水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

高校時代にしておく50のこと

2009年10月22日 | おすすめの本・CD
 中谷彰宏『高校時代にしておく50のこと』に、高校時代に観た「ロミオとジュリエット」が人生を変えたとあった。
 中谷氏とは学年で二つちがうから、わたしが中学のとき観たのと同時期の話だと思う。
 オリビアハッセーは衝撃だった。
 男子として女子を意識しはじめる中学時代、自分でイメージできる最も魅力的な女子像をはるかにこえるスケールで、突然彼女は現れた。
 それはかわいいという言葉で表現できるレベルではなかった。
 今みたく、いろんなメディアでかわい娘(こ)ちゃんを簡単に見られる時代ではなかったのだ。
 仮面舞踏会の夜、ロミオはジュリエットの手をひいて、宴席を抜け出す。
 「僕は前々からあなたに思いをよせていました。いろんなことを想像してしまいました。僕は汚れています。その僕の汚れをあなたの唇で清めてください」
 とジュリエットに口づけするロミオ。
 くーっ。
 憶えてるよ、このセリフ。
 いつか使ってみようリストに入れて、そのままお蔵入りした。
 このセリフまでなら、かっこいいなあで終わりなんだけど、さらにジュリエット。
 「今、あなたの汚れがわたしの唇にうつってしまいました。お返しします」と言って、キスを返すのだ。
 「わたしの唇にはいまたぶんウイルスがいっぱいです。あなたの唇で清めてください」と誰かに言ってみようかしら。
コメント (1)
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