仕事が一段落したとはいえ、相変わらずの宵っ張り、
おかげで、朝起きたら、眠くて眠くて・・悪循環のままです~
なんとか、もう少し、早く寝るようにしないと~
さて、土曜日は、栗東市六地蔵の、和中散本舗に行ってきました。
昨年4月から、毎月、第1土曜日に開けているんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/51/80fada25f6cbc0a6ba0188683cbdf658.jpg)
旧東海道に面して建つ、大きなお屋敷。
江戸時代、この地で薬製造販売をしていた豪商大角弥右衛門家の店舗兼住居。
昔は、間口で税金を納めたので、(だから町家は間口が狭くて奥が長い)
これだけ広いというだけで、お金持ちというのがわかりますね!
寛永年間(1624~1644年)の建築とか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f5/fba1a89f5b4eb1674b9c4a92e00adbcc.jpg)
屋号は「ぜさい」。
薬を売るだけでなく、草津宿と石部宿の「間の宿」として、
公家・大名などの休憩所も務めたそうです。
「和中散」は薬の名前で、徳川家康が腹痛をおこした時に、
これを飲んで治ったことから、家康が命名したとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/be/e93600926153ab9e8423cfd93fd274aa.jpg)
店の間。
この日は、街道歩きの人をもてなさそうと、
赤い毛氈を敷いて、お茶の接待、栗東あられの販売などをしています。
入館料は400円。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/58/6391d05843f6f5db3e25ab97c2bc4a9b.jpg)
店の間には、いろいろな昔の道具や看板などが置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d9/14ab42e19216f1228efa0b13811a1ff9.jpg)
釜は、お湯を沸かし、薬を飲むのに使われたとか。
煎じたり、お茶のようにして飲んだんでしょうかねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/52/18f9d016932d58467d70f7956d4f2d4f.jpg)
薬類を入れた引き出しタンスですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/4b/d48e4b66e2bd44b82685a994f5fc4836.jpg)
お賽銭箱、ではなく、売り上げのお金いれ、だそうです。
後ろ側に、引き出しをひくとお金を取り出せるようになってるとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/5f/ca5fa5e8e02f33ef0087dcbcabbd34f3.jpg)
看板。
店の間の右手に、薬を製造する仕事場があります。
大きな木製の動輪や歯車の付いた製薬用石臼がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/67/4c8453f9757044080da74980bc7737ee.jpg)
動輪は、大き過ぎてカメラに納まりません。
直径4m、人が二人入って、動かしたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/22/2c40b04ad4ad7e28637939011107a1d5.jpg)
動輪から歯車、石臼をまわし、薬草を砕いたんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/45/e12af154add2b3f3882fbe41637b13f7.jpg)
これほど大きな動輪や薬製造用の石臼の道具が、
今も残っているのは、ここぐらいだと言われています。
店の間の左側、上手に、門があり、奥への玄関となっています。
このあたりは梅ノ木村といわれたところで、
「梅ノ木立場(うめのきたてば)」が置かれていました。
この「間の宿」も、梅の木本陣と呼ばれたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ff/c3d2059596bcae6e13305c9621abf484.jpg)
玄関の間がこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/58/5e5d10c321724f86d1c4edff93bf5076.jpg)
本陣側にある門の内側。
大名や公家などやんごとない方はこちらから入ったそうで、
明治期になって来られた「明治天皇御駐踵聖跡」の石碑がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/d9/d55e76e9480b24fbc981187a9abe35c6.jpg)
玄関の欄間が二重になっていました。豪華な欄間です。
表側は、めでたい鶴と亀が彫られてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/0c/8f0959dd5b3149c21be83a81bd21f4bc.jpg)
裏側は、松と波、でしょうか~
奥の間へいくと、やんごとない方が休憩された上段の間がありますが、
その前に、目に入ってきたのが、りっぱなお庭でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/23/610b9cdf9b3b8d0481e56588ae98e573.jpg)
冬とはいえ、手入れされたお庭。りっぱなつくばいもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ba/0a6aaa6b019fe354a2216edeb1a8e08c.jpg)
日向山を借景した池泉鑑賞式庭園の庭。小堀遠州作とか。
国の名勝に指定されているそうです。
左手は茶室。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2c/4caaf2935b4b30fd2646df5dc526300e.jpg)
上段の間、床の間には、3回訪れられたという明治天皇が、
お庭を歩くのに使った大きなぞうりも置かれてました。
上段の間には、曽我蕭白(そがしょうはく)の襖絵があるらしいのですが、
貴重な文化財なので、市の歴史博物館で保存してあるそうです。
ひととうり見学して、お茶をいっぷく。
おひな様に見立てたお菓子とお煎茶で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/b7/ec51e48f689ab85757688c176da27c1f.jpg)
街道の向かい側にあるのは、馬止め。井戸も見えます。
現在もこの建物の奥に、大角家のお住まいがあるそうですが、
店の間、製薬場、台所、居間と玄関及び屋敷、正門、隠居所などが、
国の重要文化財に、住宅全体が国の史跡に指定されているそうです。
旧東海道をウオーキングする人が増え、
ここを見学したいという声が、多く聞こえるようになったので、
月に一度、開場することにしたそうです。
普段は、予約見学のみ。
以前、この梅ノ木立て場のことを、記事にしたことがあります。
和中散本舗の建物は、『東海道名所図会』にも描かれるほどで、
図書館で借りて、チェックしました~
また、行ってみたいですね~
おかげで、朝起きたら、眠くて眠くて・・悪循環のままです~
なんとか、もう少し、早く寝るようにしないと~
さて、土曜日は、栗東市六地蔵の、和中散本舗に行ってきました。
昨年4月から、毎月、第1土曜日に開けているんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/51/80fada25f6cbc0a6ba0188683cbdf658.jpg)
旧東海道に面して建つ、大きなお屋敷。
江戸時代、この地で薬製造販売をしていた豪商大角弥右衛門家の店舗兼住居。
昔は、間口で税金を納めたので、(だから町家は間口が狭くて奥が長い)
これだけ広いというだけで、お金持ちというのがわかりますね!
