水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

反面教師

2009年10月23日 | 日々のあれこれ
 放課後は所用でおでかけしたかったので、昼休みの幹部ミーティングで、練習内容の確認をする。
 こんな感じでいこうかと提案すると、学指揮から、新しいメニューをいれたいとの提案があった。
 ぜひやってくれといい、メニューの訂正をする。
 部員達もなんとかうまくなりたい、うまくしたいと思っているのだ。
 上手になりたいなあ。
 先日の学校説明の際に、何かBGMはないかと言われて、10年以上前の定期演奏会のCDをたまたま見つけて、かけてもらったが、「えっ? こんなにピッチがあってたのか、こんなに縦がそろってたのか、こんなに曲想がついていたのか」と思えるものだった。
 部活にかける時間そのものは、昔も今もそんなに変わってないか、増えているか。
 吹奏楽の曲や練習方法や楽器のしくみなどについての知識は、圧倒的に増えている。
 でも、結果としての音楽がなかなか成長できていないのは、なぜだろう。
 定演で言うと、二部のお芝居はけっこう成長したな。
 ある時、最近いろいろ一緒に勉強してくださっているK先生が、「川東さんは、初心者が多いから仕方ないんだという感覚を捨てた方がいい」という内容を、もっとやわらかく言ってくださったが、その言葉がずっと頭にのこっている。
 出稽古を増やして、よその高校生がどんなふうにやっているのかを、もっと部員たちに見てもらうことも必要かなと思う。

 夕方都内にお出かけし、帰りは東武東上線が事故で運転見合わせ状態だった。
 地下鉄線で和光市までは行き、そこで川越市に行く電車は来ると連絡されたのでなんとかなったが、「川越市の先はどうなるんだ!」と駅員にくってかかるお父さんがいた。
 見た感じふつうで、とりたててエラそうな感じでもなかったし、精神的にやばそうにもみえなかったのだが、あんなからみ方はないよな、という気もした。
 けっこうしつこいので、「おとうさん、しょうがないじゃないですか、この人にあたっても」的なことを言おうかと思ったが、あばれるとこまではいかないと思えたので口は出さなかった。
 もし自分が東松山まで行く用事があったとしたら、どうだろう。
 ひょっとしたら、このお父さんより先にキレてたかもしれない。
 キレておこってても、かっこよくない年齢だから気をつけようと思った。
 
 
コメント
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