水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

幸せな日々

2020年04月13日 | 学年だよりなど
3学年だより「幸せな日々」


 勉強しないといけないのはわかっているが、もう一つ先が見えてこない、正直時間をもてあましている……、という思いの人もいるかもしれない。
 「ドラゴン桜2」の主人公、天野くんと早瀬さんは、腹をくくって東大受験を決意し、勉強を続けてはいるものの、「毎日息がつまるように勉強していると、やはりストレスがたまる、たまにはリフレッシュしたい」と水野先生に訴える。
 先生は尋ねる。
「じゃあ、思いっきり遊んでみる?」
「思いっきりってほどじゃない……」「それなりには」と答える二人に、それで本当に楽しめるのか? と問いかける。
「受験勉強を中断してリフレッシュのために友達と遊ぶ。はたして、それで心から楽しむことができるのかしら。
 なんとなく後ろめたい気持ちにならない? 
 自分が遊んでる間に、他の受験生が勉強してると思うと不安にならない?
結局、受験生って受験が終わらない限り、何をしても面白くない。試験が終わるまでは、楽しい気持ちになれないものなの」
「それは理解できるけど、なんとなく悲しい」という二人に、「私は幸せなことだと思う」と水野先生は言う。「志望校合格という目的をもっているから」だと。


 ~「目的をもって生きる、それが人として一番幸せなこと。高3の夏、目的を持って毎日努力する。
   これは人生でもっとも幸せな時間を過ごすことなのよ
   夢や目的が見つからない、若い時にこれほど辛く苦しいことはない。
   毎日に目的がない日々ほど、不幸せなことはないの。
   それを考えれば、受験という目的は、実はとても、恵まれている、
   勉強ができるって、幸運なことなのよ」 (三田紀房「ドラゴン桜2」週刊モーニング№18)~


 今の状況の中で、経済的に厳しい状況に置かれているご家庭もあるだろう。
 でも、「あんたは心配しないで勉強してなさい」と言ってもらえているのではないか。
 みなさんにできるのは、笑顔で勉強し続けることだ。あとは大人がなんとかする。
 家で勉強することが、何より自分のためであり、同時に他人のためにもなるから。
コメント
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