おかんのネタ帳

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「スカーレット」についての考察 その5

2020-04-30 15:51:25 | ドラマ「スカーレット」
良い天気です。
琵琶湖岸、普段なら多くの人たちでにぎわうGWですが、申し訳ないけど来ないでね・・と、とうとう駐車場も閉鎖。
周辺道路の路駐を防ぐべく、対処しているようです。
ほんとに・・・コロナのせいで~(涙)



わが家の「こでまり」。
咲いた後の花びらが、車の窓ガラスにへばりつくんで困りものなんですが、でも、ちゃんと咲いてます。

さて、スティホームですが・・・
さすがにちょっと、「スカーレット」も、おなか一杯になってきましたかね(苦笑)
「その4」とか、もう、ほんま、どうでもええようなことを書いてるし(汗)

でも、書くために「スカーレット」の録画した分を見たり、ノベライズを読み直したり、公式HPのブログを読んだりして、またまた、涙ぐんでる私です~~ 
もう、どんだけ~~

このドラマって、肝心なシーン?をすっ飛ばして、・・・ナレーションだけで済まされるんですよね。
(結婚して5年、喜美子が作品を作って3年、穴窯成功から7年、武志が大学に入って4年・・武志の死も)
名前は出てくるのに登場しない人がいたり、(長崎の森田なんとかいう絵付師とか、信楽の黒川さんとか、直子の恋人の布袋さんとか~)台詞で語られる出来事とかも多いですよね。
(だから、演劇的なドラマやなと、つくづく思うんやけど)

例えば、八郎と武志が語る「たぬきそば」食べたところとか。
武志が言う、八郎が「つぶつぶ」言いながら?缶ジュースを買いに行く様子とか。
直子が語る、ドライブ中の武志と真奈の様子とか。
最終回に八郎が話していた「あかまつ」で常治と飲んだとことか。
「絵」が見えますよね。想像するのも、楽しかったりします。

それだけ登場人物の存在がしっかりあるからやろうね。
常治やったら、そういうやろうな、とか、八郎なら、そんな感じやろうな、とか。

水橋さんが、13週あたりからカットされる台詞が増えたとおっしゃってたけど、特に、最終週(25週)は、内田Pが「泣く泣くカットした」シーンがあり、(時間的にハマらなかったようですが)水橋さんも反省・・って話してます。
→ こちら

八郎が作った卵焼のシーンは、ほんと、涙がこぼれましたね。

洸平くんは、このシーンについて、NHK公式ブログこういうてます。

武志に『お父ちゃんの卵焼き、この先何回作ってもろても味分からへん。こんなんなる前に作ってくれたらよかった』と言われたとき、十数年家を空けてしまったこと、武志と一緒にいられなかったことをすごく後悔しました。八郎はその後悔を一生抱えていくんだと思います。

台本には、そのあとに、八郎の長いセリフがあったそうです。
「初めて武志がつっかかってきたことも、父としてうれしい」と喜美子に話し、喜美子もまた武志に「気にせんでええよ」と話すようです。

ちょっと、ホッとしましたね。
あのまま、次の大泣きするシーンに移るので(智也くんの手紙で)ほっとかれる?八郎が切なすぎて。

『月間ドラマ』に掲載されている23週の台本を読むと、ドラマにはないセリフがあります。
やはり?だいたい、八郎に関するところで台詞をカットしてるみたいで(苦笑)武志との会話とか、大崎先生と初めて話すシーンとか。
ま、喜美子の物語やからねぇ~

・・・ちなみにこの『月刊ドラマ』、たまに本屋さんで見かけるけど、脚本家のための雑誌のようです。
これから脚本家を目指す人とかが読むのかな。

23週は、お正月の「羽根つき」シーンからです。

印象としては、台本よりドラマの方が、喜美子と八郎の、何気ない日常のやりとりが楽しそうです。
(戸田さんも洸平くんも、老いてからの芝居が楽しいというてましたが)

武志が、喜美子と八郎がなぜ別れることになったのかを、自分なりに話すところがあります。
武志の部屋で、喜美子とたこ焼きを食べた時ですね。

成長するにつれ、周囲から聞く両親のこと。
母が陶芸家として成功して、父は母に負けて信楽を去った、逃げていったという話。

「俺かてグレてたかもしれんけど、京都の大学へ行ったんはちょうど良かった」

同じような境遇の人とか、いろんな人と出会ったことが、武志を成長させたと言います。
そして、お父ちゃんとお母ちゃんの新しい関係を喜びます。

「お父ちゃんとお母ちゃんは、お互いを離れて見つめる距離と時間が必要やったんや」

大人になったやろ、という武志に喜美子が言います。

「違う。武志が物づくりの道を歩き始めたからや」

このあとの、喜美子が言う台詞がドラマにはなかったですね。

「お母ちゃんらがうまくいかへんかったこと、なかなか人にはわかってもらえん・・わかってもらえる人がおったとしたら、それは同じ道を歩いてる人や」

武志は、八郎と再会してから、八郎とその話をしたんでしょうか。
・・・赤いお皿を割った日、矢継ぎ早に質問してたけど。

武志とたこ焼きを食べたあと、病名を告知するというシリアスなシーンがあるのですが、お湯を沸かして、沸いたらコーヒーをいれて、という動作があるんですね。
食事の支度をしたり、洗濯物を干したり、掃除したり、日常でありえそうな風景を見せる、このドラマらしいとこやなと思います。

そもそも、朝ドラは「食べるシーン」が多いんですけど、(特に、BK製作の朝ドラ! 多いですわ~)本当においしそうやし、時代とともに家の中も変わり、食事メニューも変わっていくのが面白いです。

『月刊ドラマ』4月号には、台本が掲載された週以外の、各週のあらすじが書かれています。
でも、放送終了前に発行されているんで、24週、25週は書かれてません。

方言とか、文字にすると微妙に違うから、撮影の時に(方言指導も入るし)変えてるんでしょうね。

12週の台本を読むと、モーレツにあの週のドラマを見たくなります。
結婚前のきゅんきゅんする二人ですが、微妙に、その後の二人を予感するようなところもあるんですね。
優しいけど頑固な八郎であったり、瞬間に熱くなる喜美子やったり。

ちなみに、5月5日(火)15時05分~18時、総集編が放送されます。
BSプレミアムは、7日、8日に放送。→ こちら
楽しみ~

そして台本は、全部読んでみたいような。

なんか、まとまりはないけど、ひとまず、「考察」はこれでおしまいにしときます。

皆様、お疲れ様でした~~

気が付いたら、また、なんか続き的なもん?(もっとマニアックやったり?)があるかもですが(苦笑)

一つ上の先輩に、「仁」を語って~、というリクエストがあったんやけど~(苦笑)
・・・10年前のドラマをSPで再放送って~ コロナのせいですかね?

10年前も見たけど、昨日の、3時間SP、録画してるのに見てしまったやん・・・(汗)



わが家のどうだんつつじ。
秋になると見事に紅葉してくれる木ですが、花はちっちゃくて可愛い。
春らしい庭です・・・さて、草引きしないとね~(汗)


※ 総集編でおかわり~ → こちら