団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

福島原発

2011-03-13 19:11:24 | 社会
                         福島原発

                                             2011年3月13日(日)

 経済産業省原子力安全・保安院は12日午後、東北地方太平洋沖地震で被災した東京電力の福島第一原発1号機で核燃料が高温で溶ける「炉心溶融」が起きているとの見方を示しました。1979年のアメリカのスリーマイル島原発事故と同じ現象で、日本の原発では最悪の原子力災害が発生したことになります。


 これまで、政府や電力会社は、原子力は安全だという宣伝を盛んにしてきましたが、この「安全神話」は完全に崩れたことになります。

 100歩譲って、想定外の災害だったというのなら、現実に大災害が発生したんですから、その対策が成されるまで、全ての原発について、当面稼働を中止すべきです。
 また、現在進めている原発も白紙にすべきです。


 危機管理という面でも、政府の対応が頼りないということが判明しました。
 こういった場合、最悪の事態を想定して対応しなければならないのに、菅総理大臣は、与野党党首会談で、冷却水の水位が下がり燃料棒が露出しており危険だと指摘されたにもかかわらず、「水位が上がっており心配ない」と答えていたのです。
 事態は、指摘されたように、「炉心溶融」が起こったのですから。


 予備電源のディーゼルエンジンが作動しなかった、ということも大いに気にかかります。定期的に作動チェックをしていたのでしょうか?
 私は、災害による機器の損傷ということはあるにしても、果たして、人為ミスがなかったと断言できるか、大いに疑問です。


 この災害を教訓として、人智の及ばないことがあるのだという謙虚な気持ちで、放射能というそもそも危険なものを、人類が簡単にコントロールできるんだという考えを見直す必要があると思います。






 2010年3月28日、中国電力が原発を建設しようとしている山口県の長島へ行きました、本土からその長島に架かっている橋です。




 反対派の看板。




 賛成派の看板。




 原発はこの湾を埋めて建設する予定です。




 綺麗な水です。




 画面左上の島が祝島で反対派が多いところです。




 原発予定地の近くに小さな漁港がありますが、原発ができたら、漁業は壊滅ではないでしょうか。




 予定地の近くで、女性がワカメを干しておられました。原発のことは多くを語りませんでした。反対派と賛成派の対立で難しいのでしょうか?




 予定地の北側ですが、取水口が取りつけられる予定の場所です。 

 
 
コメント
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