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T206 ⑧ Frill NY A ヴィンテージカード

T206の図柄は、大きく選手の絵が描かれており、その下に描かれた選手が特定できるように文字が書かれている。その文字の書き方が面白いので紹介しておく。まずその選手のラストネームが表示される。但し、同じラストネームの選手がいる場合は、ファーストネームをイニシャルで表記することにより名前を特定できるようになっている。次に、その選手が所属するチームが本拠地を置く都市の名前が表示される。但し、1つの都市に2つの大リーグのチームがある場合には、チームを特定できるように、アメリカンリーグの場合は「AMER」、ナショナルリーグの場合は「NTL」と表示される。こうした表記法は、非常に合理的であると同時に、アメリカにおいて100年前から野球チームがその都市と深く結びついてきたことを物語っていて面白い。また、そうした厳密な表記法があると、どうしても間違いも生じ易い。それらを見つけて間違いのあるカードということで集める人もいるらしく、T206のコレクションをバラエティあるものにしているようで、それも面白い。
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闇の守り人 上橋菜穂子

「精霊の守り人」の続編。この「守り人」シリーズは、既に全10巻で完結しているとのこと。昨年の暮れに、このシリーズと「しゃばけ」シリーズの両方を読み始めてしまったため、他のすぐにも読みたい本を読む時間がとれずに歯がゆい感じだ。本書も、前作や「獣の奏者」同様、わくわくするストーリー、歯切れの良い文章、納得のいく結末の3拍子そろった異世界ファンタジーだ。だんだん、この異世界の雰囲気にも慣れてきたので、ますます読み進めるのが楽しみだ。(「闇の守り人」上橋菜穂子、新潮文庫)
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