水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

くりかえし

2009年10月29日 | 日々のあれこれ
 現代文の時間。
 多木浩二先生の「世界中がハンバーガー」という評論文を読む。
 「ほら言いたいことが形を変えてくりかえされてるだけでしょ」と教え、ふと思った。今週のお弁当のおかずはずっと豚肉が形を変えてくりかえされているなと。
 第一メインを羅列すると、月曜…豚ショーガ焼き、火曜…ミートボール、水曜…酢豚、木曜…豚肉と厚揚げの中華風炒め。
 ちなみに火曜のはセブンイレブンの100円ミートボールをあたためて、ピーマンやタマネギと炒めたもので、手抜きおかずだけど美味しい。セブンイレブンの100円おかずは重宝する。里芋煮やポテトサラダを冷蔵庫に入れておくと、スペース的にもう一品というときに、「あ、これでいいや」と気楽に使える。えらいぞ、セブンレブン。
 最近はいろんな料理のタレが売ってて便利になった。ショーガ焼きのタレを常備してある。とは言うものの、いちおうプライドはあるので、前に晩から酒・しょう油・ショーガ汁に漬けておく。炒めて最後に少し市販をタレを入れると、味に深みが出る気がするのだ。
 今日のはオイスターソースが決め手で、ほんの少し豆板醤を入れる。
 こんなの昔なかったよね。
 「世界中がハンバーガー」は、20世紀の近代化は実質アメリカナイゼーションであり、その象徴がファーストフードだと述べる。
 人々はハンバーガーそのものを食べたかったのではなく、ハンバーガーの象徴するアメリカ文化を求めたのだというお話である。
 今週のおかずをふりかえってみると、そして日本人の食卓を想像してみると、ホントに多国籍化してるなと思う。
 われわれがこどもの頃は、鶏の唐揚げさえなかったのではないか。
 はじめてハンバーグ食べたの何歳だろう。
 ハンバーガーは高校生のときに、モスバーガーを食べたのがはじめてかな。
 世の中にこんなにおいしいものがあるとは、そしてこんなに食べづらいものがあるとは、でも、う、うまい…と食べた記憶がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする