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T206 ⑥ F Smith Chicago A ヴィンテージカード

これまで述べてきた「ホナス・ワグナー」の史上最高のカードであるが、これまでの履歴等について、いくつかのエピソードがある。まず1つは、ずっと噂されていることなのであるが、このカードは後世になって、保存状態をよく見せるために手が加えられたのではないかという疑惑である。あまりにも角がしっかり直角で、周りの4辺にも「こすれ」などが見あたらないので、後から4辺を切り取ってきれいに見せたのではないかという疑惑である。確かにそのカードを見ると、何故こんなにきれいなのかと思うほどきれいなのである。「奇跡」という言葉を使ってきたが、こんな奇跡があるだろうか、という疑念である。私が持っている9枚のうちで、最も4辺の保存状態がいいのは、③で紹介したフィラデルフィアのオルドリング選手のものであるが、これをよくみると、汚くなったところを切り取ったのではないかと思える部分がある。保存状態が良いと価格が数倍にもなるため、そうした偽装が行われる可能性はある。但し、この方法で偽装しても、カードの大きさを正確に測ってみれば、偽装かどうかはすぐに判ってしまう。汚い部分を切り取ると、通常のカードの大きさよりも小さくなってしまうからである。疑惑のワグナーのカードについても、他のカードと比べて少し小さくなっているというレポートが公表されており、今でも疑惑として残っているようである。また、このワグナーのカードについては、その履歴にも面白いエピソードがある。それは、このカードが1億円で取引される前の持ち主が、あのNHLのスーパースター、ウェイン・グレツキーだったという事実である。ウェイン・グレツキーがこのカードに興味を持って購入し、また売却したと思われる。この取引でいくらグレツキーがいくら儲けたのか、あるいは損をしたのかは定かではない。
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イアン・ホワイト  サイン AVP プレデター・スカー

映画AVPにプレデターのスカー役で出演したイアン・ホワイトのサイン。彼は、イギリスの元プロ・バスケット選手で、身長が7.1フィートとのこと。実際にものすごく大きな人が着ぐるみに入っているということになる。サインは、元気の良い手慣れたサインでバランスもよい。
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獣の奏者(上・下) 上橋菜穂子

昨年の暮れに読んだ「精霊の守り人」の作者、上橋菜穂子の最近作の本書。700ページを超える大作だが、朝から夕方まで一気に読んでしまった。こんなに面白い充実した読書は本当に久しぶりだった。王獣と竪琴で意思疎通のできる少女の出現で、微妙な力関係を保ってきた世界が大きく変わっていくという、異世界ファンタジーだが、ストーリーの面白さ、登場人物の内面の葛藤が、実にスリリングかつきめ細かくえがかれており、多くの書評で大絶賛されているのもうなずける。面白さと感動という点で、これまでにこのブログで紹介してきた本の中で文句なしのNO.1小説だ。(「獣の奏者(上・下)」上橋菜穂子、講談社)
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