おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

京絞りのこと

2017-03-12 23:23:18 | お仕事メモ
昨日、姉が退院しました~
姪っ子が仕事になったので、わたしがお迎えに。
手術した翌日から、毎日午前と午後、リハビリがあって、
病人らしくなく?忙しい日々やったみたい。

早期発見やったこともあって、機能障害もそれほどなかったし、
(指先がしびれたり、と言う程度やったらしい)
リハビリも順調で、予定通り3週間で退院。
本人も元気です。

昨日は、午後から起工式もあって何もできず、今日は仕事三昧。
なので、今年は、近江八幡の左義長には行けませんでした。

毎年あるんやし、まぁええけどね。
でも、なんか、寂しいけど・・・


今月は、ほんとにダラダラ忙しいんやけど、
月初めに、「京の絞り職人展」の取材をしました。
作品展があったという紹介記事ですが、
なんで、この話をするかというと、先週の「おんな当主直虎」で、
・・・今年の大河ドラマは見てるんです~~
「辻が花」のことが出てきたからなんです。

井伊の当主直盛が桶狭間の戦いで亡くなるんやけど、
その前に、妻の千賀に、娘のことを言うんですね。
出家して炭染めの衣をまとう娘に、
世の中が安定したら、せめて「辻が花」を着せてあげたいと。

「辻が花」は、室町時代に生まれたという幻の絞り。
「京の絞り職人展」を主催した京都絞栄会のホームページによると、

「絞り染めを主体とした絵模様染めに、
 描き絵や刺繍、摺箔などを加えたもの」

もともと白地だったものに、絞り染めが施され、さらに、
そこに絵が描かれるなどして「辻が花染め」が生まれたらしい。
これが、後の友禅染めや鹿の子の土台となったようです。

京都絞栄会は、「京鹿の子絞」を守り伝える職人グループ。
「京鹿の子絞」の技法は現在50種類ぐらい受け継がれていて、
各工程に専門の職人が関わり、分業で仕事をするのが特徴らしいです。



これは風神を絞りで描いた几帳(きちょう)。
ほんとに細かい作業が施してあります。



アップにして、わかるかな。
細い線まで絞りで描いてます。

「辻が花」の作品も、展示会に出されてました。
なので、その名前を知ってるのですが、どんなのかというと・・・
絞栄会のサイトに紹介されてますね →こちら

大河ドラマをよく見ると、主人公次郎法師の母、
つまり、千賀さんですけど、絞りの小袖を着てはるんです。
テレビの画像を写メで撮ってみたけど・・・



画像が荒いですけど、絞り染めですね。

ちょうど、絞り染めについて調べてたので、
ドラマのセリフに出て来た時は、ちょっとビックリ。

というか、誰でもしってるようなことで、
私が知らなかっただけかもやけどね。