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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

すがすがしい

2016年04月04日 | 日々のあれこれ

 

 4月4日。グランドピアノをおいてもらったうえに、小講堂の床も新しくしてもらった。その工事の関係でまだ練習はできない。午前中は教室で個人練習。一年生のオリエンテーションが終わった後、大講堂で合奏。
 日本一音の響かない大講堂のステージは、ちゃんと吹けてない箇所を明らかにして詰めていくための合奏をするには実にいい空間だ。定演はいきおいでのりきってしまったマーチを細かく合奏した。なのでちゃんとやれたのは8小節だったけど、これを積み上げていかねば。
 ほんというと自由曲など、何でもいい。何でもは言いすぎだが、課題曲がちゃんとできないことには話にならない。というか聞いてもらえない。自由曲で点数をもらおうと考えるのは、センターで点数をとれない子が、東大は二次の配点が高いからそこで逆転狙えおう言ってるようなものだ。
 とにかく課題曲。つまり根本的な技量を上げることが最優先で、それ自体がどこまでいけるかが問われている。
 夕方からは新人歓迎会と称する学校全体の宴会。会場の氷川会館まわりは桜がまさに見頃だった。
 のんびり花見でもできればいいのかもしれないと思うものの、そんなヒマないと思えるくらいにやることがあるのは幸せなことだ。花見は何年か後にとっておけばいい。むしろ突っ走ろう。足折らない程度に。
 宴会後すぐに楽器屋さんにクラリネットを預けに行き、いったん学校にもどってみると、他にももどって予習をしている人がいた。
 「新任の先生って、純粋に希望をもってるよね、すがすがしいね」と若い先生たちが先輩面で語り合っているので、「それに比べ君たちはよごれてしまっているんだよ!」ときちっとつっこんでおいた。おれくらいになると、一周まわってすがすがしくなるのさ。その後エレキギターのレッスンを受けて、まあまあ充実の一日だった。

コメント
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