茶番劇
2016年6月7日(火)
・マムシ:知事、例の三日月ホテルの件ですが、誰と会議をしたのですか?
・マズイぞえ都知事(以下「マズイ」):これは、実は、会議なんかしていないのですよ。
・マムシ:そりゃ、困りましたですね。記者会見で、事務所関係者と会議をしたと言ってるじゃないですか。
・マズイ:ありゃ、後からまずいと感ずいたのですが、元々会議なんてやってないですから、何とか誤魔化すしかなく、つい事務所関係者となら「ありそうだ」と思ってもらえると考えたのです。
・マムシ:・・で、それじゃ一体誰と会議をしたと言うつもりですか。
・マズイ:私が恩を売っている出版社社長がいましてね、私の言うことなら何でも聞いてくれる者がいますので、その人にしようと思っています。
・マムシ:でも、「事務所関係者」と言っていますので、当然厳しい追及がきますよ。
・マズイ:そこは全くその通りなんですが、実は私の事務所関係者は私が「セコイ」とものですから、信用も信頼もなく、100条で証人喚問され追及されると、ペラペラを喋っちゃう連中ばかりなんですよ。
・マムシ:それはそれとして、出版社社長に、我々「第三者」がウラを取ることになりますけど、それは大丈夫ですか?
・マズイ:勿論、口裏は合わせておくことができます。
・マムシ:しかし、100条になるとそうもいきません。もし仮に100条になって、バレたら、私達「第三者」の調査が不十分ということになり、我々が批判の対象になりますからね。何せ、私は「マムシ」と言われてきた人間ですから、一機にその信用を失うことになりますからね。
・マズイ:先生方にご迷惑をおかけする訳にはいきませので、ここは、ウラ付け調査ということではなく、ヒアリングだけで済ますということはどうでしょうか?
・マムシ:それじゃ、調査が生温いということになってしまうではないですか。
・マズイ:うぅーん、良い知恵が出ませんですね。先生方にご迷惑をおかけしないようにするためには・・、そうだ、私の今回の依頼事項には「『第三者』は調査の対象にしない」という契約にするということでは、どうでしょうか?
・マムシ:確かに、それだと、我々のメンツも立つということになりますね。一方的に依頼者である知事が悪いということになりますから。ただ、そうすると、知事自身が、これまでの発言を問われることになりますよ。
・マズイ:そこは、実は、都議会自民・公明と話を付けていて、100条は開かないということになっていますので、何とか乗り切ることができると見込んでいるのです。なぁ~に、他人の噂も75日と言いますから、6月議会を乗り切れば、直ぐに参議院選挙もあり、マスコミもそちらに目が行くでしょう。私が一番安心しているのは、都民が今バカ騒ぎをしていますが、彼らにはリコールなんかする力が無いということですよ。これが、唯一最大の拠り所ですわ。(ワッハッハッ)
・マムシ:乗り切れたら、成功報酬として倍くらい貰わないと割りに合いませんな。
・マズイ:勿論、倍お支払いいたしますよ。政治資金なんて、いくらでも誤魔化す方法は、私しゃ知っていますので。(ワッハッハッ)
これは、フィクションです。