「あなたがたのうちで罪のないものが、最初に彼女に石を投げなさい」(ヨハネによる福音書8章)
年間1位のアドバンテージがないじゃないか! と先日文句を書いたが、結果として1位となった鹿島アントラーズに対してヤな感じを抱いていたというわけではない。
ていうか、鹿島さんすごくね?
昨日の講習中に、「すごかったね、先生最後らへん泣きそうになってたんだけど」とふってみたのに、なぜみんなしらっとしてるのかな。すなおに自分も感動しましたって言えばいいのに。かっこつけちゃって(笑)。
二枚目のイエローカードを出そうとしてやめたレフェリーへの非難の言葉がネット上にとびかっていた。たしかに試合中は、ふざけんなと思った。
でもすぐ、まあ仕方ないかなとも。極東の一素人でさえ、まさか本当にアントラーズが勝つなんてことが起こってはいけないのではないかと思ったくらいだから。
もし本当にそんな事態になったとき、審判としての自分の責任が生じるようなことは、普通は避けたい。あの流れで、レアルさんを躊躇なく10人にしてしまえる審判さんがいたなら、逆にえらいのではないか。
大人ななら、それくらいは考えるだろう。
この娑婆で、まがりなりにも社会生活を送っている大人なら、いい悪いは別にして、気持ちはわかるよねというレベルの行為だった。言ってしまえば、吹奏楽コンクールの審査にだって、同じようなことはおこるのだから。
自分が高校生だったなら、「あんな大人になりたくない」と叫んでしまったかもしれないが、今はね。
歳をとっても、こどもの感覚のまま生きていける人がいる、それはそれでうらやましい。
そういう人は、自分では気づかないし、周りも言わないのだけど、大人がフォローしてあげているものだ。