燃費偽装 軽の販売半減
2016年5月4日(水)
燃費偽装の影響で、三菱と日産の軽自動車の販売が半減したといいます。
偽装が分かったのが、4月20日ですので、5月は更に減少幅が大きくなることは、間違いなく、経営に与える影響は、重大かつ深刻です。
この事態を受けて、三菱自動車が採った対策は、従業員への賃金削減です。これって、まず直感的な感想として、弱い立場の者への犠牲を一番優先するのだな、ということです。
今回の販売減→生産減となった理由は、経営側の責任で、従業員には全く責任のないことです。一般的な売り上げ減→生産減といったこととは、全く違います。
あるTV局で誰かが言っていました。役員の報酬についてどのようにするかも示していない段階で従業員の賃金削減を先に出すというのは?企業、という趣旨です。もっともだと思いますが、私はもうこのような企業は市場から退場してもらうことしかないと思っています。
現在の法制がどのようになっているか知りませせんが、企業が重大な「犯罪」を犯した場合は、それなりの処罰(最高刑「死刑」)をするような制度が必要ではないでしょうか。
まず、責任のない従業員の賃金をカットするなんてもっての他です。次に、これも責任のない下請けに十分な補償をすることも当然です。三菱自動車に資産(歴代の経営者からも、全資産を吐き出していただきましょう。)がある限り、それを優先する、そのような法整備が必要と思います。
弱い立場の従業員や、下請けに犠牲を負わせるような形で、仮に再建をしても、結局は企業風土は変わらず、同じことの繰り返しになることでしょう。
それにしても、お釈迦さんの寛容には恐れ入ります。「仏の顔も3度まで」とは、3回までは許すということですから、見潰しにしないということですね。私しゃ、三菱自動車はオシャカにした方が良いと思いますが・・。