自民も不信任案提出へ
2016年6月15日(水)
マズイぞえ氏の不信任に自民党も賛成することになりました。賛成しないと、参議院選挙に不利になると考えた訳ですね。党利党略でスジではないですね。
15日の朝日新聞です。
・・で、肝心のマズイぞえ氏ですが、辞職を拒否していると言います。これ、スジですね。マズイぞえ氏は、東京を世界一にするために、都政を担わなければ「死んでも死にきれない」と言っていますので。誰が何と言おうと都知事の椅子にしがみつくのがスジというものです。
自民党・公明党が恐れているのは、マズイぞえ氏が議会を解散することだと、巷間伝えられています。不信任を出すということは、解散を覚悟で行うことなので、不信任は出すが解散はして欲しくないという考え方はとても不審です。なぜ解散を堂々と受けて立つという考えにならないのでしょう。
水面下では、何とか解散を避けるべく、自民サイドとマズイぞえ氏の交渉が行われるでしょう。どのような決着になるかは、専門家はともかくとして、私に分かる訳がありません。しかし、私なりに大胆に推理すると、マズイぞえ氏が怖いのは100条委員会ですので、これが取引材料になるのではないかと予想しています。
世論の多くは、真相は明らかにして欲しい且つマズイぞえ氏には即刻辞任してもらいたい、ということです。つまり、不信任案を可決し、100条委員会は設置するということなんです。
余談ですが、不信任案が可決されるとそれで真相が究明されなくなるのではないかという雰囲気の報道がなされています。専門のコメンテータは、辞職後であれ、100条を設置して真相を究明することができることを説明しなければなりません。
自民党とマズイぞえ氏の交渉がスジの通ったものになるかどうか?
・マズイぞえ氏が自ら辞職し、100条委員会の設置はしない。→これ無理スジの決着です。
・マズイぞえ氏は辞職せず、解散する。→これスジの通った決着です。
今回のマズイぞえ氏の問題で、終始スジの通った対応をしている共産党は、100条委員会の設置を求めています。仮に自民党・公明党が反対するとするとどのような理由で反対するか、見ものです。