おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

ほたる寄席

2017-03-20 23:52:44 | 演劇・舞台
眼精疲労なのか、目の上がぴくぴくしたり、
目がしょぼしょぼでいてくるのは前からやけど、
ほんと、加齢というか、パソコンの画面を見過ぎというか。

そこへもってきて、お天気良いとなんか飛んでるよね。
花粉症というほどでもないけど、春は目の周囲がかゆいし、
鼻もムズムズ・・・

なので、夜なべ仕事もなかなかすすみません(汗)
やっぱり、寄る年波、なんでしょうかねぇ。

飽和状態のアタマをリフレッシュさせるために、
近場の落語会、「ほたる寄席」に行ってきました。
市民ホールで、今期のラストですね。



後輩を誘ったら、予定がなかったらしく喜んでついてきましたよ。

「こんな近いところの落語会って、初めです~」

年に3回あるんやけど、小ホール300席が、
なかなか満席にならへんのですね~
でも、固定ファンも多いんですよ。

露の眞 手水回し
林屋卯三郎 鼻ねじ
笑福亭生喬 らくだ

三席なので、ほんとに気楽に聴けます。
眞ちゃんは、ちょっと大人になった感じです。
相変わらず、マクラのアタマで言うてましたね。

「先に言うときますが、こう見えて、性別は女です」

言うとかんと、間違えられる、ということらしいです(苦笑)
着物も男物を着てるからね。不思議な感じです。

女流噺家でも、多くの人は女性らしい着物を着て、
男に間違えられそうな人はいてないと思いますね。
眞ちゃんは、男に間違えられそうなのを、自ら狙ってるんかも。

風邪をひいてるのか、ちょっと鼻声で。
大きな動作で笑わせる噺ですけど、ちゃんと笑いを取ってました。

卯三郎さんは、初めて拝見する噺家さん。
染丸師匠のお弟子さんで、若いのか若くないのか・・
老けてるというか、なんというか(苦笑)

マクラで、酪農大学を出て酪農関係の獣医をしてたとか。

噺家になりたくて、仕事をやめて噺家に。
今、人気でいうと10本の指には入るかな・・
10位ぐらいやろ・・・獣医だけに~ 

これも、お決まりのマクラなんでしょうか??(笑)
卯三郎、またの名を草なぎ剛・・・
ま、似てるって、誰かに言われたんでしょうけど・・・
これも、お決まりの??

ネタは、「鼻ねじ」、落語会では、初めて聞いたかも。
隣の庭に枝が出たからと、桜の木を切られた男が、
仕返しに、のぞき見をした隣人の鼻をねじるという噺。
地味やけど、この季節らしい噺かな。

トリは生喬さん。
見るたびに、アタマが薄くなってるような??
それほどの年でもないと思うねんけどね・・

マクラがほとんどなくて、いきなり噺に。
しかも、「らくだ」って!!

1月に、ABCラジオの落語会で、
三喬さんの「らくだ」を、後輩と聴きにいったけど、
まさか、弟弟子の生喬さんで、また聴けるとは!

どこかで演じるためのお稽古やったんかしら?

三喬さんに比べると、「やたけたの熊五郎」が、
めっちゃコワイんですよね~
そのスジの人なんやろうけど、会場のお客さんがビビって(苦笑)
でも、反対に、紙くず屋がかわいくて、やっぱりおもしろい。

お酒を飲んで、途中で立場が逆転していくんやけど、
三喬さんの方が、変わっていく様子がわかりやすかったですね。

でも、生喬さんは、飲んだり、食べたりが上手い。
後ろの席のおっちゃんが、高野豆腐食べるとことか、
お芋の煮染めを食べるとことか、

「うまいな~~」って、うなってましたよ。

死人(しぶと)のカンカン踊り、
桶を担いでうたう、「そうれんや、そうれんや・・」
ほんまに、おもしろいですよね~

オチへの下りが、生きてる人を焼きそうになるんで、
ちょっと、コワイ噺やけどね。

長講の噺を、田舎の落語会で披露してもらえて、
ほんまに、ありがとうございました。

前に、銀瓶さんが「帯久」をしてくれた時もうれしかったわ。
田舎の落語会とはいえ、何年も続いてるので、
いろんなネタを聴かせてもらえることは、うれしい限り。

新年度も、楽しみです。