寛永年間(1624~1644年)の建築とか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f5/fba1a89f5b4eb1674b9c4a92e00adbcc.jpg)
屋号は「ぜさい」。
薬を売るだけでなく、草津宿と石部宿の「間の宿」として、
公家・大名などの休憩所も務めたそうです。
「和中散」は薬の名前で、徳川家康が腹痛をおこした時に、
これを飲んで治ったことから、家康が命名したとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/be/e93600926153ab9e8423cfd93fd274aa.jpg)
店の間。
この日は、街道歩きの人をもてなさそうと、
赤い毛氈を敷いて、お茶の接待、栗東あられの販売などをしています。
入館料は400円。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/58/6391d05843f6f5db3e25ab97c2bc4a9b.jpg)
店の間には、いろいろな昔の道具や看板などが置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d9/14ab42e19216f1228efa0b13811a1ff9.jpg)
釜は、お湯を沸かし、薬を飲むのに使われたとか。
煎じたり、お茶のようにして飲んだんでしょうかねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/52/18f9d016932d58467d70f7956d4f2d4f.jpg)
薬類を入れた引き出しタンスですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/4b/d48e4b66e2bd44b82685a994f5fc4836.jpg)
お賽銭箱、ではなく、売り上げのお金いれ、だそうです。
後ろ側に、引き出しをひくとお金を取り出せるようになってるとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/5f/ca5fa5e8e02f33ef0087dcbcabbd34f3.jpg)
看板。
店の間の右手に、薬を製造する仕事場があります。
大きな木製の動輪や歯車の付いた製薬用石臼がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/67/4c8453f9757044080da74980bc7737ee.jpg)
動輪は、大き過ぎてカメラに納まりません。
直径4m、人が二人入って、動かしたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/22/2c40b04ad4ad7e28637939011107a1d5.jpg)
動輪から歯車、石臼をまわし、薬草を砕いたんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/45/e12af154add2b3f3882fbe41637b13f7.jpg)
これほど大きな動輪や薬製造用の石臼の道具が、
今も残っているのは、ここぐらいだと言われています。
店の間の左側、上手に、門があり、奥への玄関となっています。
このあたりは梅ノ木村といわれたところで、
「梅ノ木立場(うめのきたてば)」が置かれていました。
この「間の宿」も、梅の木本陣と呼ばれたとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ff/c3d2059596bcae6e13305c9621abf484.jpg)
玄関の間がこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/58/5e5d10c321724f86d1c4edff93bf5076.jpg)
本陣側にある門の内側。
大名や公家などやんごとない方はこちらから入ったそうで、
明治期になって来られた「明治天皇御駐踵聖跡」の石碑がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/d9/d55e76e9480b24fbc981187a9abe35c6.jpg)
玄関の欄間が二重になっていました。豪華な欄間です。
表側は、めでたい鶴と亀が彫られてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/0c/8f0959dd5b3149c21be83a81bd21f4bc.jpg)
裏側は、松と波、でしょうか~
奥の間へいくと、やんごとない方が休憩された上段の間がありますが、
その前に、目に入ってきたのが、りっぱなお庭でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/23/610b9cdf9b3b8d0481e56588ae98e573.jpg)
冬とはいえ、手入れされたお庭。りっぱなつくばいもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ba/0a6aaa6b019fe354a2216edeb1a8e08c.jpg)
日向山を借景した池泉鑑賞式庭園の庭。小堀遠州作とか。
国の名勝に指定されているそうです。
左手は茶室。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2c/4caaf2935b4b30fd2646df5dc526300e.jpg)
上段の間、床の間には、3回訪れられたという明治天皇が、
お庭を歩くのに使った大きなぞうりも置かれてました。
上段の間には、曽我蕭白(そがしょうはく)の襖絵があるらしいのですが、
貴重な文化財なので、市の歴史博物館で保存してあるそうです。
ひととうり見学して、お茶をいっぷく。
おひな様に見立てたお菓子とお煎茶で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/b7/ec51e48f689ab85757688c176da27c1f.jpg)
街道の向かい側にあるのは、馬止め。井戸も見えます。
現在もこの建物の奥に、大角家のお住まいがあるそうですが、
店の間、製薬場、台所、居間と玄関及び屋敷、正門、隠居所などが、
国の重要文化財に、住宅全体が国の史跡に指定されているそうです。
旧東海道をウオーキングする人が増え、
ここを見学したいという声が、多く聞こえるようになったので、
月に一度、開場することにしたそうです。
普段は、予約見学のみ。
以前、この梅ノ木立て場のことを、記事にしたことがあります。
和中散本舗の建物は、『東海道名所図会』にも描かれるほどで、
図書館で借りて、チェックしました~
また、行ってみたいですね~
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