団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

アベノミクス

2017-10-11 14:28:10 | 経済

アベノミクス

2017年10月11日(水)

 今回の選挙は、アベノミクスに対する評価が問われるべきものと思います。

 いわゆる「第一の矢」異次元の金融緩和です。

①株価が大きく値上がりしました。こりゃ、当然ですね。ジャブジャブお金が株式市場に入り込む訳ですから。日銀や年金基金による買い支えもあり、官製相場と言われています。株式市場に政府が介入してはならないというのは、専門家の多くが指摘しているところです。政府が反対の動きをしたら?これ、考えるだけで怖いですね。

②日銀マネーは不動産市場にも入っているんですよ。リートというファンドを買っているんですね。銀座の地価は1㎡当たり4000万円!を超え、1980年代のバブル期を上回っているんですよ。バブルの崩壊を知る世代としては、恐いですね。当時、住専の不良債権処理で6000億円とかがありましたが、次はこんなものでは済まないかもしれません。

 

 一方、国債残高が1079兆円!想像もつきませんが、この返済のための資金をどのようにするか?です。消費税を上げる?インフレを起こす? →いずれにしても国民生活は破壊されますです。現在でも国債の利払いに約25兆円支払っているといいますから、これ、本来なら社会保障や教育に回したいところですね。

 

 恐いのは、432兆円の国債を抱え込んでいる日銀の信用が落ちて、国債が暴落(利率が上がる)した場合です。利払いが増えて、予算組めなくなるでしょ。この対処には、インフレを起こすしかありますまい。インフレで思い起こすのは、第一次世界大戦後のドイツですね。どれくらいのインフレ率になったか知りませんが、天文学的数字だったような気がします。当時ドイツには物資がなかったので高インフレ率になった側面があると思いますので、現在の日本ではそんなインフレが起こる可能性はないと思いますが、我が年金生活者にとっては、危機的状況になると思いますですよ。

 どのような対処方法があるのか?私ゃ、大企業の内部留保400兆円に目が行きます。経済団体は二重課税と反対していて理屈は分からなくもありません。なら、内部留保が貯まる構造を変えましょう。法人税を引き下げましたが、それを元に戻す。

 次に、所得1億円を超えると実質的に所得税率が下がるという不公平税制を止める。

 他にも大企業への優遇税制を止めたり、富裕層に応分の負担を求めるなどすれば、10兆円程度の財源は出るでしょう。(算出根拠は薄弱です。)

 

 まぁ、いずれも自民党政権ではやりそうにないので、自己防衛するしかありません。誰か、インフレになるとそれに比例して上がるファンドを紹介してくださいな。

 

 結局、自分のことしか考えていないということがバレました。(切腹!)

 

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萩原麻未ピアノ・リサイタル 2017

2017-10-11 11:43:38 | 音楽

萩原麻未ピアノ・リサイタル 2017

2017年10月11日(水)

 10月6日の萩原麻未ピアノ・リサイタルのチケットを、wifeの友人から頂きました。行きたかったのですが、経済的理由によりチケットを買うことができませんでしたので、喜びもひとしおでした。

 

 セシリアホール。

 

 

 

 マリアさまです。

 曲目の変更がありました。

 私が座った席です。このホールではステージからかなり遠い場所です。

 何といっても、ジュネーブのピアノコンクールで日本人として初の優勝が有名ですね。

 ラ・カンパネラがありました。私はこの曲は実演で10回近く聴いたことがあります。萩原は二度目です。最初の時は、ラヴェルっぽい演奏と感じました。今回は、スムーズというか滑らかというか、ストレスなく進行していき、ダイナミックさはあまりないなと感じていたやさき、例の両手で鐘を乱打するところですね、オーディオ用語でいうと、ダイナミックレンジが広いんです。一瞬体が硬直いたしましたです。これほど激しくしかも滑らかに乱打するカンパネッラは初めてです。

 

 台信遼さんがホールに来ていました。お友達とか。秋霖抄という曲ですが、音の装飾のような音楽でした。

 

 シューマンの謝肉祭は、20のピースからなる組曲です。それぞれ表題が付いていますが、私には表題との関係でイメージが湧きません。音楽的才能がないのだと思います。

 アンコールで月の光が演奏されました。澄んだ音色が特徴の曲ですが、ホールのせいか席の位置のせいか、一枚ヴェールをかけたような音に聴こえました。ただ、月の光のキラキラ感や余韻は感じることができましたよ。

 

 堤剛とのジョイントCDです。萩原のCDってあまり多くありません。私はフランクの五重奏曲を持っています。

 

(余談)

 私の右隣りの人が私にとって災難でありました。これから正に演奏が始まるって頃に携帯を取り出し何やら操作するんです。終わったてバタン」と折り畳みます。その音が萩原の打鍵第一弾と被ったんですね。いや、こんな経験初めてですわ。

 ・・で、しばらくすると、バックをなにやろごそごそと探りだします。何度か引っ掻き回した挙句取り出したのは、ありゃハンカチーフなんてものではなくタオルだったですね。

 ・・で、暫くすると、その人の右隣りの人が、「暑いんね」と声高々と発生したのであります。演奏途中にそんなことはどうでもよいでしょ!

 たまらず、私が、曲が終わった時に、「静かにしていただけませんか。」と注意したんです。するとどうよ。ギョロッと私を睨むんですわ。絶句!(注 ただ、公平のために、言わせていただくと、この人は睨むつもりはなかったのかも知れません。)

 ・・で、私の「注意」が効いたかなと期待していたのですが、それからも、何か演奏を聴くって雰囲気ではなく、身体を動かすんですね。

 もうこれはたまらんと、後半から立って聴くことを覚悟いたしました。という訳で、前半は集中して聴く事ができませんでした。

 

 後半、私が立っていると、スタッフが寄ってきて、尋ねるんです。そこで、こうこうしかじか、と理由を告げると、私の席辺りを見回し、さぞありなんと思ったのかどうか、折り畳み椅子を用意してくださいました。感謝です。こんな経験をした演奏会って、初めてですわ。人生長く生きていると、いろんな経験をするものです。(70歳)

 

 13歳ころのコンサートのチラシです。可愛いですね。

 

 http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/6937a9f6dca61d5a8fdbfc4bfe7a32a7

 

http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/533c7970979a78d54a77a766d30ba205

 

http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/5dc42ba9bcda6bb430c44f8357dc9019

 

 

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