おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

おうみ狂言図鑑

2016-03-27 23:08:36 | 日々のつれづれ
まだまだ、朝夕は寒いですね~
昨日の大阪も、薄手のダウンジャンバーを来て行きましたよ。

今日は、デニムのジャケットにしたけど、薄いタートルを重ね着。
もう、何を着て良いのやら、わけわからんし。

そして、今日は市民ホールで、こちら。



おうみ狂言図鑑。

2011年から始まった滋賀県文化振興事業団の狂言の会。
茂山千五郎家の協力を得て、滋賀県を題材にした新作狂言を制作して、
県内各地で、上演されています。

やっと、地元の市民ホールで上演されるんで行ってきました。
春公演は5会場であったのですが、守山が最後ですね。

滋賀県ネタの新作は、もう6作目。
今回は、劇作家であり演出家でもある、わかぎゑふさん作。

おなじみの古典も2作上演されました。

舞台の上に能舞台をこしらえて、狂言が上演されます。
最初に、茂山逸平さんが登場してきて、
おもしろおかしく?狂言のこと、舞台のこと、
演目のこと・・などをいろいろ解説してくれました。

お客さんに諦めて欲しいこと、とかを言うてはりましたよ。

声の大きいおっさんたちが登場して、大げさなことや、
おかしなことを言うたりして、関西人として思わず、
つっこみたくなるけど、こらえてください。

舞台の後ろに、松の木が描かれてますが、
お話には、なんら関係ないので、忘れてください。



古典の演目は、「祢宜山伏」「寝音曲」。

「祢宜山伏」は、もっぴーこと茂山宗彦さん演じる横柄な山伏と、
茂さん演じる気の弱い祢宜の大黒さんをめぐる戦い。
・・狂言らしいお話で、めっちゃ面白いです~

「寝音曲」は、太郎冠者の茂山七五三(しめ)さんが、
主人に、謡を謡うように命じられ、断るために、
酒を飲まないと謡えないだの、おなごの膝枕で、
寝ながらでないと謡えないなどウソをつくのに・・・という話。
もっぴーと逸平さんのお父様である七五三さん、かわいい~

わかぎさん作の「おうみのおかげ」という新作は、逸平さんによれば、

僕らのことをずっとみてくれてた大阪のおばちゃんが書いてくれて、
ふつうの狂言は、役に狂言師が合わせていくのですが、
これは、アテ書きです。茂には茂に合った役を、
正邦には正邦に合った役を、あきらにはあきらに合った役を、
逸平には逸平に合った役・・で書いてくれたのですが、
それをやっていくうちに、こうしたらもっと面白いやろう・・
と、いろいろ変えていくうちに、最初の筋と違うもんになり・・・



でも、面白かったです~

正邦さんが、女相撲の大関という巨漢の女性になり、
髪型、カツラやけど、それも面白いし、
朱色の衣装が、また、かわいい~(笑)

その女性に惚れるダンナの役が逸平さん。
弟の役が茂さんで、神様の役をあきらさんが演じました。
アテ書き、なんですよね~~??

休憩中にロビーで書籍を販売。
もっぴーがサインをしていたようで、完売したそうです。

「あと2冊でおしまいです~」

休憩の途中で、客席に入ってきて叫んでました(笑)

ほんま、残念~