昨夜、今ひとつ調子のでなかった男子体操や、残念というよりかわいそうだった福見選手を見ながら、「サッカーで運つかっちゃったんじゃないの?」と感じた日本人はけっこういたのではないだろうか(「日本人は」なんて単位でものを考えられる機会はめったにないなあ)。
今朝、パソコンをたちあげてすぐ「三宅選手が銀メダル」という記事をみてうれしかった。
なんといっても、日本人にとって重量挙げといえば「三宅」だ。高校生にはわからないだろうけど。
娘さんが重量挙げを始め、類い希な才能をもっていらっしゃることは伝わっていた。
しかし、重量挙げだ。オリンピックでしかその競技を目にすることはないけど、なんかすごそうな人しか出てないイメージがある。お父さんそっくりの顔だちだけど、かわらしい三宅宏実さんが世界のトップとわたりあうのはなかなか険しい道のりではないかと(日本人は)漠然と思っていたはずだ。
しかし自己新記録を、つまり日本新を五輪本番で出すという精神力の強さに頭が下がる。
「親孝行というより、こちらが感謝ですよ」というお父さんの言葉が泣けてしょうがない。
ほんとにねえ。高校入試や大学入試でさえ、たぶん本人よりどきどきしてるもの、親は。
「結果がすべてではない」というけれど、結果ほどそれまでに苦労に報いてくれるものはなかなかないとあらためて思う。結果かぁ。ちょっとほしいなあ。ちょっとじゃだめなんだよ!
せっかくだから重量挙げで今後期待される選手は、「三宅」という名を襲名したらどうだろう。
それだけで、目に見えない大きな力がはたらくのではないだろうか。それにしても暑い日が続く。高校野球でなんとベスト4に残っている母校に、ひょっとしたらと思っていたが、さすがに福商にはコールド負けだった。