さもありなん
2017年10月19日(木)
日産が、国指摘後も不正検査を行っていました。
18日の朝日新聞です。
同記事によると、9月に国が問題を指摘した後も、一部の工場で今月11日まで、検査に無資格者が関わっていた、ということです。西川社長は、2日の記者会見で、「9月20日以降は認定の検査員が100%行うようになった」と述べていたのですが、これ大嘘だったということです。西川氏って、社長でありながら、社内を把握できておらず、指示命令に従わせることが出来なかったということですね。こりゃ、明らかに社長失格でごわす。
日産の体質ですが、どうやら、ゴーン流になっていて、自己都合の良いように、法令違反でも何でもやるってことになっているんじゃないの、と思います。「ゴーン流」って、ゴーン氏は、「必達目標」がお好きな方なんですが、自分の必達目標が達成されなかった場合、その評価は株主に任せるって、言っちゃったんですね。どうやら、自分に都合の悪い場合は、自己評価しないようであります。部下への評価は厳しいお方ですよ。
日産は、完成検査について、そもそもする必要がないと自己流に考えていたのじゃなかろうか。その証拠に、検査をしていなくても、「安全に問題はない」と断言しているのです。これ、国交省は、はっきり見解を明確にした方が良いです。仮に、日産の言い分が正しいということになると、国が定める検査って意味のないものと認めることになります。
日産流自己都合解釈は、他にもありますですよ。この写真はノートのカタログです。「電気自動車」と言っています。ノートはエンジンを搭載し、エンジンで発電し、一旦電池に蓄電し、その電池でモーターを回し走るという車です。この方式は、シリーズハイブリッドと言います。エンジンを搭載している車って、電気自動車とは言いません。臆面もなく、電気自動車と言うのは、日産だけですね。
まだまだ、ありますよ。これは、日産のデーラーですが、リーフを「ゼロエミッション」と言っています。電気を発電する際に、CO2など様々排出しておりますですよ。都合のよいところ「車として走っている時だけ」だけを取り出して「ゼロ」などと言うのも、自己都合解釈であります。
余談ですが、「100%電気自動車」とあります。100%未満の電気自動車ってあるの?という疑問が湧きます。いやー、意味不明であります。先のノートは何%の電気自動車なのかな~。日産さん、教えて!