国会を舞台とした茶番
2017年7月25日(火)
加計疑惑に関する衆議院予算委員会(24日)に関してです。
我が安倍晋三総理大臣ですが、今回は、随分殊勝な感じに見えました。演出を変えた効果が出たようであります。
しかし、シナリオライターは書き損じましたですね。「書き損じた」というか見損じがかなり出てきました。
①安倍氏が加計の獣医学部の計画を知ったのは、今年1月20日と書いちゃった、いや言っちゃた! ・・なことある訳ないでしょ。腹心の友加計氏と食事やゴルフを何回も重ねて、獣医学部の話が出ない訳ないでしょ、という疑惑ですね。
私ゃ、野党議員には是非質問してもらいたいです。メイルや電話をどれだけ頻繁に行う仲か?ということをですね。多分昭恵夫人が嫉妬するくらいメイルしているのじゃなかろうか・・。当然、獣医学部に関する内容もありますですね。多分「単語登録」していますですわ。(笑い)
②和泉首相補佐官ですが、「総理は自分の口では・・」発言に関して、「こんな極端な話をすれば、記憶に残っている。そういった記憶は全く持っていない。したがって言っていない。」「言っていない。」。
「言っていない。」を色を成して2回繰返しました。強調すれば相手(前川前事務次官)の主張を崩せると思っているのかも知れません。しかし、大事なのは論理ですね。和泉氏は、「こんな極端な話をすれば、記憶に残っている。」とone phrase付けくわえましたが、要するに和泉氏の論理は「記憶に残っていないから言っていない」ということになる訳です。「記憶に残っていない」つまり記憶がないということは、言ったかも知れないというのが普通の論理構成です。
和泉氏は、その後再び追及されると、「言わなかったと思う」と変わっちゃったんですね。この方の「記憶」が全く信用できないことが分かったのであります。
③今治市の課長と課長補佐に官邸で会ったとされる柳瀬前首相秘書官ですが、「お会いした記憶はない」と何回も繰り返しましたが、嘘ミエミエであります。当の今治市には記録が残っているんですから。柳瀬氏が首相の意向を汲んで「真摯に丁寧に」説明するということであれば、今治市に確認するでしょう。なぜ、それをせずに疑惑が深まるような答弁をするのか?この方、ひょっとして、安倍氏を見限った方が今後の自らのためになると考えているのかしら?と思っちゃいます。
それにしても、このシナリオライター、どうしてこうも嘘つきばかりの人物を登場させるのかしら。ことは国会を舞台としている訳で、場末の劇場ではないんですね。(「場末の劇場」とは失礼な言い方をしました。)いい加減に、登場人物を一掃して欲しいもんですわ。→安倍内閣退陣ということです。
それ以外にも、意外ではなく、森友と同じ構図の疑惑も出ましたですよ。建築費が異常に高い!