比叡山の東の門を守るために最澄が建てたという、東門院守山寺。
旧中山道も守山宿。
中山道を行く人が、京都発守山泊と言われるように、
江戸時代に旅人でにぎわったであろう宿場町にある古刹です。
朝鮮通信使が泊まったという記録があるらしいんやけど、
1986年に、本堂が焼失してるんんで、
通信使が描いたといわれる扁額とかは焼けたらしいです。
建て直された今の本堂に入るのは2度目。
前回は12月でした~
東門院の縁日で開かれる「まほろば茶論(さろん)」で、
今月は講談があるというので行ってきました。
イケメン講談師、旭堂南青くんですよ~!
今回も講談は二題。
「荒大名の茶の湯」。
何度聞いてもおもしろい話です。
ヒゲ汁やらうがい汁やら・・もう、吐きそうなくらい、おかしい~(笑)
二題目は、「東門院よもやま話」。
東門院のイケメンな?僧が出てくるお話です。
終了後に、お茶とお菓子をいただきながら、
来場したお客さんとお話をする、「南青さんを囲む会」みたいなんがあって、
少しやけど、お話をきくことができましたよ。
今回は、さくら餅ですね~!
門前にある菓子舗「鶴屋吉正」さんの和菓子ですが、おいしい!
口伝の伝芸である落語と、また違うんですね。講談って!
師匠から一字一句、口移しで教わる落語と違い、
南左衛門師匠は、淡々と「骨組み」を語ってくれるだけで、
あとの肉付け?は、自分で考えるんやそうです。
だから、かなりいろんな勉強をしないといけないようです。
「どうして講談師になろうと思ったんですか?」
今回、初めて講談を聞いたという女性が質問されました。
「よう聞いてくれはりました!」
と、南青くん。
もともとは落語家になりたかったんやけど、(これは、前回、私も聞いた・・・)
師匠の「怪談お紺殺し」を初めて聞いたときに、
「ホンマにやったことがあるんちゃうか~と思うくらい、すごかったんですわ」
なるほど~、怪談話やったのね!
落語の中にも怪談噺はあるけれど、そこまでリアルな噺はないやろうと。
ま、笑いが主やからね。
講談やとホンマにコワイらしいよ。
・・・・う~ん、南左衛門さんの「お紺殺し」、聞いてみたい~
戦後、GHQの介入で講談ができなくなったと言う話。
「軍記ものは、士気をあおる」「心中モノは社会的によくない」・・・
なんていう、しょうもない理由で講談自体ができなくなったんやねぇ。
戦後、2代目南陵さん親子しか講談師がいないという時期もあったらしい。
現在は、15人ぐらいいてはるようやけど、
落語ブームの今やから、講談を聞いてもらうのもチャンスかもよ。
「いつもはどこでしてはるんですか?」
という質問に、「いちばんなんて言うてええやら」 と困ってはったような(苦笑)
予定表をみてたら定席がありそうやけど・・・自前の小屋やないし。
もっともっと、見られるチャンスがあればいいね~
今年中に、もう2回、開かれるようです~
楽しみ!
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