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デューク・スナイダー ユニフォーム MLB

戦後まもなくの頃にドジャースで活躍した往年の大リーグ名選手、デューク・スナイダーのユニフォームをあしらったコレクティブル。本塁打王1回、打点王1回、通算安打数は2000本強、本塁打は400本と、飛び抜けた記録はないが、記憶に残る選手だったようだ。
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フィル・ニークロ ユニフォーム MLB

何故か日本で知っている人の多い、往年の大リーグ投手、フィル・ニークロのコレクティブル。彼のサインを持っていないので、これが初登場である。300勝、3000奪三振を達成、野球殿堂入り、背番号永久欠番の稀代のナックルボーラーである。息の長い選手だったようで、40歳を超えてからの勝利数の大リーグ記録といった少し変わった記録の保持者である。
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雪沼とその周辺 堀江敏幸

雪沼という架空の町の住人たちの静かな生活の起伏をえがいた川端賞・谷崎賞ダブル受賞の連作短編集。それぞれの短編の主人公は、いずれも同じ地区に住む人々で、ちょっとした関係があったりなかったりというゆるい関係が想定されている。また、それぞれの物語は、それほど大きな起伏ではないが、主人公にとっては小さな事件とはいえない起伏がえがかれている。主人公の過去を知って初めてその起伏の大きさと深みが判るような起伏だ。全てが緩やかで静かで、その感動も緩やかで静かなものだが、非常に大切な感動のような気がする。題名の「雪沼とその周辺」という「その周辺」という表現そのものが曖昧だが、その曖昧さも全てが計算しくされたものなのだろう。アクロバティックな技巧的ミステリーや、想像力を掻き立てるような自由奔放なファンタジーにはない読書の別の醍醐味がある。5冊に1冊くらいは、このようにほっとする静かな作品もいいなぁと思える作品だった。(「雪沼とその周辺」堀江敏幸、新潮文庫)
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