学年だより「生産性」
試験おつかれさまでした!
今日は5分ぐらいのんびりした後、これからやるべきことを書き出し、それらに少しでも手を付けておこう。
本校を志望する受験生(中3)と相談会で話していると、2タイプの悩みを聞くことがある。
a「学校の成績はそれなりにもらえているが、北辰の偏差値があがらない」
b「北辰はとれるが、通知表があがらない」
もし、皆さんがこのように訴える中学生に相談にのってあげるとしたら、a、bどちらに対してもほぼ的確なアドバイスをしてあげられるのではないだろうか。
aの子にはどう言いますか?
「定期試験のあとすぐに復習し、やりっぱなしにならないように積み上げていこう。覚えられないのは繰り返しが足りないだけだ、もしくは練習量が足りない」と言ってあげるはずだ。
bならどうか。
「定期考査をあまく考えずにきめ細かく取り組んだ方がいい。何より日頃の授業態度をきちんとし、提出物を手抜きしないように」ではないだろうか。
もうひとつ、c「がんばっているけど、結果がついてこない」もあった。
この子にも「自分ではやっているつもりでも、客観的にはまだ足りないということだよ」と言ってあげられるのではないか。
今日は遊ぼう、のんびりしようという気分かもしれないし、友だちに誘われるかもしれない。
しかし、自分の心の声に耳をすませるなら、今やるべきことはそうじゃないと内心わかっていることに気づくだろう。
~ 生産性を意識すると、人生の希少資源である時間やお金を、自分が本当に手に入れたいモノだけのために使えるようになります。みんなが当たり前のように持っているものでも、世間的にスゴイ、スバラシイと言われるものでも、自分にとってそこまで大事でなければ、貴重な時間やお金を投入するのを止められるようになるのです。
なぜなら、「みんなと同じ」をやっていては、自分がやりたいことをやるための時間もお金も足りなくなるからです。私の場合そうでなくともやりたいことが多いのに、希少資源の無駄遣いはできません。
みんながやっていることを、自分だけ止めるのは躊躇しますよね。でも「生産性が低すぎて人生の時間が無駄になる!」とわかれば、止める決断も簡単になります。 (ちきりん『自分の時間を取り戻そう』ダイヤモンド社) ~
そろそろ、日々の時間の使い方の「質」を高めていく時期にきている。