夏期講習は第2クールに入り、現代文も読み始めた。
1年生が模試タイプの問題を解くのは初めての経験になる。
センターの評論と同じくらいの長さの文章は、トレーニングされてない高校1年生にはかなり長く感じられるはずだ。
自分でも、ぼおっと読んでたら、終わりの方を読む頃には最初に何が書いてあったかを忘れている。
ただし、長いとはいえ、いろんなことが書いてあるわけではなく、筆者の言いたいことが形をかえてくりかえされているだけだということを実感してもらうのが、当面の目標になる。
けっきょく、「どう繰り返してあるか」を読み取ることにつきる。
曲も同じだろう。
筆者の言いたいことが、作曲家の表現したいことが、どういうかたちで繰り返し表現されているか。
それをつかみ、それがわかっているかのように演奏すること。
こう読み取ったんですが、どうですか? と解答を書くこと、演奏すること。
吹奏楽の先生に国語の先生がけっこう多いのには、こういう構造の相似も関係してるかもしれないとふと思った。