丁寧な説明
2017年7月23日(日)
安倍晋三総理大臣は、「指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たしていく。一つ一つ丁寧に説明する。」と言っています。
今や、防衛大臣の資格も資質もないことが明らかになった稲田核好子大臣が、日報を隠蔽したのではないかという疑惑に関して、どのような答弁を行うのか?→そりゃ、「現在、特別防衛監察中でありますので、お答えは差し控えさせていただきたく存じます。」と「丁寧」に同じ答弁を繰り返すということになるのでしょう。→こりゃ、国民の怒りに火を注ぐことになる訳であります。
方や、山本幸三地方創生担当大臣ですが、日本獣医師会の議事録を「相手側(獣医師会)の思い込みだ」と言い放ちました。(獣医師会に対する侮辱ですね。)その根拠として、秘書官のメモを挙げていましたが、その後「廃棄した」と前言を翻しました。こちらの方も誰が嘘をついているのかは明らかです。
「真摯に説明責任を果たしていく」と安倍氏がいくら言おうが、嘘ッパチのことを「真摯に説明」と言ったって、そりゃ嘘の上塗りをするだけになってしまいます。
私は、安倍氏は、結局、国民が納得するだけの「説明責任」を果たすことはできないと思います。真実を言えば説明責任を果たすことになりますが、真実が嘘を言っていたということになると、そりゃ内閣の崩壊になりますので。ということで、疑惑がますます広がり深まるる結果になるのであります。
そしてその因果は、世論調査の内閣支持率は下がり不支持率は上がるということになるでしょう。不支持の理由が、「安倍首相が信用できない」というのが某調査で約50%でした。私は、世論は「信用云々」ではなくて既に「怒り」のレヴェルに達していると思います。調査項目に、「安倍首相に対して怒りを感じているかどうか」というのを付け加えていただきたいものです。