思想家 内田樹 「成長ないと終わり」なのか
2016年5月1日(日)
思想家の内田樹さんが、4月29日の朝日新聞に、「『成長ないと終わり』なのか」という一文を載せています。
内田さんは、「人口減少社会で経済成長を望むのは不可能です。」と言っておられます。
私も、最近ですが、経済成長を追い求めないという考えに到りました。もっとも、内田さんのようにハイレヴェルではありませんですよ。
私が考えるその理由は、
・我々人類は、地球という資源を食いつぶして生きています。それを加速化するような「経済成長は追わない」ということです。
内田さんの考えだと、人口が減少しない社会だと経済成長を求める考えを否定まではしないということになりますが、私は、むしろシュリンクさせる方向です。
内田さんは、「指標にない幸せ」で、「日本には豊かな水や肥沃な土地、動植物の多様性がある。・・このかけがえのない国民的ストックを破壊し・・」と、ストックが大切と述べておられます。私も全く同感で、4月7日のブログに、次のように書きました。
・国民の豊かさの尺度としてGDPというのは頷けるとして、豊かさの尺度としてstockが論じられることが殆どないことを不思議に思います。無駄な消費・廃棄をせずに、stockを大切にすれば、GDPが伸びなくても、国民生活は豊かになるのです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/f1a97c0afc194352b827bbb574e0826a
最後に本題ですが、今の世の中、私は偉大な思想家or哲学者の出現が求められていると思います。科学文明偏重過ぎます。