T206には、514選手のカードがあると書いたが、カードの種類は514よりも多い。それは、何人かの選手のカードは、当初校正ミス等でスペルを間違ってそのままおまけとして配布してしまい、途中で修正したものが製作されたからとのことである。T206のコレクターの基本は、できるだけ種類を多く集めることであるが、シリアスなコレクターは、そうしたスペル・ミスのあるカードと、ミスを修正した後のカードを両方集めてこそ、完全なコレクションであるとの信念をもっているらしい。そのため、こうしたミスの修正前と修正後のカードは、枚数がそれぞれ少ないため、取引価格が跳ね上がるケースが多いようである。アメリカのT206に関するサイトなどをみても、こうした「バリエーション」に関する情報が非常多く飛び交っている。現在では、さすがにそうした修正前・修正後のバリエーションが新しく発見されることはないようだが、とにかく当時の記録が残っていないので、今でも全く新しいバリエーションが発見される可能性はゼロではないようだ。
映画AVPの考古学者トーマス役、サム・スロートンのサイン。彼の祖父はドクター・フーの俳優パトリック・スロートン、父親はロイヤル・シェークスピア協会の幹部とのことで、俳優一家の出らしい。