おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

酒は百薬の長

2005-03-28 00:01:21 | 湖国日記
日記を書き始めて12日。文章を書くのは好きなんで、こんなんへっちゃら、なんて思ってたのですが、友人に知らせたところ、「忙しいうずらさんやのに、それって、自分の首しめてない?」なんて言われました。「そんなことないで~」って言ってたんやけど、なんか人に知らせたとたん、責任のようなものを感じてしまいました。とりあえず、人に迷惑をかけない。ウソはつかない。ホントは書いてもホンマは書かない? なんて思ってます。

さて、滋賀の日本酒の話です。
滋賀県には60ほど蔵元があり、なかなか美味しいお酒が造られてます。近江の地酒のおいしさには3つの理由があって、まず、おいしい水があること。2つ目は、おいしいお米が豊に実ること。3つ目に、底冷えのする冬が寒仕込みに最適なことです。琵琶湖を中心に、湖北、湖東、湖西、湖南の4つの地域で味が変わるのも特徴。大手4社がほとんどを生産しているビールに比べて、日本酒は全国に2300余りの蔵元があります。近畿には有名な酒どころの京都の伏見と兵庫の灘があり、大手の酒造メーカーもここに集中しているせいか、意外に地元近江のお酒は知られていないんですね。それと、昭和40年頃までは石高(生産高)制限があり、大手メーカーへ「おけ売り」をする酒造所がたくさんありました。日本酒の需要が減って、醸造をやめてしまった蔵もありますが、近年、大吟醸、吟醸、純米酒などの特別酒が登場し、「小さな蔵で手間をかけて造ったお酒だから、ウチのお酒はウチで売ろう、本来のおいしいお酒にこだわろう」という本物志向のおいしい酒造りに努める酒蔵も増えました。私が近江の地酒を取材したのは2000年。それまでビール党やったんですが、取材と称して何度も飲んでるうちに(やっぱり特別酒を)、飲み方や味も少しはわかるようになり、気が付いたら夫婦二人で太ってしまってました。いや、ホンマに。今は、たまに飲む程度ですね。
残念ながら昨年、日本酒消費量は、焼酎に抜かれてしまいました。