おかんのネタ帳

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パパのデモクラシー

2015-12-19 23:34:13 | 舞台・映画・ドラマ
先週、仕事で行けなかったのが、ひこね演劇鑑賞会の例会、
東京ヴォードヴィルショーの「パパのデモクラシー」。

行けなかった場合、近畿の他の演劇鑑賞会で観ることも可能なので、
調べたら、神戸と姫路が今週開催するとのこと。
姫路も、もろもろ惹かれるけど(笑)・・・神戸の方が近いし、
ひこね演劇鑑賞会の幹事の方も行くというので、ご一緒してきました。



「パパのデモクラシー」は、DVDでチェックして、
紹介記事も書いてるので、なんとなく2回目という気分やけど、
やっぱり、ナマの舞台は面白いですね~



終戦間もない東京を舞台に、軍国主義から民主主義に、
価値観の大きな変換を求められた市井の人々の、
切なくも可笑しい激動の日々を描いた物語。

社会派コメディの第一人者、永井愛さんの作品を、
劇団東京ヴォードヴィルショーが再演しました。
群衆劇なので、神社の神主一家と、そこに居候する人々が、
民主主義をめぐって繰り広げるドタバタ劇ですね。

ヴォードヴィルショーの主宰である、佐藤B作さん。
神主の養子の千代吉の役。戦地から復員してくるんやけど、
神主に拾われたという恩から、神主一家を純粋に案じています。

ドタバタの中で、「新憲法の三原則」が出てきたりして、
当時作られた日本国憲法について改めて考えさせられます。

「基本的人権は人間が人間らしく生きるために欠かせない権利だ」

「国民が主役の世の中になったのだ」

アメリカから押しつけられた?民主主義やけど、
いろいろある現代やし?よけいに、響きますよね。

B作さんの私生活の奥さまである、あめくさんとの、
舞台上でのやりとりが、面白くて~ 
セリフがないのに、あうん、ですね!
会場も、良い雰囲気でしたよ~



会場は、神戸文化ホール。
JRの神戸駅から、歩いて10分ほど。
神戸演劇鑑賞会は、60年の歴史があるらしい。
会員数も1500人弱で、例会(上演)数は年に7回。
1作品の上演も、2回あるみたいです。

ひこね演劇鑑賞会は、昨年20周年で、会員数が600人。
上演数は年に5回。かつては700人以上いたらしいけど、
高齢化してくるし、夜の公演が行きにくいと、辞める方がいるようです。

同じ滋賀でも、私のところは南部で彦根から遠いし、
なかなか、お誘いしにくいんやけどね。
演劇に興味のある方、いかがですか~?

来年のラインナップも出てます。

2月 「通し狂言 切られお富」 前進座
4月 「おれたちは天使じゃない」 無名塾
7月 「百枚目の写真」 トム・プロジェクト
9月 「横濱短篇ホテル」 青年座
12月 「松井須磨子」 エイコーン