れたので、レストハウスに立ち寄り、昼食休憩とします。入口で花の開花状況が紹介されていました。ちょうどカタクリの花が満開を迎えています。
さっそく散策開始です
朝からたっぷり日差しを浴びて、どの花も全開です
タチツボスミレも開花
キスゲ平は、昔スキー場でした。そのため草原が広がり早春にはカタクリの花が一斉に花開きます。
カタクリの花を見ながらの遊歩道散策が続きます
階段の周囲にもカタクリが咲き乱れます
東京や茨城県で咲くカタクリよりも、一回りサイズが小さい印象です。広大な草原で見るからそのように感じるのかもしれません。
この草原では7月になるとニッコウキスゲの花でで彩られます。
カタクリの群生は標高1500m付近まで続きます。カタクリの群生が終わると、最後はひたすら階段を上ります。
標高1582mの小丸山展望台に到着。北には高原山を遠望します。
南側の眺望。鹿沼、足尾の山並みを遠望します。秋になって空気が澄むと正面に富士山が見えることがあります。
展望台からさらに登り、園地の柵から外に出ると、標高1610mの小丸山に到着。正面には赤薙山へ至る尾根道が続きます。
南側の沢を見下ろすと、アカヤシオが咲いています。
尾根道の密度の濃いエリアをズーム
沢沿いの急斜面もピンクに染まります。レストハウスの案内通り、ピークを迎えていました。
帰りは階段を下ります。途中、オオカメノキが開花していました。
レストハウスの近くで見かけたヒメイチゲ
フデリンドウ
レストハウスに戻り、再びコーヒー休憩。その後は近くの六方沢まで足を延ばしてみることにしました。歩くと時間がかかるので車で移動です。
霧降高原にはアカヤシオの群落が点在します。レストハウスの案内通り、キスゲ平園地の第3駐車場からもその様子を見ることができます。
六方沢近くの駐車場に移動して、六方沢橋へ向かう途中の斜面
六方沢橋を渡り振り返ります
丸山北側にもアカヤシオの群生が点々と存在します
六方沢方面。雪渓とアカヤシオ
橋を戻る途中でピンク色の斜面を見上げます。女峰山方面からの雲が湧きたち、太陽が遮られてしまったのが残念です。
丸山方面から下ってくれば、アカヤシオの下を歩くことができるのでしょうか・・・
足元見ると、ヒメイチゲが群生していました
青空が広がることを期待してしばらく雲の流れを見ていましたが、退散する気配がありません。南側には青空が見え隠れしていますが、なかなかそのエリアが広がらないようです。
霧降高原の散策はこれで終了として、自宅へ戻ることにしました。5月に入り休暇を取得できるようであれば、アカヤシオ同様当たり年となりそうなシロヤシオを求め、再び奥日光を訪れてみる予定です(終わり)