セブンイレブンで週刊文春を買って、駐車場で大津の事件と橋下総理の記事を読む。
予想通り、いやあな気分になった。
ただ、大津の事件については、遠い場所でおこった、よその人がかかわったことと突き放すわけにはいかないので、何かを言うのがむずかしい。
自分だったら何かできただろうかと考えてしまった先生方は多いのではないか。
その感覚のない方は、現場教師ではなく評論家であり、尾木先生や水谷先生はやはり評論家なのかなと思った。野田総理でさえ、教育行政の最終的なトップだということもできるのだから、「いじめは卑劣」というメッセージの前に、まずお詫びではないかと思ってしまう。
橋本さんの件は(あ、最初総理って書いてしまった、まいっか)、この女性の方に対する違和感が強く、こんなことを普通言わないよね。ましてホステスとして働いていた(いる?)方が、顧客との最高級の秘密情報をこんなふうに外に出すことに、法律的問題はないのだろうか。接客に携わる人の道義からはありえないし、どの職業に置き換えても同じだろう。読んだかぎりこの女性が義憤公憤で話しているとは思えなかった。だとしたら民主党、自民党どちらかの力がより強く働いた記事なのだろう。どうでもいいけど。「政治家として大きな失点ですね」とかうれしそうに語るであろう評論家風の方々の顔をイメージしたらはきそうになってしまった。なんてセンシティブなおれ。
登校して、午前は講習。午後はわたなべ先生に合奏をお願いして、会議やら保護者会の準備をする。
帳簿の監査に向けて、学年で学籍簿のチェックをしたが、じゃあこういう手順でいきましょうかと一声かけると、すっと動き始める。つい「代わり映えのしないメンバーでやってるよね」とつぶやくと、「誰がどういう人かわかってていいじゃないですか」と言われる。たしかに。ここ数年は公立学校ではありえないほど同じメンバーでローテーションしている。今も、あるクラスだけが落ち着いてなくて、担任がストレスのかたまりになっている状態にみんな気付いてて、でも自分の持ち分やキャラは自覚しているから、それに応じてやるべきことができればすぐに動くよという気持ちで見守っている状態だ。職人さんの集まりのように思えてきた。ありがたい集団だと思う。
夜は、バンドレッスン。残された時間のなかで何をどうつめていけばいいかを教えていただいたので、あとはやるだけだ。