11/11(水)に午後休暇を取得して、再び大子町を訪れました。目的は奥久慈の紅葉を見ながらのドライブと月待の滝です(二つ前の記事参照)。予定より早く到着したため、日の入りまで時間があります。車をさらに北へ飛ばして福島県境に位置する八溝山に登ることにしました。11/3に訪れた時は思わぬ遠望に巡り合えましたが果たしてどうでしょうか。前回ほどは空気が澄んでいませんが北の空には青空が残っています。
午後3時45分に山頂直下の駐車場に到着。平日ということもあり他に駐車中の車は1台のみでした。早速山頂の展望塔に登ります。今日も冷たい北西の風が強く吹いています。
西側には高原山から那須連邦は姿を見せています。前回は雲の中だったので、この方面が遠望できて満足です。正面中央のピークが茶臼山、その右側のピークは三本槍岳です。その右には旭岳、その先の標高がやや下がった
ところが大白森山と小白森山、写真右端のピークは大戸岳あたりでしょうか。会津鉄道沿いの峰々が続いています。
高原山(前黒山)の左には双峰の燧ケ岳が姿を見せています。中央は帝釈山です。
那須連邦の北側には会津磐梯山。その左奥は猫魔ヶ岳方面です。
磐梯山の北側には前回も紹介した安達太良山が続きます。
安達太良山の裾野の奥に山の姿が見えています。さらにズームしたところ、左側の山のピークがはっきりと認められました。地図に糸を引いて確認したところ蔵王連山の熊野岳にたどりつきました。蔵王連峰の主峰が見えているのですね。11/3に紹介した山座同定プレートには安達太良山の右に蔵王連山が描かれていました。熊野岳右側の稜線は屏風岳方面となりますが、雲に覆われれしまっているのが残念です。
郡山の街並みの奥には福島県と宮城県の県境付近の山が連なっています。半田山から馬頭山、雨塚山方面と思われます。
向かって左側は半田山方面です。その背後にはうっすらと蔵王連山が見えています。
雨塚山の左奥をズーム。
コントラストをつけて画像処理したところ、二つの山が重なって見えていることが分かりました。手前は青麻山、その背後が泉ヶ岳でしょう。地図で確認したところ、八溝山と青麻山、泉ヶ岳が一直線に並んでいます。150km近くも離れた山を特定するのは難しいですね。
南東方面には夕陽を浴びて奥久慈男体山がオレンジ色に輝いています。
南西の空です。正面は宇都宮方面。空気が澄んでいると富士山が見える方角です。南側の眺望はいまひとつです。筑波山も前回ほどは明瞭に見えていませんでした。
再び燧ケ岳方面の山並みです。写真の右奥は多分会津駒ヶ岳でしょう。
再び会津磐梯山です。山頂がすっきりと姿を現すことはありませんでした。
日が沈むと急激に寒さが加わってきました。急いで車へ戻り、帰りは大子町の日帰り温泉施設(森林の温泉)に立ち寄りました。午後5時を過ぎると入浴料が700円から500円に割引となります。満点の星空を見ながらの岩風呂は気持ちが良かったです。大浴場には沢山のりんごが浮いていました。