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ハーバート・フーバー サイン アメリカ大統領

第31代大統領ハーバート・フーバーのサインである。ここで紹介するアメリカ大統領のサインの4人目。彼は在任中の1929年に起きた「世界大恐慌」に適切な政策を打ち出せなかった大統領として、退任後の人気や評価が低く、このサインも他の大統領のサインに比べて比較的容易に手に入れることができた。しかし、大恐慌の際に彼が言い放ったとされる「全く問題はない」「そのうち景気は良くなる」という発言も、当時としてはやむを得なかった面があるし、何もせずに放置していたわけでもない。ラスベガスにいくと、近場の観光スポットとして有名なのが「フーバー・ダム」。これは彼が在任中に景気対策を兼ねて行った公共事業である。それに一般的な評価は低いが、彼と一緒に仕事をした同年代の政治家の彼に対する評価は極めて高いらしい。彼の行った貧困撲滅政策なども革新的なものであったと言われている。在任中に大恐慌が起こらなければ歴史的にも高い評価を受けていただろうと思うと、やや不運な政治家といえるかもしれない。ただ、彼は大統領を退任してから最も長生きをした大統領という記録を持っているそうで、一概には不運とも言えない気もする。

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